昭和のスキー合宿イメージを強く受けるお宿「ルベール蔵王」。今の時期は閑散期なのかなぁ?フロント不在につき、備え付けの鈴を鳴らすように案内があってそうしてみる。しばらくして従業員の方がいらしてその後立ち寄り受付を済ます。
浴室は廊下を進み、別棟の通り抜けトンネルを通過した先にありました。浴場施設としては男女別の内湯をそれぞれに一つずつ備える造り。浴室内には照明がなく、ガラス窓の外から浴室内へ照明を照らす不思議な構造でした。浴槽は6-7人サイズの木造り。お湯は無色透明、鮮度的にはこなれ感がありその影響でマイルドで浸かりやすい。源泉は湯道を通ると同時に冷却され浴槽まで移動する。投入湯量少な目ですが、源泉が熱めなのであまり入れられず。浴槽縁の木部分がもろくなっており、かなり使い込まれ感も増している状態です。湯温は実測で湯口51.6℃、浴槽にて43.4℃。
(三昧・2017年11月)
蔵王温泉街のやや高台に位置する大型ホテルです。パッと見では風情うんぬんはなく、よくスキー場でみられるツアーや学校合宿などで使われそうな機能重視の宿といった印象です。設備からも本領発揮はスノーシーズンといったとこでしょうか。
こちらのお宿は受付から浴室まで離れていて、宿泊棟から雪除けと思われるトンネルを抜け浴舎に着くという構造です。館内には大小二つの内湯があり男女入れ替え制となっているようです。訪問時は小さいほうが女性浴室でした。
やや年季の入ったように見える浴室に、使い込まれた感のある4人サイズの木造り浴槽がひとつ。湯口から出た源泉は浴槽縁の木枠を通り温度を冷ましつつ流れ込む仕組みです。浴槽を満たす湯はビリリと来る熱さで、今回蔵王で湯めぐりした中ではここが一番浴槽温度が高かった気がします。ただ大浴室の方はそうでもなかったようなので、もしかすると小浴室はしばらく湯浴み客がいなかったのかな?熱さと酸味で肌がピリッとする湯はとても澄んだ無色透明で、湯面からは明礬臭がムンムン香ります。当然ながらかけ流しで、熱くてあまり長湯はできませんでしたが、気持ちのいい湯浴みを楽しむことができました。
(まぐぞー・2017年11月)
▼外観/フロント
▼浴室へのトンネル/浴室入口
▼男性脱衣所/男性浴室
▼湯口
▼女性浴室/浴槽
0236949351
13時~16時
500円
訪問:2017年11月