吾妻峡温泉 天狗の湯

いつからかは、わかりませんが2017年時点で浴場エリアの撮影禁止になっているようです。このページの画像は2010年7月に撮影したものです。

公共の日帰り温泉施設として開業した「天狗の湯」。前身であった仮設共同浴場「天狗の湯」は今はもう無き施設となっている。新しい天狗の湯の裏庭には東屋風の足湯もあり誰でも無料で自由利用できる。館内は入浴施設の他、湯上り後の休憩所はあるが食事処はなぜか無い。

御影石を多用した造りの浴室。同じく御影石造りの10人ちょいの広さがある長方形内湯浴槽。湯口からは加温された源泉を18L/min程度の投入あり。更に浴槽壁の上部に湯溜めがあり、そこから壁伝わりで浴槽へ湯の落とし込みがあります。湯は薄黄金色透明、カルキ臭を放ちます。以前の仮設浴場で楽しめたお湯とは明らかに別物になっています。

露天風呂もありましたが、まだまだお湯が溜まりきっておらず。係員による過加熱気味の源泉だったのか不明ですが、加水ジャンジャン状態を目にしたとあっては見学のみで撤収した。
(三昧・2010年7月)


八ツ場ダム関連の入浴施設として長年仮設営業していた天狗の湯が、2010年4月28日に観光客でも気軽に立寄れる日帰り温泉施設として新規オープンしました。以前の湯小屋とは離れた場所に造られ、まったくの別モノといった雰囲気です。

私達が訪問したのはオープンから3ヶ月経った頃。まだ真新しい建物は、青空の下でピッカピカに輝いています。さぞや観光客や地元民が殺到しているだろうと開館時間に合わせて訪問するも、他にお客さんは誰もいません。

脱衣所を抜けると先ずは内湯です。使い勝手の良いシャワーの並んだ浴室には、大きくとられた窓に沿って10人サイズの長方形浴槽がひとつ。浴槽の片端に造られた壁をつたってサラサラと加熱された源泉が落とされています。また、これとは別に加熱湯源泉が投入される湯口もひとつ。

続いて露天風呂ですが、3~4人サイズの四角い石造り浴槽がひとつあり、内湯よりも熱めの湯が満たされていました。訪問時は夏場の晴天で、露天風呂まわりの石板が熱々になっていてビックリ。

肝心の湯は硬い浴感で、ほんのり茶色を帯びた透明、浴槽内で適温になるよう加熱されています。施設柄か塩素臭が少々。引き湯距離の為か、残念ながら以前の硫黄臭は感じられません。

お湯、施設共に、仮設時代とは随分と変わってしまいましたが、訪問時は地元のお年寄りがポツリポツリと訪れる程度で、客層や流れる空気はあまり変わってないなー・・と思いました。
(まぐぞー・2010年7月)

▼できたてホヤホヤの新・天狗の湯です

▼玄関

▼館内はどこもかしこもピッカピカ

▼広々休憩室

▼お茶もセルフでいただけました

▼浴室入口(真新しい暖簾が清々しい)

▼男性脱衣所

▼男性内湯

▼内湯湯口

▼男性露天風呂

▼まったりスペース

▼空には虹色の飛行機雲

▼女性内湯

▼女性露天風呂

▼屋外には立派な足湯もできていました

▼ジャーン!ここも新築ピカピカ

吾妻峡温泉 天狗の湯 簡易データ

群馬県吾妻郡東吾妻町大字三島6441
0279-67-2683
10時~21時(受付20時30分)
第2火曜日休み
400円→420円
訪問:2010年7月

吾妻峡温泉 天狗の湯 温泉分析概要

吾妻峡温泉 天狗の湯 カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 42.1℃ pH=7.7 成分総計=2.33g Na=305.0mg K=6.2 Mg=1.2 Ca=429.0 Fe2=0.1 Mn=0.1 Sr=1.8 F=0.8 Cl=475.0 SO4=995.0 HCO3=30.5 Br=1.8 HS=1.3 H2SiO3=38.2 HBO2=31.5 CO2=8.8 H2S=0.3 As=0.1 (H22.2.26)※加温あり、塩素系薬剤使用あり