トルコの温泉|カッパドキア近郊|バイラムハチ温泉(Termal bayramhacı kaplıca)

トルコの中でも一大観光地であり、奇岩の景観が目をひくカッパドキア。そこから日帰りで行ける温泉があるというのでスクーター(125cc)をレンタルして出かけてみました。スクーターのレンタル料金は4H、6H、8Hとあり、時間が増えるごとに料金が上がります。単純に温泉への往復と温泉での滞在を2時間として、レンタルする時間は4Hコースでじゅうぶんでした。

ギョレメでバイクを借りた後はGoogle Mapを眺めながら温泉へと向かいます。時間にして約40分ほどで目的の温泉に到着しました。分岐点などの要所要所でマップを確認しつつ走行すれば到着することができるでしょう(多分)。温泉施設ゲートの手前右手にはバス停がありました。「朝と夕方の一日二本のみバス運行がある」と施設の方が言っていましたが、旅行客が利用する時間帯にはどうかなと思って詳細は聞かず終い。

受付に行くと施設のお兄さんがやってきたので「家族風呂はありますか?」と聞いてみると「ある」との答え。一室1時間の時間制限ありで40TLだそうだ。入浴したい旨を伝え家族湯に案内してもらった。

家族湯は5室あってそのうちの一つを利用。中に入るとまずは脱衣所があり、扉向こうには浴室がある造りとなっている。おまけに温泉熱だかなんかで、空間がとても暖かい。外気温は10℃未満、そんな状況下にいた身としてはこの温まりは具合はとてもありがたい。浴室内は右手にケセ(垢すりなど)の台と思われるスペースがあって、左手に縦長の浴槽がある。手前の壁際には温泉利用のシャワーの備え付けもあった。

浴槽は1人でゆったり、つめて2人サイズのタイル造り。湯舟端の上部分湯口から約40℃ちょっとの湯が浴槽へ約15L/minほど落とされている。湯口周りにはカルシウム成分の付着が見られる。とろみのある無色透明の湯は石膏臭味、すべキシ感のあるもので、浴槽内では約39℃ほどのぬるめ湯ながら湯舟内に設けられた排湯口よりのオーバーフローが確認できる。ぬるめなので一時間の制限のうち約50分ほど浸かりっぱなしで湯を楽しんだ。おかげでポカポカの持続が凄すぎて困るほどに温まった。

今回利用した家族風呂以外にもトルコでは一般的な温泉プールも別料金であり、ご主人の案内で見学のみさせていただいた。売店や食堂もあったがシーズンオフだったせいか全てクローズしている状況でありました。詳しくは確認しなかったが、湯治で宿泊できる客室もありそうだ。実際、客室から家族湯へ向かう人の姿もあった。
(三昧・2019年11月)

 

カッパドキア(ギョレメ)から温泉まで

▼ギョレメからスタート

▼広大な農地を走ります

▼イノシシがいるのかな?

▼ここを右折

▼のどかな、そして雄大な景色がつづきます

▼右手に湖

▼釣りを楽しむ人がたくさんいました

▼小さな集落が見えてきます

▼集落をどんどん上ります

▼ここを右へ(左にも温泉宿があります※後で行きます)

 

Termal Bayramhaci Kaplica

▼門の前にバス停もあります

▼朝夕の一日2本バスがあると言ってました

▼広い敷地です

▼受付はコチラ

▼料金と時間

▼家族湯外観

▼5室あります

▼脱衣スペース

▼浴室(右はケセ台と思われます)

▼浴槽

▼湯口

▼浸かった様子

▼シャワーも温泉利用(シャワーを出すと浴槽の投入量が減る)

▼こちらは見学だけした大浴場

▼温泉プールもありました

▼売店や食堂もあります(訪問時はシーズンオフでお休み)

 

バイラムハチ温泉(Termal bayramhacı kaplıca) データ

カイセリ県コカシナン
Googleマップでみる
カッパドキアのギョレメからスクーターで40分くらい
温泉プールひとり20トルコリラ
家族湯1室40トルコリラ(1時間)
訪問:2019年11月