ゆくら妻有 2008年8月
日帰り温泉施設そのものの「ゆくら妻有」。二度目の訪問ですが以前の建物は不幸にも火災にて消失してしまったようです。その後に再建して現在の施設に至っている。玄関を入るとすぐに農産物の直売所、その横に受付カウンターがあり明るくキレイな館内は万人受けするでしょう。
浴室空間が広めの造りで気持ちがいいです。10人以上が湯に浸かれる広さがあって十分な浴槽です。湯の見た目は薄っすらと黄色がかった半濁湯に思えますが、訪問時は夜間、照明の都合で湯色の詳細は不明。湯口にて加水されて浴槽へ落とし込みになっている。湯口周辺では鼻を突く揮発系の香りが目立ちます。塩味を感じますが加水により源泉本来の良さが減少しているのは確かです。湯温も適温42℃前後で誰でも浸かりやすい温度調整がされています。露天風呂もありましたが、照明真っ暗で今回はパスする。
(三昧・2008年8月)
5年ぶりに訪問の日帰り温泉施設「ゆくら妻有」です。ひと目でココだとわかる大きな建物にレストランや農産物直売所など、地元の人はもちろん観光客も楽しめる雰囲気です。2005年に建て直されたという館内はまだまだ新しく気持ちよい。
脱衣所を抜けると先ずは内湯ですが、女性側には10数人られそうなタイル浴槽がひとつ。湯口よりやや熱めの湯(加水)を流し込み、浴槽内で仄かに白濁りを帯びた透明、弱い石油+鉱物臭が漂い、あまり強くない塩味がします。弱いスベ感がありますが、源泉のわりには浴感が軽い印象。また、浴槽サイズに対する投入量が少なく、既に大勢の人が浸かってしまった後らしく、いまひとつ鮮度はよろしくありません。
続く露天風呂は、おそらく外からの視線を遮るためと思うのですが、照明がなく暗いです。内湯からこぼれる光が頼りです。四角い浴槽は7~8人サイズ。湯の印象は内湯と同様。ただし暗いので湯の色はまったく確認できません。
全体的な印象としては、そもそも鮮度を強く求めるタイプの湯ではない上に(どちらかというと個人的には香りと重い浴感を楽しみたい)、更に今回は繁忙日の遅い訪問だったので湯汚れが進んでしまったのかも。今度はもっと早い時間に訪問したいな~。
(まぐぞー・2008年8月)
ゆくら妻有(旧施設) 2003年7月
▼ゆくら妻有 外観
▼玄関
▼男性内湯
▼別の角度から
▼男性露天風呂
▼露天風呂 浴槽
ゆくら妻有 データ
新潟県十日町市芋川乙3267
→Googleマップでみる
025-763-2944
10時~21時(受付20時30分)
水曜日休み(祝日は前日)(年末年始・GW・お盆無休)
500円→600円
訪問:2003年7月・2008年8月
ゆくら妻有 温泉分析
原町温泉 ナトリウム-塩化物泉 57.4℃ pH=7.6(試験室) 309L/min 溶存物質計=7940mg Na=2447mg(79.13mv%) K=31.5 Mg=11.7 Ca=526.0(19.53) Sr=1.0 Ba=0.1 Mn=0.6 Fe2=0.2 F=0.8 Cl=4689(98.25) Br=29.7 I=13.2 HS=0.2 SO4=23.0 HCO3=84.2 H2SiO3=29.3 HBO2=52.9 CO2=14.3 (H18.3.22) ※気温の高い期間のみ加水あり・塩素系薬剤使用あり