かのせ温泉 赤湯

かのせ温泉 赤湯 2015年8月

久々に訪れることができました。新たに露天風呂を増設したとかで気にはなっていましたが。。。オープンは10時だが、5分前には受付してくれた。一番乗りで浴室へGo。お目当ては露天風呂、三方向のサッシ窓を開ける事による半露天風呂といった感じです。虫除けネットで囲われているのでアブ・ブヨ等にも安心仕様です。石造りの長方形浴槽はゆったり横並びで5-6人といった広さでしょうか。湯温は体感ですが44℃と熱めでした。湯に浸かると目の前の眺めは緑の木々、雨降りでちょっとヒンヤリ陽気でしたが満足の湯浴みとなりました。お湯は黄土色、ちょいキシキシとした感じ。苦いような芒硝薬味がハッキリ、激熱の湯口では金氣臭味も感じます。以前からあった内湯浴槽は特に変わりなく激熱の湯でした。「高温の源泉をかけ流しています・・・」的な掲示があったが、これはちょっと熱すぎるのではないでしょうか。脱衣所にはH27年の新たな分析が掲示されていました。また来ます。
(三昧・2015年8月)


再訪しました。なんと10年ぶりです。この間、男女各浴場に露天風呂が増築されたようです。その他、外観や内湯などは以前と特に変わった様子は無いようですが・・・なにしろ10年ぶりなで記憶が曖昧です。

増築された露天風呂は窓に囲われ、どちらかというと「窓の広い内湯」といった感じもしますが、これは積雪の多い真冬対策のためと思われます。露天風呂は7~8人サイズ浴槽がひとつあり、湯口より激熱源泉をチョロチョロ投入、浴槽内で黄土濁りとなった適温湯を掛け流しています。内湯浴槽は相変わらずの熱湯なので、湯浴み客の大半が適温設定の露天風呂に浸かっています。そのため湯は、かなり「こなれ気味」となっていました。この「赤湯」では、お湯の鮮度でいうと内湯に軍配ですが、入りやすさでは断然露天風呂です。
(まぐぞー・15年8月)

▼浴室入り口

▼男性内湯

▼男性露天風呂

▼女性内湯

▼別の角度から

▼内湯湯口

▼女性露天風呂

▼露天風呂湯口

かのせ温泉 赤湯 2005年6月

前々から気にはなっていた「かのせ温泉赤湯」へ会津の湯めぐりついでに行ってみました。 ココまでの道中、阿賀野川沿いの景観は緑たくさんのすばらしいものがあります。赤湯は山荘風の日帰り温泉施設で、券売機にて入湯券を購入します。200円にて利用出来るのは嬉しい限りです。かのせ温泉のなかで、源泉を掛け流しで利用しているのはココの施設だけと聞いているので期待してしまいます。

浴室には長方形のタイル浴槽がひとつあり、浴槽は二つに仕切られており、それぞれ温度が異なります。タイル浴槽といっても温泉成分で赤茶色の析出が大量に付着しておりレンガ調の感じ。浴槽端にある湯口からは片方の浴槽にのみ無色透明の源泉が注がれますが、ここは激熱湯で普通では入る事は出来ない温度です。流れ込みとなるもう片方の浴槽も44℃ほどでこちらも熱いです。黄土色濁り、鉄サビ色。甘味にキシむ浴感がたっぷりとあります。

湯上り後に付近を散歩していると、施設のすぐ近くに「かのせ温泉除鉄装置機械室」という看板を掲げた建物がありました。タイミングよく、設備を管理している業者さんがいたので、お話をお伺いする事ができました。かのせ温泉の源泉は、温泉配管のスケールによる目詰まりを防止するために除鉄しているという。ココがその除鉄設備がある建物というわけ。日帰り施設「赤湯」を除いては除鉄された温泉が送湯されているとの事。除鉄施設前では源泉が垂れ流し状態になっていて、付近は赤茶色に変色していてコテコテ状態でありました。
(三昧・2005年6月)


以前より、一度訪問してみたいなぁーと思いつつ、なかなかその機会がなかった「かのせ温泉」です。新潟と福島の県境に位置し、行きやすいようで行きにくい、近いようで近くない、そんな微妙な位置。かのせ温泉には他にも数軒入浴可能な施設があるようですが、除鉄なしの湯はこの「赤湯」だけとの事。

赤湯は周囲を雑木林に囲まれた静かな日帰り温泉施設です。ウッディな外観が印象的。館内も木材がふんだんに使用され爽やかイメージ。私達はオープン時間直後に訪問したのですが、女性浴室には既に3人もの先客様がいらっしゃいました。

女性浴室は窓に沿って二つの浴槽が横並びとなり、各々が5人程入られる大きさ。一方の浴槽に源泉投入口があり、もう一方へ流れ込む仕組み。流れ込みの方には加水用の蛇口もあり「温度調節は自由にどうぞ」といった様子。逆に源泉口の浴槽は加水用の蛇口はなく「源泉そのままを楽しみましょう」といった趣旨が伺えます。

鉄さびを混ぜたような濃い色の湯はいかにも効きそう(熱い湯の表面にはロウのような湯膜もビッシリ)。私はまず「加水可能浴槽」へ入ったのですが、それでも相当な「あつ湯」でビックリ。「源泉浴槽」に至っては、手を浸けるのも痛い程で、とても入浴なんて出来ません。当然誰も浸から(れ)ないので、その場で居合わせたお客さん皆で話し合い、一人がシャワーの水を上からかけ、残りの人が湯揉みをするという作戦に出ました。そんな一騒動の末、少しばかり湯温を下げ、ようやく人間の入浴可能な湯温になったというワケです。ただ、少しばかり湯温を下げたとはいえ、やはり大変な熱湯で、浸かると同時にドカッと体が熱くなり、汗ダラダラ。皆、ほんの数秒の湯浴みで早々に浴槽から飛び出してしまいました。湯は鉄さび色に白い粒状の湯花漂うもので、妙なキシキシ感有り。兎に角ハードな熱湯です。湯上がりは口もきけぬ程の脱力感。備品は石鹸、ドライヤー。

さて湯上がり後、館内のお土産コーナーにて「メダカ煮」なる衝撃的なモノを発見。受付けの人にお願いして中を見せてもらうと、本当にメダカの煮付けが!これぞまさしく珍味ですな。どんな味がするんだろ?
(まぐぞー・2005年6月)

▼外観

▼男性浴槽

▼湯口

▼析出物コッテリ

▼謎の珍味

▼メダカの佃煮です

▼除鉄装置機械室

▼源泉垂れ流し

▼温度は58℃

かのせ温泉 赤湯 データ

新潟県東蒲原郡阿賀町鹿瀬11540-1
0254-92-4186
10時~19時30分
200円→300円→500円
訪問:2005年6月・2015年8月

かのせ温泉 赤湯 温泉分析

鹿瀬温泉1号 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉 59.4℃ pH=6.4 234L/min(動力) 溶存物質計=3623mg Li=0.5mg Na=790.5(65.98mv%) K=36.4 NH4=1.6 Mg=36.2 Ca=269.5(25.82) Sr=4.9 Fe2=2.8 F=2.8 Cl=354.9(20.02) Br=1.7 I=0.4 SO4=1379(57.40) HCO3=678.5(22.24) H2SiO3=57.3 HBO2=6.6 CO2=453.1 (H27.1.13) ※温泉利用状況=塩素系薬剤による消毒あり

以前の分析

鹿瀬温泉1号 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 59.5℃ pH=6.3 228L/min(動力) 溶存物質計=3583mg Li=1.2mg Na=738.4(62.08mv%) K=35.4 NH4=0.2 Mg=33.4 Ca=311.6(30.05) Sr=4.4 Mn=0.2 Fe2=3.3 F=2.8 Cl=341.9(19.06) Br=1.3 HS=0.1 SO4=1505(61.94) HCO3=576.3(18.66) CO2=130.3 H2S=0.5 H2SiO3=25.4 HBO2=5.6 (H15.10.1)