トルコの温泉|カラハユット|エーゲ・テルマル・ホテル(Ege Termal Hotel)(宿泊)

カラハユットには食堂や土産物店、商店やらが並ぶ400-500mほどのメイン通りがある。訪問時、ここは地元のお年寄り客を中心に湯治客で結構な賑わいを見せていた。一歩路地を入るとペンションとかアパートとかの看板をだしている宿泊施設がたくさんある。それらの多くは貸間タイプというか自炊宿泊施設の類であった。そして独自に浴室を持っている宿も多いようで、浴室と思われる個所も確認できた。まるで別府の鉄輪のようなところだ。一方、外国人観光客相手のリゾートホテルもあったが今回はお世話になっていないので詳しくは分かりません。

今回、宿泊したのは「Ege Termal Hotel」という宿です。自炊宿泊施設の類だがチェックインの際に食事のことも聞かれたので、もしかすると朝食などを付けることもできたかもしれない。なかなか立派な施設でプールもある。

基本的にキッチン付きワンルームでセミダブルベッドとシングルベッドが一台ずつというのは、トルコの多くの宿泊施設で見られる。ベッドはやや硬めで寝具は全て清潔だ。エアコンにテレビ(NHKワールド視聴可)、大きめの中型冷蔵庫あり。プールを見ながらくつろげるベランダあり。洗濯物が干せるロープと洗濯ハサミの備え付けあり。Wi-Fiは時間を問わず快適(週末はやや重い時もあり)。

部屋にはキッチンのシンクはあるが調理道具やら食器類の備え付けはありません。ガス台はあるがガスボンベがない。もしかしてレンタルはあるのかも知れないが今回は火を使う調理をしなかったので詳細は不明。食材は少し歩けば小さなスーパーマーケットがあり、タイミングが合えば宿の前の通りに市がたちます。

各部屋はキレイに管理されたプールに面していて、宿泊客なら自由に利用できます。プールで遊びたい人は一階に部屋を指定すると便利でしょう。我家は結局、プールに関してはチェックアウトまで一度も利用しませんでした。

客室にはそれぞれ温泉を引いた浴室がありました。この宿に宿泊を決めたのはこの温泉浴室があったからです。浴槽は二人サイズの石造りのもの。温泉だけだと熱すぎるのですぐに入浴したいのであれば加水は必要でしょう。源泉のみにこだわるマニアさんなら、少しづづ湯をためて自然に冷ますのもいいかもしれません。湯を溜める際には湯面上まで頭を出す筒状の栓をして湯を張ります。もし満杯になったら筒状栓の上部分から排湯される構造になっていますので、浴槽縁から浴室内の床に溢れ出すという事はありません。温泉蛇口にて味見してみると重曹味に弱苦味があります。土類成分を含んだ重曹泉のような印象を受けました。カラハユットの温泉は赤い湯と呼ばれているそうです。

施設内には部屋風呂の他に専用の温泉共同浴場もありました。共同浴場は別の記事で詳しく感想を載せますが、7-15時は女性専用、15-20時は男性専用、20-22時は混浴での利用になります。ただしトルコの共同浴場なのでどの時間帯の利用も水着着用が必要です。共同浴場の風呂は広くていいのですが、やはり日本人としては裸入浴できる部屋風呂がいいです。

滞在中は毎日部屋風呂で朝湯を楽しみ、夕方から夜間にかけては施設の共同浴場に通うといった感じで赤い湯を楽しんでいました。これで一泊一部屋125TLですから満足しない訳はありません。一つ気になるのは現地の方と同料金かどうかということですね。もしかしたらトルコの人ならもっと安いのかもしれない。
(三昧・2019年10月宿泊)

▼カラハユット温泉街のロータリーにある大きな温泉オブジェ

▼エーゲ・テルマル・ホテル外観

▼フロント棟(受付はこちら)

▼フロントまわり

▼プールを囲むように宿泊棟があります

▼こちらの棟(2階の真ん中)に宿泊しました

▼部屋に入るとまずはキッチンがあります

▼その先にベッドルーム

▼冷蔵庫やテレビなど揃っています

▼ベランダからの眺め

▼天井にキブラがありました

▼バスルーム

▼この浴槽で温泉を楽しめます

▼長い管で栓をして源泉投入

▼満湯になりました

▼掛け流しをたっぷりできます

▼浸かった様子

▼こちらは共同浴場

▼日によってお宿横の道路に市がたちます

▼とれたてブドウ

▼ハチミツ

▼いろいろ買っちゃいました

▼エーゲ・テルマル・ホテルすぐ近くにある昔の浴場跡

エーゲ・テルマル・ホテル共同浴場の感想はこちら

エーゲ・テルマル・ホテル(Ege Termal Hotel) データ

エーゲ海地方デニズリ県
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宿泊しました:食事なし一泊一部屋125TL
Wi-Fiは時間を問わず快適(週末はやや重い時あり)
訪問:2019年10月16日・17日・18日・19日(泊)