立ち寄りでは2度ほど訪れている「湯の家旅館」です。湯元温泉にて雪まつりや花火打ち上げなどのイベントに惹かれて宿泊してみました。15時前には早々に到着してチェックイン。上品な大女将が宿泊客を出迎え、丁寧に元気にお迎えいただく。女将も気さくで感じがいい。
湯元温泉のお宿は修学旅行や林間学校の生徒受け入れをしている。湯の家も例外ではなく、当館を利用した生徒からお宿へ感謝の便りが廊下通路に掲げられていた。部屋に案内されて驚く。二人利用だが12畳もある。おそらくは修学旅行対応なのかと思うバストイレ付きの畳敷きの和室だ。ガラス窓からは目の前に湯の湖を望むことが出来る。
大浴場に関しては浴槽がどうこうとか、湯がどうこうなどは今回はコメントはしませんが、到着夕方は青白っぽく、夜間は緑色っぽく、深夜は白濁、そして朝は緑灰白濁りとなり、刻々と変化する湯色が楽しめました。加えてフルーティーなタマゴ臭がなんともたまらないのです。なにより「湯の家」の魅力は源泉投入量の多さに尽きます。自分が知る限りでは、湯元温泉でこれだけの源泉投入をしている宿はココだけかと。
大浴場の他に宿泊者専用の家族湯もあります。泊り客は空いていれば自由に利用可能です。石板張りのゆったり3人サイズの浴槽で、湯元温泉の白濁湯がなみなみと満たされています。家族で利用も良し、一人で独占利用するも良し、好みのスタイルで利用できます。なにしろお湯がいいので「湯の家」には、また泊まってみたいですね。
(三昧・2013年1月宿泊)
湯元温泉街に入ると真っ先に目に入る旅館のひとつです。湯の湖畔にある中規模観光旅館で、以前立ち寄り訪問した際お湯の印象が良く、今回は宿泊で利用させていただきました。外観・館内ともにやや年季が入っていますが、どこか昭和な懐かしい雰囲気があり、変に綺麗に飾った宿より、こういう気取りの無い方が自分にとっては落ち着く感じがします。
通された部屋は修学旅行対応と思われる十二畳。テレビ、浴衣、お茶セットの一通りが揃い、洗面台は二つ、トイレ、シャワールームもあります。窓の外は道路を挟んで湯の湖が見え、夜には打ち上げ花火を見学する事ができました。厳冬期の訪問でしたが暖房の効きが良く、清掃も行き届き、気持ちよく利用できました。
食事は朝夕ともに1階の食堂でいただきます。八汐鱒や湯葉など地のものを利用した料理が並び、頃合をみて熱々の自家製豆腐を出していただいたりと、楽しく美味しくいただく事ができました。安い料金プランにもかかわらず、調理の方が一生懸命に工夫して作ってくださったなぁと感謝です。
肝心のお風呂は、男女別内湯+宿泊者用の貸切風呂があります。先ずは男女別内湯ですが、20人サイズの大きな浴槽がひとつあり、熱めの白濁湯がなみなみと掛け流し利用されています。浴槽内湯口からは熱い源泉が、ライオンからは熱交換された「ぬるい湯」が流し込まれ、そして少しばかりの差水も。ツルツルとした肌触りの湯は、一口含むとエグ苦タマゴ味。溢れ出し良好のタマゴ硫黄臭プンプン湯に包まれ、幸せなひとときを過ごす事ができました。
お次は貸切風呂へ。浴室には4人サイズ浴槽がひとつあり、ライオン湯口+浴槽内湯口+常時チョロチョロ差水で、タマゴ臭ムンムンのミルクのように真っ白な湯を掛け流しています。あまり利用者がいないのか浴槽内はかなり熱めで、男女別浴室と比べても鮮度が良いです。硫黄効果なのか浴後は肌がスベスベします。
今回初めて宿泊した湯の家旅館ですが、対応してくださった女将さんも感じの良い人で、真冬の日光湯元で濃厚な白濁湯を存分に楽しむ事ができました。
(まぐぞー・2013年1月宿泊)
▼外観
▼受付まわり/館内
▼日光の名所を描いた照明/東照宮ですね
▼宿泊した部屋/洗面台
▼部屋に置かれている日光のおいしい水/お茶請け
▼部屋からの眺め/花火も見えました
▼朝夕共に食堂で/夕食
▼ヤシオ鱒刺身と湯葉
▼熱々の自家製豆腐
▼朝食
▼パンとコーヒーはセルフで
▼脱衣所
▼掲示
▼浴室
▼浴槽
▼この下に湯口があります/ライオン湯口もあります
▼湯花もたっぷり溢れ出しています
▼浴室/浴槽
▼湯口
▼上の画像ではわかりにくいですが女性浴室はピンクです
▼浴槽/湯口
▼近くで行われていた氷彫刻コンテスト
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9時~18時
宿泊しました:一泊二食9800円+入湯税
訪問:2000年10月・2005年11月・2013年1月(泊)