湯宿温泉 ゆじゅく 金田屋

湯宿温泉 ゆじゅく 金田屋 2022年1月

登山後の汗流しはどこにしようかなと探し、そういえば10年以上前に行って湯使いの良かった湯宿の旅館を思い出し電話確認すると「13時からの営業しております」と若女将。「その頃に伺います」と伝えて到着したのはちょうど13時すぎでした。玄関前に「本日、日帰り入浴営業中」の立て看板があって中に入り声を掛けると若女将がいらした。家族経営の小規模旅館でいつか宿泊したいと思っていた宿でもあります。

脱衣場内壁には「湯温管理チェック表」が掲げられていて温泉を管理しているのが分かります。38℃で±0と記入されているので、今では「ぬるめ設定」をしているのかもしれない。

脱衣して浴室内へ移動すると温泉臭が浴室空間に漂っています。右側に洗い場がありカランシャワー3台ほど、左側に4人サイズの石造り浴槽があります。当日は湯口54.3℃・

浴槽湯37℃ほどで湯宿の熱い湯からするとかなり「ぬるめ」でしたが登山後のクールダウンには丁度よかった。無色透明、とろみと温泉臭あり。約6L/minの投入量で湯温調整し、以前からの掛け流しに変わりはありません。

帰り際ご主人がいらして「お湯はぬるくなかったですか?」と聞かれたので「ぬるめだった」というと、すぐにチェックに向かわれて「やはりぬるかった」と恐縮されてしまう。共同浴場の外来開始についても伺うと、当面は厳しく「コロナが落ち着いたら」との事ですがどうなるかな。
(三昧・2022年1月)


15年ぶりに再訪した金田屋旅館です。以前は二食付きの宿泊営業でしたが、今は素泊まりと日帰り入浴のみ受付とのこと。和民芸を取り入れた雰囲気のいいこぢんまりとした館内は、15年の年月を経ても年季が入って来た感はありませんでした。

浴室は男女別の内湯が玄関近くにあります。前回と同じ左側の「文殊の湯」が女性用でした。もしかしたら固定なのかな?脱衣所から浴室に入るとフワッと優しい湯宿温泉ならではの温泉臭に包まれます。「そうそう、これこれ」と思わずニンマリ。

浴室には以前と変わらない長方形浴槽がひとつあります。前回訪問時は5人サイズと記してましたが、あらためて見てみるとゆったり浸かって3人、つめて4人という感じでした。湯口からギリギリ触れるくらいの熱い源泉が投入され、浴槽内で熱すぎずぬるくなくの丁度いい適温で掛け流されていました(男湯はぬるかったとのことですが)。スッキリと綺麗に澄んだ透明湯で、お湯を入れ替えたばかりなのか鮮度もとても良いです。久々に浸かった湯宿の湯は、やっぱりいいなぁー。
(まぐぞー・2022年1月)

▼何年経ってもピカピカの館内

▼脱衣所掲示の検温板

▼男性浴室

▼湯口を動画でドウゾ(音が出ます)

▼女性側にもあります検温板

▼女性浴室

▼みなかみ町マンホール

 

湯宿温泉 ゆじゅく 金田屋 2007年3月

湯宿温泉は1000年以上前に開かれた歴史ある温泉地で、ここ金田屋旅館も開業1867年とかなりの老舗旅館です。フロント周辺は照明効果で風情があって好印象です。以前5年ほど前に立寄りした事がありますが、どんなだったか確認のため再訪問。ロビーには変わらずに「文珠のしずく」なる水が自由に飲めるようになっていた。

男湯の弘須の湯は内部に石板が張られ御影石の縁を施された、小池のような形の4人サイズの湯船となっている。浴槽端には湯溜め槽と湯口があり、湯溜めにて源泉を冷却している様子です。脱衣所掲示には加水掛け流しとありましたが。10L/min程度の少量掛け流しの湯使いとなっています。お湯は無色透明、石膏臭、弱とろみ感で41℃。湯溜め槽の周辺は白い析出物がびっちりと付着しています。湯宿温泉のお湯そのもので、浴後の火照りが持続しました。
(三昧・2007年3月)


湯宿温泉にある小さな温泉宿です。和民芸調のお宿で、ここ最近ではTVに取り上げられる事もあり湯宿の中で一番知名度が高いかもしれません。浴室は玄関横に二つの内湯があり、それぞれ趣が違うようで男女入替え制かは不明。訪問時は向かって左側の「文珠の湯」が女性用となっていました。

浴室には5人サイズの長方形浴槽がひとつあり、無色透明、熱めの湯が静かに投入、浴槽内で適温の掛け流しとなっています。そっと浸かるとキシキシ浴感に加えトロミがあり、湯面からは爽やかな温泉臭が香ります。投入量は多くないものの、なかなかの印象でした。
(まぐぞー・2007年3月)

▼金田屋外観

▼玄関

▼金田屋 男性浴室

▼湯口

▼金田屋 女性浴室

▼浴槽

▼湯口

湯宿温泉 ゆじゅく 金田屋 データ

群馬県利根郡みなかみ町湯宿温泉608番地
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0278-64-0606
12時30分~16時
13時~17時
月・火曜日休み
500円→660円
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訪問:2002年5月・2007年3月・2022年1月

湯宿温泉 ゆじゅく 金田屋 温泉分析

窪湯 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 63.0℃ pH=8.0 蒸発残留物=1310mg Na=227.0mg K=4.6 Mg=0.5 Ca=156.0 Al=0.2 F=4.1 Cl=120.0 SO4=693.0 HCO3=20.4 H2SiO3=60.6 HBO2=6.1 CO2=14.1 (H15.8.6) ※源泉温度が高温のため加水あり