温井温泉 岩陰の湯(閉鎖)

温井温泉 岩陰の湯は閉鎖したようです

温井温泉 岩陰の湯 2005年5月

再訪しました。前回漂っていた白い湯花は見あたらず、臭いも弱く、かすかに焦げ硫黄臭がする程度。熱めのスベスベ湯は健在です。前回半数の移転だった住民の方々は既に80パーセント程移転してしまったとの事。どこかの家で飼われていたのでしょうか?猫が一匹住み着き、人恋しいのでしょう、ニャーと寄って来ます。ダムに沈む日が近づいています。そう考えると、何かこう、胸に迫るものがあります。
(まぐぞー・2005年5月)

▼湯小屋

▼男性浴室

温井温泉 岩陰の湯 2003年10月

久し振りに再訪しました。途中レポを省いていますので「?回目」の訪問です。今回は地元の方と一緒に湯浴みをし、いろいろなお話しを伺ったのですが、この浴場もダムの下に沈んでしまう事、地元の人もあまり利用していない事、もう半数近くの住民は出て行ってしまった事、、。そして、こうも仰っていました。「50年もすったもんだに振り回されて、もう疲れたんだ」と。

さて、岩陰の湯ですが、お湯の様子に変化がありました。白っぽいフワッとした湯花が舞い、川原湯と似た焦げタマゴ臭がします。お湯は日々変化するものなんだなぁ、とつくづく感じました。
(まぐぞー・2003年10月)

温井温泉 岩陰の湯 2002年6月

結構入り組んだ場所にある湯小屋です。周囲を雑草繁る空き地に囲まれ、なんとも寂し気な所にあります。こちらも他所の八ツ場ダム関連温泉同様、簡素な湯小屋に男女別浴室、そしてシンプルなポリバスのみが置かれ、熱めの湯がパイプの切れ目から絶え間なく垂れ流しとなっています。源泉は大きな特徴のない無色透明、ほぼ無臭、シンプルなぶん毎日浸かるのによさそうな湯です。何時行っても貸しきり状態の浴室内や脱衣所はとても綺麗に清掃整理され、気持ち良く利用させていただく事ができました。
(まぐぞー・2002年6月)

温井温泉 岩陰の湯 2001年

川原湯温泉近くに八ツ場ダム関連施設の共同浴場が出来たとの事で行ってみた。以前に一度、入浴はしなかったが施設の見学を兼ねて訪問しているが、ようやく入浴してみた次第です。見学の時は場所がいまいちわからず、かなりの距離を過ぎてしまい一山も二山も通り越してしまった。誤って行ってしまった所の道端には、湧出地から引き湯する黒色の温泉管が至るとこにあり、そろそろ共同湯が近づいてきたか!?とで興味シンシンでした(結果はかなり通り過ぎてましたけど)

外観からきれいな施設で、浴槽は家庭によくあるポリ製の4人程は入れる広さです。お湯は無色透明無味ほぼ無臭で、訪問時の浴槽には塩ビ管からの熱いお湯(47℃)が15L/min程投入されており、ちょい熱め(43℃)でした。投入量は塩ビ管切り口の角度調整によりMax45L/min程の源泉をドンドコ好きなだけ投入できます。でもあまりいれると熱くて入れないでしょうから注意です。訪問時は貸切り状態で贅沢にも思う存分源泉を堪能してしまいました(これはたまらない)。帰る時は投入量は元に戻しておきました。お湯は特に特徴はないですが、自由に源泉掛け流しを体験でき満足の1湯でした。すばらしいこのきれいな共同浴場がいつまでも一般入浴できるように、利用時のマナーには注意が必要です。
(三昧・2001年)

▼男性浴室

▼湯口

温井温泉 岩陰の湯は閉鎖したようです

温井温泉 岩陰の湯 簡易データ

※離れた地区に施錠ジモ専湯小屋ができましたが、それが新施設でしょうか?
群馬県吾妻郡長野原町川原畑
9時~17時
300円
火の午前中は清掃のため入浴不可
訪問:2001年~2003年10月数回利用・2005年5月

温井温泉 岩陰の湯 温泉分析概要

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(アルカリ性低調性) 温度・pH・湧出量は不明 1.19g(H12.6.12) Ca=220 Na=132 SO4=758 Cl=30.20 Fe2=1.29 CO3=6.0 (脱衣所に掲示)