草津温泉 旅館するがや

湯畑から賽の河原通りを進み、極楽館を過ぎて左手にある土産物屋兼温泉宿が「するがや旅館」です。土産物屋と同じ屋根の下で同経営と思われ、お互いが館内で繋がっています。宿は基本的に素泊まりで、軽い朝食は無料で提供されるようです。今回は泊まりではないので詳しいことは不明。立ち寄りでは浴室を貸し切り利用するシステムです。

受付すると湯畑源泉を利用した趣の異なる二つの浴室と、綿の湯源泉を利用した浴室の合計3つの中から選択します。全て空いていたので今回は綿の湯風呂を利用しました。脱衣所には綿の湯の分析書と温泉利用状況が掲示されています。浴室扉を開けると「素晴らしい」の一言です。きれいに手入れされた清潔感のある浴室は雰囲気がとても良いです。ぷ~んと空間に漂うタマゴ臭がこちらを興奮させれくれます。

浴室には石造りの2人サイズ浴槽があり、なみなみと綿の湯が満たされてしっかりとオーバーフローが確認できます。薄っすらと白濁り、優しい角の取れたような滑らかな感じのお湯です。湯口43.5℃の源泉を約16L/minもの投入量があり、十分な湯量が確保されていました。何度も浸かっては出ての繰り返しで一時間はあっという間でした。宿泊は少し割高の感じも受けますが、何度も温泉に入れるので宿泊もよさそうです。
(2017年7月)


数年前に宿泊した「極楽館」の向かいにある土産物兼素泊まりの宿です。以前からお宿があった事は知っていましたが、今年の3月に大々的にリニュアルオープンしたようです。ザっと見た感じ同経営の二軒の土産物店と宿泊用の入口が横並びになっていて、表から見ると別々のようですが、実は館内でつながっているようです。というのも最初受付場所がわからず、一番端の土産物店に行き、次はその隣の土産物店、そして最後に宿の玄関に入ったのですが、中から出てきたのは全て同じ女性でした。

玄関を入るとまだ真新しくどこもかしこもピッカピカ。シンプルで落ち着いた印象の館内となっています。お目当ての浴室はパッと見た感じ二つの扉が目につきましたが公式ページによると全部で三つあるようです。そのどれか空いている所を貸し切り利用します。扉の上にはそれぞれに源泉名が掲げられているのですが、そのひとつに目が留まりました。なんと「わたの湯」と書いてあるではないですか。「わたの湯」は使用する施設が限られる源泉で、熱くてキツイ湯が主流の草津にあって、適温の優しい浴感を楽しめるのです。というワケで勿論「わたの湯」を使用した浴室をお願いしました。

館内同様まだ真新しい印象の浴室は石板をふんだんに使用した清潔感のある空間です。浴室には2人サイズの浴槽があり、お目当ての「わたの湯」が静かに掛け流されていました。浴槽サイズにして投入量は多く、人が浸かるとドドッと溢れ出し洗い場は洪水状態となる贅沢さです。肌に心地よい適温の湯は薄白濁を帯び、優しいタマゴガス臭が香ります。思いがけず数年ぶりに浸かる事のできた「わたの湯」ですが、草津=キツイ湯という概念を覆す優しさで「やっぱり名湯だなぁ」とあらためて思いました。なにしろ利用者が限られる貸切なので、湯の鮮度も抜群でした。
(2017年7月)

▼お宿入口

▼館内

▼浴室入口

▼わたの湯浴室

▼別の角度から

▼湯口

▼浸かった様子

草津温泉 旅館するがや 簡易データ

群馬県吾妻郡草津町草津507-1
0279-88-2217
10時~15時
2人で2000円(貸切料1000+ひとり500円)→貸切料1000+ひとり1000円
訪問:2017年7月

草津温泉 旅館するがや 温泉分析概要

わたの湯(源泉より採水) 酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型) 50.2℃ pH=2.1 溶存物質計=1.69g Na=56.3mg K=27.5 Mg=34.4 Ca=76.7 Fe2=16.5 Mn=1.8 Al=44.5(20.40mv%) H=8.9(36.45) F=9.6 Cl=299(33.78) SO4=669(55.78) HSO4=201 Br=1.4 I=2.3 H2SiO3=225 HBO2=7.7 H2SiO3=4.5 CO2=167 H2S=10.5 (H26.10.14) ※温泉利用状況=全ての項目で該当なし