猿ヶ京温泉 いこいの湯

10時オープンのちょうどに到着、再訪した。男湯は先客おらず、しばし自身一人のみでの入浴。天井高く湯気抜き換気良好で快適な浴室空間となっている。5人サイズの石造り浴槽が一つ、湯船フチは木材使用している。オープン一番湯だったせいか浴槽湯は46℃オーバーで熱い。浴槽備え付けの加水蛇口で多少加水して湯に浸かる。

無色透明、とろみ感ある芒硝石膏泉が掛け流されている。湯口は湯面から約50㎝ほど上にあって、54.4℃の源泉を約15L/min弱も浴槽へ落とし込んでいる。どうりで熱いわけだ。ただお湯のコンディションは朝一だったせいか抜群に良かった。猿ヶ京にいくつかある共同浴場は偶然なのか我が家の訪問時には湯の状態が悪かったことがない。また来ます。
(三昧・2018年6月)


再訪してみる。外観は何も変化はなし。ちょうど訪問時は誰も利用客がおらず独り貸切状態。浴室内は通気良好で快適な空間である。やはりこういった状態が最適かと思う。浴槽は5人サイズの石板張り正方形浴槽が一つ。浴槽縁の全面よりサラサラ掛け流しされている。湯口では53℃の湯を15L/minほど浴槽へ落としている。湯は無色透明、弱キシすべ感に石膏臭がするものだ。但し、湯は熱めの46℃もある。半面に当然のように鮮度は抜群である。硫酸塩泉そのもので素晴らしい状態であった。
(三昧・2010年4月)


猿ヶ京温泉にあるこじんまりした無人の共同浴場だ。自分はこういった温泉地の共同浴場が大好きである。入り口を入ると券売機があり入浴券を購入する。それを無人の受付にある箱に入れてから入浴する仕組みだ。男性浴室は空き空きで先客は近所のおじいさんが1人だけであった。5人入れる内湯のみで露天は無い。

お湯は無色透明の硫酸塩泉で掛け流しである。浴槽にはちと熱めだがなみなみとお湯が投入されており出たり入ったりしてお湯を楽しんだ。石鹸・シャンプーなどはもちろん無い、風呂セット持参でスキーの帰りにでもどうぞ。きっと冷え切った体にはこたえられないでしょう。
(三昧・2002年10月)


なんと約10年ぶりの訪問です。ここも頻繁に通いたい共同浴場のひとつですが、この辺りは温泉密集地帯でなかなか再訪に至りません。いこいの湯は猿ヶ京の観光中心部からは一本外れ、周囲をのどかな田園に囲まれた賑やかさとは無縁の場所にポツンと建つ素朴な湯小屋です。基本的には無人で、玄関を入ると券売機があり、更に奥へ入るとちょっとした休憩スペースと受付があります。受付には以前は管理人さんがいたのかもしれませんが、少なくとも2002年の初訪問から無人状態でした。

今回は外来10時のオープン時間に合わせて訪問したのですが、女湯ではすでに地元の方数人が出てこられるところでした。「ごめんね、お水足してぬるくしちゃった」との事ですが、猿ヶ京の湯は全体的に熱い事が多く丁度良かったです。

女性浴室は石板と木材がふんだんに使用され落ち着いた印象です。浴室には木枠石板ばり5人サイズの正方形浴槽がひとつあり、やや上部の湯口よりドボドボッと熱い源泉を流し込んでの掛け流しです。もともと源泉が熱い上に浴槽サイズにして大盤振る舞いの投入量なので、先ほどの方が多少加水されていたおかげか、なんとかギリギリ湯浴み可能な温度でした。試しに少しだけ加水してみたのですが、水を止めるとアッという間に源泉が流れ込み再び熱くなるので、あまり加水の影響は維持されないんだと思います。肝心の湯はとても綺麗に澄んだ無色透明で、湯面からはさわやかな温泉臭が香ります。このタイプの湯によくあるトロンとしたとろみも感じられ、熱さもあってか浴後はサッパリとした気持ちの良い湯です。

今回10年ぶりの訪問ですが、何も劣化を感じられずとても清潔で日々の管理が丁寧にされているんだなぁと感心してしまいました。
(まぐぞー・2018年6月)

▼玄関/券売機があります

 

▼無人の受付/入浴券はこの中へ

 

▼男性浴室

▼浴槽/湯口

 

▼サイフォン式の排湯

 

▼使い勝手のいいシャワー完備/天井

 

▼女性浴室/湯口

 

▼掲示

群馬県利根郡みなかみ町猿ヶ京温泉
10時~22時
300円
訪問:2002年10月・2010年4月・2018年6月
村有1号 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 57.7℃ pH=7.5 成分総計=1269mg Na=201mg K=19.1 Mg=1.6 Ca=174 Fe2=0.1 Mn=0.2 F=2.4 Cl=202 SO4=511 HCO3=64.1 H2SiO3=70.9 HBO2=21.2 CO2=2.2 As=0.5 (H4.8.19)