山形県の温泉

滑川温泉 福島屋 2020年9月宿泊

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2020年9月訪問時「滑川温泉 福島屋」の全浴室は撮影禁止(スマホなどの持ち込み禁止)となっていました。おそらく2017年か2018年頃から?ご主人(?)に撮影の可否を伺ったら「予約した貸切時の檜風呂だけならいいかな」と貸切時の檜風呂のみ撮影許可いただきました。

滑川温泉福島屋は以前に立ち寄りで訪れましたが、機会があって週末宿泊してみました。R13から県道へ進んで、案内標識に従い滑川温泉を目指します。道中は道路整備されており、いくつかすれ違いできない箇所もありますが特に問題なく到着できます。チェックインは14時から可能で15時頃に到着すると駐車場はほぼ満車に近い状況でした。ですが、駐車できないことはなさそうです。

新型コロナ対策でまずは入館時の手指のアルコール消毒、そして体温測定、次に宿帳を記入を済ませます。夕食と翌朝の朝食時間を聞かれるので、その場で決めて部屋まで案内していただけます。

しばし部屋で一休みした後は内湯へ行ってみました。男性が常時利用できる内湯浴室は混浴のみです。新型コロナ対策で一度に入浴できる人数に制限があり、当日は5人までに設定されていました。出入り口と脱衣所は男女別々にあり、浴室内で混浴となります。浴室は天井が高く、通気がよい設計となっています。脱衣所から入ると左手に掛け湯槽があり、シャワーは無いのでこれで洗髪や身体洗いを済ますことになるでしょう。

御影石造りの横に長い浴槽は10人ほどのサイズです。浴槽中央向こう側に湯口があって、約60-70L/minほどの湯が投入されていました。薄っすらと白濁り、ニュルすべとした浴感があります、更には焦げタマゴ臭をしっかりと感じることができます。弱エグ味に重曹甘味を加えた味がします。湯温は体感ながら約43.0℃前後でしょうか。独特の浴感と湯の香りにより湯浴みが一段と満足できるものとなるでしょう。述べるまでもなく掛け流しのです。

実は今回の宿泊に際し、電話にて宿泊当日の貸切露天風呂の予約もしておきました。当日の17時半から21時半までは50分単位で有料になりますが貸切入浴ができます。また、夜間の21時半から翌朝の9時までは無料開放されます。貸切利用できるのは宿泊客のみで、しかも貸切料金も500円とお安いのです。せっかくなので夕食前に予約してみました。

まずは帳場へ行って予約した旨を告げます。すると露天風呂の扉に掛けて利用するための「貸切中」という札を宿の方から預かります。それを脱衣所の入口ドアに掛けておきます。そして内鍵を掛けて入浴するという流れです。

脱衣してすぐ隣にある浴槽へ。露天風呂は川沿いにあるのと山を眺めながらの入浴になり、紅葉時期は見事な状況になるのを想像させます。浴槽は奥に長い変形型の桧造りのものです。ざっと見た感じでは5人サイズでしょう。因みに17時半までは自由に利用できる混浴時間帯の設定です。この時は新型コロナ対策で同時利用は3人までと制限がありました。お湯については、まぐぞーの感想と被るので省略します。

久しぶりの温泉というのもあってかチェックアウトまで5-6度ほど浴室へ通ってしまいました。宿泊した部屋は8畳和室でトイレ付き、コロナ対策で布団は各自で敷きます。食事は部屋食でいただくことができ感染対策もされていました。入浴以外は部屋でくつろぐことができてのんびりと滞在することができました。再訪したい宿の一つです。
(三昧・2020年9月宿泊)


 

滑川温泉福島屋は、米沢の深い山の中に佇む渓流沿いの一軒宿です。誰もがイメージする「秘湯」そのままの鄙び風情が大人気で、首都圏からも比較的アクセスしやすく、夏休みともなると大勢の人が訪れる人気宿でもあります。今回なんと14年ぶりの再訪、宿泊は約18年ぶりです。その間に貸し切り露天風呂ができたり、トイレ付きの新しい部屋ができたり、どんどん進化を遂げていたようです。

滑川温泉福島屋へ至る鬱蒼と樹木が茂る細い山道は以前のままですが、ところどころ大きく伐採され何か建設中な個所もあり、十年一昔の時の流れを感じます。到着した滑川温泉福島屋は、受付周りや湯治棟などは木造の秘湯雰囲気がいまもしっかりと残され、これからも継がれていくんだろうなぁと感じました。

今回はせっかくなので新しくできたトイレ付の客室に宿泊してみました。造られてどのくらいなのかはわかりませんが、とても綺麗な和室です。窓の外からは滑川温泉を囲む豊かな自然と、下をのぞき込むと駐車スペースが見える位置です。部屋には清潔ピカピカのウオシュレットがあり、なんと洗面台には液体せっけんまで置かれています。布団はセルフで自分で敷きますがフカフカの気持ちいい寝具でした。

食事は朝夕共にお膳で部屋まで運ばれてきます。食事は米沢らしい食材を料理したものも多く、特にビーフシチューがおいしかったです。このビーフシチュー、18年前はまだ無かったような?料理の量も丁度良く、朝夕共に満足でした。

「滑川温泉 福島屋」の温泉は「檜風呂(露天風呂)」「女性内湯」「混浴内湯」「岩風呂(混浴露天風呂)」があります。今回楽しみだったのが以前はまだ無かった檜風呂です。檜風呂は貸し切りにもできる露天風呂になっていて、チェックイン~17時30分までが誰でも利用可能な混浴、17時30分~21時30分は一組50分500円の貸し切り、それ以降~翌朝9時まで利用者がいなければ自由に貸し切りOKになっています。せっかくなので有料貸し切り時間に1回、そして無料貸し切り時間に1回利用させていただきました。

檜風呂は岩風呂へ行く途中の渓流沿いにありました。そういえば以前はここに温泉を垂れ流した洗濯場がありました。おそらく洗濯場を壊して檜風呂にしたんだと思います。湯小屋の扉を開けると脱衣所があり、その先に露天風呂があります。場所はまさに渓流の真横、渓流沿いの崖っぷちに大きな三角形の木の箱を置いたような印象を受けました。

4人(つめて5人)サイズの三角形浴槽には、湯口よりほぼ無色透明の熱め源泉を流し込み、浴槽内で薄白濁の適温湯を掛け流し。湯面から香ばしい焦げタマゴ臭香り、女湯と比べつるつるとした肌触りが強く、こなれ感のある優しい印象を受けました。源泉をひとくち含むと芒硝味に加えほんのり重曹味も。渓流の音だけが響く緑深い樹木に包まれながら、焦げタマゴ臭の香る湯を独泉できる贅沢さ。この湯に浸かってボーっと周囲の景色を眺めているだけでストレスやらなんやら日々の憂さが消えていくようでした。

「滑川温泉 福島屋」でもうひとつ楽しみにしていたのが女性浴室です。こぢんまりとした浴室と風情ある石板張り扇形浴槽に湯が溢れる様子が好きで、再び入浴できるのを楽しみにしていました。14年ぶりの浴室は以前のまま、相変わらずいい雰囲気を醸し出しています。4人サイズの扇形浴槽には、ほんのり白味を帯びたほぼ無色透明湯が掛け流され、湯中には細かな白湯花や黒い湯花が舞っています。優しい焦げタマゴ臭の香る湯で、いつまでも浸かっていたい癒しの湯です。14年前の再訪時は湯の投入量が少なく、入浴客も多かったのか湯の鮮度に若干欠けてましたが、今回は浴槽サイズにしてじゅうぶんな投入量があり、加えて感染症対策のため一度に入る人数を制限しているからか、湯の状態はとても良いものでした。

十数年ぶりの滑川温泉福島屋ですが、古き良き風情はそのままに、利用者の使い勝手を考慮した改装はしっかりとされ、その良さを再認識できた訪問でした。
(まぐぞー・2020年9月宿泊)

▼外観

▼玄関

▼玄関前で立ち寄り入浴の確認ができます

▼フロントまわり

▼売店

▼玄関横に貴重品ロッカーもあります

▼郵便ポスト

▼館内

▼共用洗面台と奥に喫煙所

▼館内掲示

▼今回宿泊した棟の廊下

▼宿泊した部屋

▼部屋のトイレ

▼部屋の洗面台

▼夕食

▼朝食

▼浴室は全て撮影禁止です(貸切時の檜風呂だけ撮影許可いただきました)

▼貸切時はこの札を入口にかけます

▼貸切した檜風呂

▼湯口

▼浴槽から

▼逆方向

▼浸かった様子

▼今回も峠駅に寄りました

▼「ム」は、どこに行っちゃったのかな?

▼もちろん峠の茶屋も

▼峠の力餅をお土産しました

滑川温泉 福島屋 2002年宿泊・2006年立ち寄り

滑川温泉 福島屋 データ

山形県米沢市大沢15番地
Googleマップでみる
0238-34-2250
宿泊しました:和室八畳(トイレ付)一泊二食付きひとり13052円利用
9時~16時(受付15時30分)
基本的には冬季(11月~4月)休業
600円
訪問:2020年9月(泊)

滑川温泉 福島屋 温泉分析

上の湯源泉・下の湯源泉 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉(硫化水素型)44.8℃ pH=7.0 溶存物質計=1139mg Li=0.4mg Na=231.1(73.36mv%) K=9.7 Mg=3.5 Ca=61.1(22.26) Mn=0.4 Cl=38.4 HS=2.3 SO4=281.1(42.58) HCO3=411.5(49.05) H2SiO3=89.2 HBO2=10.1 CO2=41.8 H2S=2.6(R2.6.22) ※温泉利用状況=全ての項目において該当なし

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