飯坂温泉 旅館入舟(宿泊)

2022年9月1日現在、飯坂温泉旅館入舟は素泊まりのみ受付となっています。今後の宿泊プランの最新状況は直接お問い合わせください。

 
料理が美味しい、お湯がいい、という評判を聞いて宿泊してみました。当日は生憎の天候不良のなかせっかくここまで来たのだからと、飯坂温泉の共同浴場数ヶ所をはしご湯してチェックイン。

飯坂温泉の中でも下町風情が残る住宅地に位置する三階建て建物が旅館入舟です。駐車場は道路反対側のスペースにあり、到着すると傘を持った女将さんがかけよって出迎えてくれました。まずは宿帳記入して受付します。次に浴場の説明を受けます当日は男女別ですがそれぞれ貸し切り利用が可能なシステムのようです。

客室は玄関前の階段を上がった右手にある二階の「海州」というネーミングの部屋でした。本来は本館と繋がっている別棟がメインの客室でそちらの方が部屋も新しいと女将さん談。今回は前日に急遽予約したため既に満館で、女将さんはそれについてかなり恐縮されていましたが、「海州」も八畳和室、和式トイレ、洗面台、広縁つきの角部屋で設備備品が揃っていて不自由はないです。その他の設備・備品としてはエアコン・テレビ・冷蔵庫・ガスファンヒーター・湯沸かしケトル・お茶・お茶受けの温泉饅頭・Wi-Fi・コンセント・金庫と揃っていました。洗面台にはハンドソープ、ペーパータオルも置かれ、部屋には花が生けられていたのにも女将さんの心遣いが感じられました。

浴室は内湯が大小ふたつあり、基本的には大きい方が男湯、小さい方が女湯となっているようで、宿泊客の状況によっては貸切利用も可能なようです。男湯は変形四角形、ゆったり3人サイズ、昭和レトロな古めかしい丸や楕円タイルにいい雰囲気が漂います。また、湯船中央に突き出た湯口がいい味を出しています。間欠泉のように勢いが良かったり弱まったりして天井に向けて湯を噴出しています。湯温は湯口52.5℃、浴槽42.3℃と適温です。入浴客がしばらく居ないと湯表面のみが熱めになっているので掻き混ぜると丁度良い湯浴みができました。無色透明、はっきりとした芒硝臭のする細工無しの掛け流し。洗い場にはシャワー2台あって問題なし。

食事は夕食・朝食ともに部屋食でした。食事は料理に精通した息子さんが調理するものでどれもとても美味しいです。主に接客を担当していた娘さんによると息子さんは中華街で修行を積み先代のお父さんとは違う味付けの料理を作るものかと思っていたら「不思議と最近どんどん父の味に似てきている」とのことでした。

女将さんを中心に娘さんと息子さんで切り盛りする家族経営ならではの温もりある接客スタイルが好印象でした。食事も美味しく温泉は掛け流し、これで一泊二食付きで税込7300円とは満足度レベルMaxでしょう。また来ます。
(三昧・2022年3月宿泊)


仙気の湯共同浴場近くに建つ「入舟旅館」に宿泊しました。こちらはお湯と料理が評判で以前からぜひ一度泊まってみたいと思っていたお宿です。初めて宿泊してみた感想は評判通りのお湯の良さと美味しい料理、そしてなにより切り盛りされるご家族みなさんのあたたかな「おもてなし」に、心からホッとできる心地いいお宿でした。部屋の様子や食事などは三昧レポとかぶるので、今回は温泉浴室(女湯)の感想のみを記したいと思います。

「入舟」の浴室は一階に内湯が二つあり、大きい浴室が男性用、小さい浴室が女性用となっていました。女湯は入浴時に貸し切り札をかけ貸切利用できるほか、入り口にスリッパがあれば誰かが入浴中の合図だから遠慮する、というのが暗黙のルールみたいです。

女性浴室には1人サイズ(つめてふたり)のこぢんまりとしたタイル浴槽がひとつあり、無色透明の熱い源泉をホースにて大盤振る舞い投入の掛け流しです。浴槽サイズにして多めの投入量があり、爽やかな温泉臭香る鮮度の良い熱めの湯が肌にジンワリと染み入るような心地よさがたまりません。「入舟」では立ち寄り入浴を受けていないので入る人数が限られるほか、飯坂温泉の熱湯を楽しみたい温泉好きの宿泊客が多いのか訪問時は過度の加水をする人もなく、いつ入っても状態のいい湯を楽しめたのが最高でした。
(まぐぞー・2022年3月宿泊)

▼飯坂温泉 旅館入舟 外観

▼別の角度から

▼受付まわり

▼宿泊した部屋

▼別の角度から

▼部屋の洗面台と冷蔵庫

▼浴衣やタオルなど

▼お茶請けの温泉饅頭

▼夕食

▼天ぷら

▼うどん?そば?おいしかった

▼デザート

▼朝食

▼コーヒー

▼男性浴室 脱衣所

▼入浴指南

▼男性浴室

▼浴槽

▼湯口(動画をどうぞ)

▼女性浴室 脱衣所

▼女性浴室

▼浴槽

飯坂温泉 旅館入舟 データ

福島県福島市飯坂町湯野愛宕前2
Googleマップでみる
024-542-3284
宿泊しました:一泊二食7300円利用
立ち寄りのみ不可
訪問:2022年3月(泊)

飯坂温泉 旅館入舟 温泉分析

若竹分湯槽 60.2℃ pH=8.7 溶存物質計=0.7894g Na=198.6mg K=4.8 Mg=0.2 Ca=30.1 F=4.7 Cl=93.8 OH=0.1 SO4=321.1 HCO3=55.0 CO3=3.0 H2SiO3=74.8 HBO2=3.2 (H23.11.21) ※温泉利用状況=確認できず