みちのく温泉旅館

日本海側の湯巡り途中に立ち寄りしてみました。パンフによると温泉中の遊離二酸化炭素含有量が日本一という事である。広い庭園に巨大な水車が稼動しており、妙に目を惹きます。この水車小屋で一日一組限定で宿泊も可能との事らしい。立ち寄り入湯だけでも積極的に迎え入れている。

お風呂は男女別で内湯&内湯から扉一つのところにある露天風呂、さらに10m先にもうひとつ露天風呂があります。お宿の敷地内にはJR五能線のレールが敷かれており、露天風呂の湯浴み中に電車が通過する事もあるようです。湯はどのお風呂も基本的には薄黄土色濁り、強い塩味の湯で43℃ほど。五能線が見える露天風呂はホースで加水されており39℃と温めであった。浴後はホテホテ感が強く、汗の引きが長引くほどの暖まり具合であった。しかし、肝心なCO2=4004の数値は全くと言っていいほどに感知できずでした。源泉温度は60℃もあるので、湧出したと同時にCO2は気化状態なのかな??
(三昧・2005年8月)


舮作にある日本海に面した温泉宿。まるで観覧車のように大きな水車が目印です。お宿はごく平均的な観光旅館といった佇まいで、正面玄関のすぐ横に立寄り入浴専用の出入り口もあります。館内は少し垢抜けない雰囲気も。

男女別浴室には各々内湯と露天風呂があり、そこから少し先に、もうひとつ男女別の露天風呂があります。脱衣所を抜けると、まずは内湯です。10人程入られる浴槽には、手で触るのもキツイ程の熱い湯が注がれ、浴槽内で熱め、見事な鉄さび色の湯となっています。備品はシャンプー、ボディソープ。続く露天風呂は3人サイズ。こちらも鉄サビ色で、ぬるめとなっていました。この露天風呂からサンダル履きで数歩行くと、もうひとつの露天風呂へ移動します。こちらは、すぐ目の前を五能線が走るという変わりダネ。3人サイズの浴槽に熱い湯とぬるい湯が同時投入、浴槽内で鉄サビ色のやや熱めとなっていました。露天風呂の底は析出物?でゴツゴツと痛い。「五能線来るかなぁー?」と、しばらく湯に浸かりながら待つも、結局来なかったので諦めて退散(脱衣所だったか、どこかに列車通過時刻の貼紙があったのを、後に発見)。いずれの湯もキシキシとした浴感で、口に含むと大変塩っぱい。かなりの「あたたまり湯」で、浴後は汗がなかなか引きません。

浴後は広い敷地内を少しばかり散歩しました。名物の水車の他に、カモがいたり、馬がいたりと、なかなか楽しいお宿でした。
(まぐぞー・2005年8月)

▼お馬さんがいました

▼カモもいます

▼みちのく温泉旅館名物の巨大な水車

▼外観

▼浴場入り口

▼男性内湯

▼内湯続きの男性露天風呂

▼五能線沿い露天風呂

▼五能線沿い露天風呂浴槽

みちのく温泉旅館 簡易データ

青森県西津軽郡深浦町大字舮作字鍋石76-2
0173-75-2011
10時~20時30分(まで受付)
450円
※その後、立ち寄り不可となりました。
訪問:2005年8月

みちのく温泉旅館 温泉分析概要

舮作温泉(みちのく温泉) 含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物強塩泉 60.0℃ pH=6.6 119L/min(動力) 溶存物質計=21530mg Na=6100mg(74.38mv%) K=320.0 NH4=2.6 Mg=595.0 Ca=670.0 Al=0.5 Mn=0.1 Fe2=18.8 F=0.3 Cl=11010(86.53) SO4=1043 HCO3=1617 H2SiO3=114.5 HBO2=33.3 CO2=4004