柳津温泉 あづまや旅館

休日の8時前、立ち寄りできるところはないかなぁ、と宿の通りがかりに声をかけてみると「どうぞどうぞ」とのお返事。三階建ての温泉旅館と食事処を兼ねている施設の「あづまや」に立ち寄ってみました。浴室は玄関入って右手に進んだ先に位置しています。男女別の内湯がそれぞれにあり、更に別箇所に露天風呂が一つもあります。こちらの露天風呂は内湯で充分満足してしまったので見学のみでした。確認はしていませんがよくある利用者ごとの貸切なのかも?

内湯はガラス張り浴室、4人サイズ・タイル造りで御影石縁の湯船です。そこを満たす湯は細かな鉄サビ湯華による薄黄土色濁り、空間には弱く臭素臭が漂っています。御影石湯口より50.9℃の源泉が数L/miinほど浴槽投入されていました。浴槽では41.8℃、強め塩味に弱甘味を感じます。少しのんびりと浸かった為か、また泉質による影響もあってなのか浴後は温まり充分でホテホテ感が強いお湯でした。
(三昧・2014年6月)


柳津一の観光名所、福満虚空蔵尊圓蔵寺の向かいに位置するお宿です。以前から気になっていたのですが何故か未湯だったため、今回はじめて立ち寄ってみました。立ち寄り可能時間がわからず朝8時に飛び込み訪問でしたが、たまたまタイミングが良かったのか快く迎え入れてくださいました。館内に入ると気取りのないアットホームな民宿といった雰囲気で、対応してくださったご夫婦も朗らかでとても感じのいい所でした。

館内には男女別内湯と、男女入れ替え制の露天風呂があります。今回は男女別内湯のみを利用しました。女性浴室には3~4人サイズの長方形浴槽がひとつあり、鉄錆色の湯花が付着した湯口より熱い源泉を投入、浴槽内で熱めの掛け流し利用となっています。薄い黄土色濁りの中に鉄錆色の湯花が浮遊する湯は、重曹の甘い匂いが目立つもので、スベスベとキシキシの混在する肌触りがあります。口に含むと重曹の甘味とダシ塩味がハッキリと感じられ、同時に金気と土類の風味もあります。夏には少々ツライほどのあたたまり湯で、冬に浸かればなおよいと思いました。
(まぐぞー・2014年6月)

▼あづまや旅館外観

▼館内

▼男性浴室

▼湯口

▼浴槽

▼浴槽から

▼女性浴室

▼浴槽

▼湯口

▼露天風呂

▼湯口

▼玄関横の足湯

▼向かいは福満虚空蔵尊圓蔵寺

▼温泉オブジェ

柳津温泉 あづまや旅館 温泉分析概要

新柳の湯 ナトリウム-塩化物泉 50.7℃ pH=7.3 307L/min(動力) 溶存物質計=8521mg Li=0.2mg Na=2701(79.96mv%) K=43.7 Mg=5.9 Ca=555.7 Fe2=0.9 Mn=1.1 Al=0.1 F=3.7 Cl=4797(95.71) Br=13.3 I=1.0 SO4=237.4 HCO3=46.6 H2SiO3=58.5 HBO2=54.9 CO2=3.9 (H19.12.3) ※温泉利用状況=掲示確認できず

柳津温泉 あづまや旅館 簡易データ

福島県河沼郡柳津町寺家町173
0241-42-2250
10時~15時
600円+税50円だったかな??
訪問:2014年6月