トルコの温泉|ハブザ|ロックマンへキム温泉浴場(Lokman Hekim Kaplıca Tesisi)

宿泊したホテルの目の前にある公衆浴場です。トルコ人で賑わう光景は日本の公衆浴場とまったく一緒です。一階部分が公衆浴場、階上にレストランと看板が出ていましたが訪問時点でのレストラン営業はしていませんでした。車の駐車場もありますが、規模が小さいので入浴ピークの夕方は皆さん路上駐車をしていました。

まずは入口で受付で、支払いすると入場ゲートのトークンが渡されるのでこれをゲート下の投入口に入れて通過します。ゲート通過後、左手に鍵付きの貴重品入れがあるので財布など入れて施錠して、ゴム紐付きの鍵を手首に掛けておく流れです。正面方向には下駄箱があり、備え付けのサンダルと履いてきた靴を履き替えます。

脱衣所に入ると係りの方がやってきて身振り手振りのなんとか意味が感じ取れる説明があります。何度となくトルコのハマムを利用すると、こちらとしても大体の流れがわかってきます。脱衣所で小上がりにベッド兼椅子に乗っかっり、腰に備え付けのタオルを巻いて下着を脱いで備え付けの腰巻を装着してタオルをとる、という流れをこなします。着てきた服やズボンなどは壁掛けフックに掛けておきます。これで準備完了、いざ浴室へ向かいます。

ハマムの浴室内は殆どのところで熱気がモワっとしています。この空間内に暫くの間いるだけで身体が温まりそうな勢いがあります。正面突き当りにはケセ(トルコのアカスリ)やマッサージなどをするスペースがあり、浴室左手には洗い場ゾーン、右手には下段側に20人超サイズの水深130cm温泉プールと上段側には8人サイズのタイル風呂があります。

上段浴槽は約44℃と熱めなので日本人好みです。常時かけ流しと思われ、夕方以降の湯色は緑がかったように見える透明、鮮度も良しでした。下段浴槽は約42℃ほどはあります。こちらは利用客が多いのでやや湯なまりが生じていました。本来はほんのり緑がかって見える透明の単純温泉ですが入浴客の多い日は夕方以降になるとちょっとした白濁状態です。

鮮度のいい一番湯を狙って朝風呂にも出かけてみました。温泉プールの方はまだ湯を張り出したばかりの状態で、中央の底の部分から噴水のように温泉を投入しています。この時はまだ足湯程度にしか湯が溜まっていませんでしたが、浸かってみると上段と同じくらいの結構な熱め温度です。この勢いである程度まで湯を溜めたら、その後は湯の状態を見て投入量を減らしたり増やしたりしながら適温に調整しつつ営業と推測。

入浴を終えて浴室から出て来ると、係りの方が全身をタオルで巻いてくれます。毎度ながら、これが気に入って写真を撮ってもらったり、自撮りして満足しています。空間の軽サウナ状態の影響もあって、湯上り後はホテホテが凄く脱衣所での寝っ転がり休憩は必須です。この湯上りスペースは地域の社交場にもなっており、なぜか何度も「トルメク人か?」と聞かれました。

特別にお湯が凄いとかでは無いですが、トルコでも日本と同じように温泉浴場が日常生活のひとつとなっている点、ローカル雰囲気が味わえる点が気に入りハヴザ滞在中は何度も通ってしまいました。

※トルコ保健省の温泉サイトによると、近くのAncereホテルでは温泉水中のミネラル濃度=530mg/L F=2.54mg 湧出温度51.5℃とのデータがあります。日本の泉質に当てはめると単純温泉と思われます。
(三昧・2019年11月・12月)

▼ロックマン・ヘキム浴場 外観

▼この棟には男性浴場と家族湯があるようです
(別の建物に女性浴場らしき場所がありましたがそちらは未確認)

▼男性浴場の入口はこちら

▼入場ゲート

▼館内

▼脱衣所兼浴後の休憩スペース

▼衣類はフックにかけます

▼男性浴室 洗い場

▼カランも温泉利用

▼男性浴室(上段・下段の浴槽があります)

▼下段温泉プール槽

▼ほんのり緑がかってます

▼下段湯口

▼湯温が高くなると投入量が絞られます

▼朝の湯張りの様子(浴槽底から熱い源泉を大量投入)

▼上段の熱湯浴槽(中高年層に人気)

▼上段湯口

▼上段浴槽から

▼浴後はトルコお馴染みのタオル巻きをしてもらえます

▼汗がひくまでゆったり休みます

(ハブザ)ロックマンへキム温泉浴場(Lokman Hekim Kaplıca Tesisi) データ

サムスン県ハブザ
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7時~23時
13トルコリラ
訪問:2019年11月・12月