六日町温泉 山岳荘(閉館)

六日町温泉山岳荘は2012年7月をもって閉館しました

いつも六日町には暗くなってからの訪問が多く、前回は場所がわからず行けず仕舞いでした。今回は明る日中でしたので難なく到着。その外観を見るなり「これは当たりだ」と声を出してしまう。玄関をくぐると「中華人民共和国・・・」、「東京経済大学・・・」などの施設が定宿としている?旨の古びた案内があります。一応、お宿とは思いますが近所の共同湯のような存在かも知れません。

男女別の浴室表記はどういうわけか無いのですが、浴室は二つあります。広い浴室と、こじんまりした浴室の二箇所です。先客がいなかったので広い方を男湯と勝手に思って入湯。明るく清潔感のある曇りガラス張り浴室で窓を開けると、外は田んぼなのでそれを眺めながらの湯浴みとなりました。

浴槽は7、8人サイズのタイル張り正方形のもの。湯口のカエルと沢蟹が楽しませてくれます。湯は無色透明で弱とろみ感、香ばしい臭に少々のキシキシ感があります。42℃の適温で熱すぎず温すぎずでゆったりできました。湯口では47℃でちょうどよいです。湯の良さと宿の鄙び具合といい、とても気に入りました。
(三昧・2008年8月)


田圃を背にして建つ鄙びの御宿です。青い古びた外観の浴舎が、なんとも印象的です。今回、苗場山登山の後に立寄ってみました。

お宿の人に料金を支払い浴室へ。浴室はふたつあり、片方は大浴室、もう片方が小浴室となっています。訪問時、男女の表示がなく、先客もなかったので「どっちが女湯?」と迷ったのですが、常連さんの「置き洗面用具」から察すると、どうやら大が男性用で、小が女性用らしい。入浴前に先ず大浴室を見せてもらったのですが、窓の外に青々とした田圃が広がり、とても清々しい。湯加減も適温で良い感じでした。

さて、肝心の女性浴室ですが、こちらは3人サイズのほぼ四角いタイル浴槽がひとつ。男性浴室同様、外光がよく射し込み明るいです。が、こちらは、お宿の台所や部屋に面した窓しか開かないので、眺めは男湯と比べるとあまりよくありません。

肝心の湯は無色透明、無味、ほぼ無臭。キシキシとした硬い印象の湯を掛け流しています。男湯と浴槽サイズが随分違うのですが、投入量は同程度。よって、浴槽内は45℃と、結構な熱めとなっています。そのぶん、キリリとした鮮度が楽しめました。
(まぐぞー・2008年8月)

▼男性浴室

▼湯口はカニとカエル

▼女性浴室

六日町温泉山岳荘は2012年7月をもって閉館しました

六日町温泉 山岳荘 簡易データ

新潟県南魚沼市小栗山655
立寄り時間要問合せ
400円
訪問:2008年8月

六日町温泉 山岳荘 温泉分析概要

7号井・12号井13号井混合泉 単純温泉(Na-Cl) 47.6℃ pH=7.9 溶存物質計=841.4mg Na=239.0mg(79.94mv%) K=10.8 Mg=0.7 Ca=44.1 Li=0.4 Sr=0.6 Ba=0.1 F=3.5 Cl=381.9(82.40) SO4=31.0 HCO3=76.3 CO3=6.6 H2SiO3=28.3 HBO2=18.1 CO=1.6 (H16.10.26)