小浜温泉 湯宿 蒸気家(宿泊)

島原半島にある小浜温泉に宿泊してみました。R251沿いにあり小浜温泉まで来ると問題なく場所は分かるでしょう。お宿玄関から裏路地に行くと、宿の施設で温泉蒸気を利用した地獄釜があって蒸気がモワモワと出ていて見るも楽しい光景です。

案内された客室は3階の8畳ほどの和室です。トイレ付きで各備品も揃っていたので便利でした。WiFi完備で客室でのネット環境も整備されていました。今回は食事なしで素泊まりでお世話になりました。というのも食事は宿に温泉蒸気を利用した地獄釜があるので、持ち込んだ食材を蒸しあげていただこういう思惑です。

浴室は一階にあって男女別内湯がそれぞれに一つずつあります。他にも別料金の家族風呂がありましたがこちらは利用しませんでした。内湯には8人サイズ、瓢箪を縦半分に切ったような形をしたタイル浴槽があります。浴室壁には雲仙普賢岳をモチーフにしたようなタイル絵が施されていました。

浴槽を満たしているのは無色透明湯、少しとろっとした感じがあり湯温は約42℃ちょいで適温に調整されていました。浴槽の一部分には2人用の寝湯槽までもありました。源泉の投入は湯舟端っこにある投入槽の部分へ。小浜の源泉は95-105℃とかなり高温な為、そのまま利用するには湯量を絞ったチョロチョロ投入しかありません。実際にチョロチョロとバルブから源泉が落とし込まれていました。この源泉、かなりの高温のため火傷には注意ですね。周辺は噴気臭とガス臭が香り、しばらく浸かっていると身体が火照ってきます。浴槽から出たり入ったりしているとのぼせてしまうほどです。

個人的に好きな温泉蒸気を利用した蒸し風呂もありました。蒸気が強い為に3分以内の利用にとどめるように注意喚起が蒸し風呂入口に掲示されていました。こちらも存分に蒸気を身体に取り入れまくって浴室を後にしました。

素泊まりで一泊のみでしたが、温泉と蒸気を充分満喫することができた次第です。
(三昧・2018年10月宿泊)


海から国道を挟んだ海岸沿いに建つ、素泊まりもしくは朝食のみを行っているお宿です。気軽な利用形態にくわえて、蒸気で食材を蒸せる、いわゆる「地獄釜」使って自炊もできるということで素泊まりで利用させていただきました。

「蒸気家」は中規模のお宿で、フロントやキッチンのあるベージュの建物の横に、ビルのような白い宿泊棟がくっつくように並んでいます。以前は二食付きのお宿だったのかな?とも思いましたが、もし自炊が面倒なら出前もでき、すぐ隣にはちゃんぽんを出す店もあるので何かと便利です。

案内されたのは三階の角部屋で縦長の八畳和室です。窓の外は国道を挟んで大きな建物がありますが、その横には海も見えました。目の前が国道なので、二重サッシにはなっているものの外の車の走行音が結構聞こえます。ただ夜は走る車は少なくなるので寝るぶんにはまったく気になりませんでした。

部屋はウオシュレットトイレ・洗面台・湯沸かしポット・テレビ・エアコン・タオルなど必要なものはだいたい揃っています。浴衣はフロント近くに各サイズが置かれていて自由に使うことができました。建物自体は年季が入った印象ですが、清掃が行き届きリニュアルもされていて、部屋の壁や畳も綺麗で清潔感がありました。寝具はフカフカでこれは心地よかったです。

蒸気釜はキッチンの横から屋外に出たところにありました。蒸し物に使用する鍋や食器、ゴム手袋、そして調理場も自由に使うことができ便利です。ただ朝はお宿が朝食の準備に使用するので8時30分までキッチン周辺を使用することはできません。作った料理はわざわざ部屋にもっていかなくても、キッチン前にある畳敷きの休憩スペースで食べることができました。また朝にはコーヒーサービスもあり、いただくことができました。

お楽しみの温泉は館内に男女別の内湯がありました。女性側は12~3人の石板ばり浴槽に激熱源泉をチョロチョロ投入。一応掛け流しと思うけれど、なにしろ投入量が少ないです。ただ訪問時は入る人が少なかったからか湯は綺麗でした。無色透明の適温調整された湯は、ツルツルした肌触りがあり、湯口付近ではふんわりと優しい温泉成分からのクスリ臭が香ります。イメージとしては別府の鉄輪の湯をちょっと大人しくしたような。洗い場のシャワーは使い勝手が良く、備品はシャンプーとボディソープが置かれていました。

この浴室での目玉はなんといっても蒸気を利用したサウナです。個室サウナが二つあり、中に入るとあの優しい温泉臭に全身が包まれとても心地よいです。蒸気家という名前だけあって、食材の蒸し物も含め、その天然資源を存分に楽しめる施設でした。

ちなみに男女別浴場の他に別料金で貸し切り湯もありましたが、蒸気サウナで満足してしまったので利用しませんでした。
(まぐぞー・2018年10月宿泊)

▼外観

▼宿泊した部屋

▼ポット・タオルセット・お茶など必要なものはだいたい揃っていました

▼部屋付きトイレ

▼部屋付き洗面台

▼部屋からの眺め

▼浴衣はフロント近くに各種揃っていました

▼キッチン(調理道具も各種揃っています)

▼地獄釜道具も自由に使えます

▼地獄釜

▼食材を蒸せます

▼食事は休憩スペースを利用できました

▼地獄蒸は簡単・美味しい

▼朝食をつけることもできます

▼朝のコーヒーサービスがありました

▼男性浴室

▼別の角度から

▼湯口

▼あふれ出し

▼蒸し風呂

▼蒸気に包まれます

▼女性浴室

▼浴槽

▼湯口

▼女性側にも蒸し風呂があります

小浜温泉 湯宿 蒸気家 データ

長崎県雲仙市小浜町北本町14-7
Googleマップでみる
0957-74-2101
宿泊しました:一泊素泊まり4500円利用
Wi-Fi問題なく利用できました
9時~21時(まで受付)
450円
訪問:2018年10月(泊)

小浜温泉 食塩泉 95-105℃(それ以外の数値記載はなし)