トルコの温泉

トルコの温泉|ソルグン|ロックマン・へキム温泉(Lokman Hekim Kaplicalari)(宿泊)

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お隣にある温泉リゾートホテルに滞在中、温泉公衆浴場である「Lokman Physician Springs」に日帰り入浴しました。その際に部屋風呂とキッチンの付いた宿泊コテージがあることがわかり、どれどれと見せてもらう。

公衆浴場左手を進んでいくと戸建てのコテージのような建物(二軒長屋タイプ)が5棟ほどあり、その一つの玄関を開けて案内してくれました。するとダイニングと寝室、そして温泉が出る広めのバスタブに簡易キッチンと調理道具と食器までもあります。思わず日本語で「これはいい」と言ってしまいました。敷地内には孔雀や犬が飼育され、湯治宿のような雰囲気も気に入り、なんだかんだと4泊お世話になりました。コテージに関してはまぐぞーレポに詳しく書かれているので、自分は浴場の感想を主に記します。

部屋風呂は広めのバスタブで1-2人サイズ、蛇口を捻ると温泉が出て来る仕組みだ。Maxで12-3L/minほどの吐出量はある。約30分弱で満足できる湯量が溜まる。時間帯にもよるが朝の時間帯は湯温がぬるく蛇口先端で約39℃程度、浴槽では37-38℃になってしまう。日中になると段々と温度上昇してきて満足できる湯温となる。蛇口先端で約45℃、浴槽で約43℃ほどか。

朝の湯がぬるい原因は貯湯タンクが夜間から朝方までで冷えてしまう影響かと思う。そのぬるい湯が抜けきってお湯が入れ替わると本来の温度へと戻るといった具合いと推測しますがどうでしょうか。実際にある程度湯を出していると、徐々に熱い湯へと湯温が上昇してくる。今回は初冬だったので、夏はまた違った状態になるのかもしれない。

温泉は少し黄緑がかった透明湯、少しスベっとした重曹感があります。クセが無くそんなに強いお湯ではないところが気に入りました。部屋風呂では自在に掛け流しができて自由にいつでも温泉に浸かれる点がいいですね。

部屋風呂だけで十分に満足できるのですが、せっかくなので公衆浴場も利用してみました。宿泊者はチェックアウトするまで何度でも無料で利用することができます。滞在中は毎日1回は利用しました。

公衆浴場はルールの違いは多少あっても日本の温泉施設とほぼ変わらないように思えました。立ち寄り入浴なら、まずは受付で料金を支払います。男女別に分かれた入口を進むと目の前に番台のような箇所があります。そこで履いてきた靴を預けて館内スリッパと着替え室の鍵を受け取ります。水着が無い人は腰巻を無料で借りることができます。着替え室で服を脱いで素っ裸になり、ここで腰巻を装着します。決して公共の場で下半身を露出しないように(前も後ろも)。無事に腰巻を装着したところで浴室へ向かいます。最初に洗い場でしっかりと掛け湯して、身体と頭をしっかりと洗いましょう。後は自由に入浴を楽しむ、という流れです。

浴室には水深150cm、目測で約4×9mの浴槽がドーンと配置されています。階段で4-5段ほどの小上がりの所に位置しています。日本の青森県や長野県でも見られる掃除機の吸引口仕様の湯口が3つあり、寒い時期にはちょうどいい少し熱めの湯が落とし込まれています。湯口では入浴する時間帯によって温泉のみ投入だったり、温度調整用の差し水をしている時もありました。浴槽縁に切込みがあってそこからオーバーフローが常にあっての掛け流しです。

やはり夕方近くになるとどうしても無色透明湯に草臥れ感が出てくるので、可能であれば午前中の早い時間帯に湯浴みできたら良いと思います。浴室には、日本と同じ高温サウナにミストサウナも併設されていました。

湯上り後は、なんせ発汗が凄いのがトルコのハマムなので水分補給と寝転がっての休憩を忘れずにしましょう。因みに公衆浴場は朝8時から22時頃まで利用できます。機会があれば「Lokman Physician Springs」に泊まって、部屋風呂と公衆浴場の両方でたっぷりと温泉を楽しんで貰いたいと思います。
(三昧・2019年11月宿泊)


 

薬草と長寿の象徴「ロックマン・ヘキム」の名前を付けた公衆浴場併設の温泉宿です。2019年11月時点でGoogleマップではなぜか「観光名所」となっていますが、温泉宿です。

先に泊ったソルグンの豪華ホテルから空き地を挟んだすぐ隣に位置する、ローカル色の強いアットホームな温泉宿です。結論から言うとここが大変気に入り、最初は2泊の予定でしたが、4泊に延長して利用させていただきました。宿泊もできる公衆浴場といった感じで、日本でいうと青森県の「あすなろ温泉」や「山田温泉」のような場所を想像していただくといいかな。充実した設備や豪華な雰囲気を求める人には向かないですが、私の知っている温泉マニアさん達ならたぶん気に入ると思います。

正面から行くとまずは公衆浴場棟があり、その左側に独立した一軒家が数棟並んでいます。いわゆるコテージタイプという感じでしょうか。一軒は二つに仕切られていて、二組泊まれる造りになっています。

玄関を入るとすぐに小さなキッチン、そしてリラックスできるソファーの置かれたリビングになっています。リビングにはテレビ、小型冷蔵庫、椅子とテーブル、洗濯干しが置かれ、暮らすには丁度いい設備が揃っています。

次の扉を開くと寝室で、シングルベッドが2台並べて置かれていました。寝室には大き目のタンスや棚もあり収納もバッチリです。窓の外は低い柵の向こうは地域の生活道路のようになっていて、たまーにミニバスや車、ロバを連れたご近所さんが通る程度で、とても静かな環境になっていました。ベッドはとても寝心地良く、寝具も新品ではありませんが真っ白清潔に管理され、とても気持ちよく利用できました。枕もフカフカで嫌な臭いなどは一切ありません。あまりの心地よさに久々に爆睡してしまいました。

寝室やリビングには温泉を利用した暖房があり、これがかなり強力で、外が氷点下でも室内では半袖で過ごせるほどです。洗濯物もすぐ乾く優れものの暖房器具です。

寝室から扉を開けると広さのあるバスルームです。バスルームには大き目の扇型ポリバスがあり、冬でも快適なやや熱め~適温の温泉を好きな時に掛け流して楽しむことができました。このバスルームのよいところは、シャワースペースとバスタブが完全に分離していることと、浴槽が広いので足を伸ばしてのびのび浸かることができることです。この温泉環境の良さが気に入り、二泊の予定を四泊に延長しました。ちなみに今回訪問した11月中旬では外の配管が冷えるのか、蛇口からは最初人肌程度のぬる湯しか出て来ません。30分くらい出しっぱなし以降は熱々の源泉が出て来ます。

水回りの備品はバスタオルのみですが、公衆浴場の売店にシャンプーや石けんなど必要なものが売られています。シャワーは固定式ですが温泉利用でホットシャワーの温度はバッチリ、湯量も多く満足度の高いシャワーです。水回りも清潔に保たれストレスなく利用できました。

キッチンはこぢんまりとしていますが、電熱ヒーター、リビングの冷蔵庫、鍋、フライパン、食器各種など必要なものはほとんど揃っています。ただこちらも他のトルコの自炊宿同様に何故か包丁とまな板がないんですね。この辺がトルコの謎ですが。私達は調理用に簡単なナイフと携帯用の薄いまな板を買って持ち歩きました。食材は少し歩いた場所にある地元スーパーで調達できます。→買い出しをしたスーパーをGoogleマップでみる

敷地内には先述の通り公衆浴場もあり、宿泊客は無料で何度でも利用できます。男女別の浴室は水着着用になりますが、客室風呂と違い優雅で広々とした空間で掛け流し湯が楽しめるので、ついつい欲張って入っちゃいます。

女性浴場は公衆浴場正面の受付横になりますが、女性用の入口は建物の左側に位置しています。中に入るとまずは浴室内で履くサンダルの置かれた下足箱、その先に鍵付き個室の脱衣所があり、水着に着替えます。訪問時は朝の公衆浴場オープン前のフライング入浴をさせてもらっていたので他のお客さんの様子がわからなかったんですが、たぶんここも頭は水泳帽着用になるのかな?トルコの女性浴室は頭を水泳帽などで隠すところが多いので私はかぶって入りました。

水着に着替えたら階段下の浴場へ向かいます。まずは美しいタイルばりが目を惹く十数人サイズの広々浴槽があり、その奥に洗い場ゾーンがあります。この洗い場ゾーンも美しいタイル画と婦人が壁に描かれ、優雅な造りとなっています。中央には温泉熱で温められたテーブルのような個所があり、もし希望であればここで垢すりやマッサージを行ってもらいます。先にこの洗い場スペースで体を洗ってから入浴するのがトルコの温泉マナーです。

十数人サイズの浴槽は、湯口より熱め源泉を投入しつつ、ごくごくわずかな(あるかないか、わからない程度の)加水もされていました。無色透明の湯は浴槽内でやや熱め~適温となり、浴槽縁の階段をさざ波のように溢れ出ています。湯面からはほんのりと温泉成分からのクスリ臭が香り、ストレスなく浸かれる湯は毎日の風呂に最適と感じました。ここまでいくつかのトルコの温泉を巡って来ましたが、その多くは冬にはちょっと厳しいと思われる「ぬる湯」だったり、たくさん加水をしなければ短時間で入れない熱湯だったりする中で、この何も手を加えず入れる湯温は貴重です。

敷地内にはイスラム教徒用の男女別お祈り室、観光名所にもなっている古い聖人の墓、クジャクやニワトリの飼育小屋、かわいい子犬も二匹いて、まったく飽きることがありませんでした。施設そのものはやや年季が入っていて若干の鄙び感もあり、施設に対する評価は分かれそうですが、青森県の公衆浴場併設宿や別府の貸間が好きな人なら、きっと気に入ると思います。

またここの皆さんが、オーナーさんはいかなる時も表情を変えない強面、お喋り好きな奥さん、元気でいつもにこやかなお兄ちゃんと、かなりキャラクターの強い人々だったのも楽しい思い出になりました。
(まぐぞー・2019年11月宿泊)

▼外観

▼明るく陽気な女将さん

男性浴室

▼個室の脱衣所

▼中はこんな具合です

▼洗い場

▼トルコ式カランです

▼広々とした男性浴槽

▼スチームサウナ部屋

▼常時上から源泉が落とし込まれます

▼男湯でお客さんのお世話をしてくれる三人衆

女性浴室

▼十数人の広々浴槽です

▼温泉がサラサラと掛け流し

▼女性浴槽 別の角度から

▼湯口

▼小浴槽もあります

▼スチームサウナ

▼ケセ(垢すり台)と洗い場

▼昔のハマム(女湯)の様子でしょうか

▼トルコ式カラン

宿泊したコテージ

▼コテージ外観

▼リビングルーム

▼別の角度から

▼ミニキッチンがついてます

▼ちょっとした調理道具や食器もあります

▼寝室

▼「寒いから入れてくれー」

▼部屋付きのバスルーム

▼ゆったりとしたバスタブです

▼温泉を楽しめます(最初はぬる湯、徐々に熱い湯になります)

▼シャワーがバスタブと別なのが良いです

▼洗面台もあります

▼コテージ玄関前の椅子とテーブル

▼お宿のワンコ、ボビとソチ

▼「おじゃましまーす」

▼「おじゃましまーす」

▼クジャクもいます

▼イスラム教の礼拝堂もあります

浴場の裏にある聖人のお墓

▼次々と観光客が来てお墓と記念撮影をしていました

 

ロックマン・へキム温泉 (Lokman Hekim Kaplicalari) データ

トルコ・ヨズガト県ソルグン
Googleマップでみる
ソルグンのバスターミナルから温泉地区へのアクセス
宿泊しました:コテージ1泊ひとり75トルコリラ
2019年11月訪問時点でWi-Fiなし
トルコのSIMをスマホからのデザリングで使用しました
公衆浴場8時~22時頃
料金確認忘れ
訪問:2019年11月20日・21日・22日・23日(泊)

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