大鰐温泉 温泉民宿 赤湯(宿泊)

大鰐温泉 温泉民宿 赤湯 2021年大晦日・宿泊

大鰐温泉にある民宿「赤湯」です。以前に立ち寄りはしましたが今回は宿泊でお世話になりました。到着は16時半頃でそのままチェックイン。当日の客室は二階、10畳和室で暖房がポカポカ、布団は既に敷かれていてこのシステムは良いと思う。設備備品は必要なものは揃っているので不自由はしません。部屋にトイレがなく廊下沿いにある共用トイレでしたが問題なし。手洗いや歯磨きなどは自炊場内の洗面所を利用します。今では当然にもなっている客室でのWi-Fiも備わっていました。部屋から廊下の反対側には自炊場があり、調理道具などいろいろ揃っているようでした。

食事は一階の食堂にて、他の宿泊客と一緒にいただきます。隣のテーブルとは新型コロナウイルス感染症対策でパーティションにて仕切られていました。夕食は18時と18時半のどちらかを選びます。品数が多くボリュームがあり、家庭的な料理が並んで美味しくお腹いっぱいになりました。「大鰐温泉もやし」をサラダでいただくことが出来て満足。朝食は翌朝7時を選択。宿泊したのは大晦日で一晩寝て起きると翌朝は正月らしく雑煮が提供されました。朝からボリューム満点の内容です。

浴室は一階にありました。入って右手に浴槽、左手に4箇所の洗い場でシャワーもあります。浴槽は3人サイズ、タイル造りで小さな湯舟です。湯口は隣同士に2つあり、一つは蛇口でもう一方は太塩ビ管。湯温はそれぞれ異なり順に61.3℃と54.5℃。それぞれが源泉と思われ少量ほど投入されていました。仄かに香る芒硝臭を放ち、あたたまりの良い保湿感のあるお湯です。浸かったぶんだけ湯舟縁から溢れ出す掛け流し。

22-23時の時間帯は湯の入れ替えと清掃のため入浴不可。換水直後は言うまでもなく湯汚れのない良鮮度のお湯が味わえました。チェックアウトまで合計4回の湯浴みを楽しみました。入浴のみ料金が200円と安いこともあって立ち寄り入浴客も多いです。皆さん公衆浴場の感覚でくるのでしょう。
(三昧・2021年大晦日・宿泊)


大晦日の宿泊は大鰐温泉の赤湯旅館でした。日帰りも積極的に受付ていて、立ち寄り料金も安いことから御近所さんの銭湯がわりにもなっているようです。私自身も前回の訪問は立ち寄り利用でした。赤湯旅館は、気取りのない昔ながらの民宿で、訪問するとご主人と女将さんが温かく迎え入れてくれます。館内は一階が浴室と食事部屋、二階が客室と共同の調理室などがありました。

今回利用した部屋は調理室の斜め向かいにある22号室です。約10畳弱ほどの広さで、窓は通りに面しています。設備備品はテレビ、セーフティボックス、湯沸かしポット、タオル浴衣セット、お茶セット、暖房は石油ファンヒーターとエアコンがあり部屋は暖かです。到着時にはすでに敷かれていた布団はふかふか、シーツなどの寝具も真っ白で清潔です。部屋は扉の鍵や畳などかなり劣化しているものもありますが、清潔がしっかりとされているのでストレスなく利用できました。トイレや洗面台などは共同です。

食事は一階の広間のような部屋で他の部屋の人と一緒にいただきます。グルーブとグルーブの間には飛沫防止のアクリル板がありました。食事内容は、刺身、煮魚、焼き肉、煮物、タラとタラコと白子の味噌汁、茶碗蒸しなど美味しい料理が並びます。特に印象的だったのが大鰐温泉名物のもやしをたっぶり使ったサラダです。ラーメンのトッピングや鍋の具では食べたことがあるんですが、こうしてサラダにするとシャキシャキ感が際立って美味しいです。料理は野菜のカットが大きめで、さらに一品一品の盛り付けが多くてなかなか食べ応えがありました。朝食は元旦ということもあって、普通の朝食ブラスお雑煮がでました。ボリュームのあるお雑煮でこれだけで満腹。餅も普通に売られている切り餅の二倍ありそうな大きさでした。

お楽しみの温泉は一階の一番奥にあります。浴室入口がちょっとした休憩広間のようになっていて、ご主人の趣味なのかシルクロード関連の書物なども多く、思わずいろいろ読みこんでしまいました。

女性浴室には4人サイズ浴槽がひとつあり、白い温泉成分がトゲトゲに付着した湯口より熱い源泉を適量投入、湯面から芒硝薬臭がプンプン香るごくごく僅かに白濁りを帯びたようにも見える無色透明湯を静かに掛け流しています。なにしろ源泉が熱いのでじゃんじゃん掛け流しタイプではないので、前回立ち寄り時にはやや「湯なまり」が生じていましたが、今回は大晦日で立ち寄り入浴客も少なく状態のいい湯を楽しみ事ができました。

夜には完全に湯を抜き清掃、そして源泉2・水1の割合でいっきに湯を溜めを行っていました。湯守さんに「もう入っていいよ」と言われ、湯を張り替えたばかりの一番湯に浸かることができました。

清掃直後はだいぶ加水がありますが、源泉が熱いので浴槽湯はやや熱め、張りたて&加水のためかキリっとした硬さのある浴感です。湯溜め後は加水は止め、投入量を絞った源泉のみを投入しつつ、ベストな湯温を維持していました。

その後、湯張りから約6時間後に「そろそろ加水した湯も入れ変わる頃かな?少量の源泉だけで掛け流しをした湯はどんなものかな?」と、まだ立ち寄り客が来る前に浸かってみました。結論から言うと、とても素晴らしい湯でした。熱めの湯温と良好な鮮度感は維持されたまま、まったりとまとわりつくような源泉の濃厚さが際立っています。宿泊されたらぜひ、このタイミングの湯に浸かってみてください。湯張り直後の硬い湯、入浴者が多数入った後のこなれ気味になった湯との入り比べをすると楽しいです。
(まぐぞー・2021年大晦日・宿泊)

▼大鰐温泉 赤湯 外観

▼玄関まわり

▼ランチュウ

▼ランチュウ

▼リンゴが乗った鏡餅

▼宿泊した部屋

▼自炊室

▼冷蔵庫・レンジ・ガス台もあります

▼洗面台

▼食事はこちらで

▼夕食

▼白子鍋

▼お刺身

▼大鰐温泉モヤシのサラダ

▼朝食

▼お雑煮(見えないですが大きな餅が入ってます)

▼浴室前の休憩スペース

▼掲示

▼男性浴室

▼湯口

▼洗い場

▼女性浴室

▼湯口

大鰐温泉 温泉民宿 赤湯 2006年5月

民宿という事ですが建物の規模からして旅館とも見えるお宿です。休日だったせいか立寄り客がひっきりなしに訪れています。お客さんの殆どが近隣住民の方々と思われ、ほとんど公衆浴場と化していました。

浴室には3‐4人サイズタイル張りの浴槽がひとつ。4源泉の混合泉が湯口の蛇口よりちょろちょろ投入。無色透明、薄塩味、薬臭のギチギチの温泉です。湯は熱めの45℃。ガイド本によると、赤湯源泉は以前は文字通りの赤湯の鉄サビ色をしていたという。その当時の鉄サビ色の湯に浸かってみたいものです。

大鰐の湯は宿泊してじっくりと味わいたいタイプの湯でしょう。
(三昧・2006年5月)


「北東北日帰り温泉」というクーポン本を利用して訪問してみました。浴室は男女別に内湯がひとつづつというシンプルな造りです。四角いタイル浴槽に注がれる湯は仄かに薄白茶濁りのあるほぼ無色透明、よく見ると茶色い砂粒のような湯花(?)が漂っています。湯口より静かに掛け流される湯は熱め。湯面からムンムンと香る芒哨臭が印象的です。

昼間の訪問だったためかご近所さんの日帰り湯浴み客が多く、男湯は混雑気味だったとの事ですが、女湯はラッキーなことに終始誰もいませんでした。公衆浴場的に使われているのかもしれません。
(まぐぞー・2006年5月)

▼大鰐温泉 赤湯 外観

▼掲示

▼女性浴室

▼湯口

大鰐温泉 温泉民宿 赤湯 データ

青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字大鰐131-1
0172-48-2315
宿泊しました:大晦日一泊二食付き7500円+入湯税150円利用
7時~22時
200円
訪問:2006年5月・2021年大晦日(泊)

大鰐温泉 温泉民宿 赤湯 温泉分析

大鰐統合源泉(青柳3号・植田3号・赤湯2号・石原)ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 68.8℃ 掘削動力 pH=7.0 溶存物質計=2.445g Li=3.0mg Na=613.2(70.09mv%) K=35.8 NH4=0.4 Mg=8.2 Ca=186.3(24.44) Mn=0.7 Fe2+Fe3=0.2 F=2.8 Cl=905.6(68.62) Br=2.0 I=0.3 SO4=441.6(24.69) NO2=0.2 HCO3=140.8 H2SiO3=81.3 HBO2=22.2 HAsO2=0.1 CO2=27.8 (H28.2.5) ※温泉利用状況=掲示確認できず

以前の分析

大鰐統合源泉(石原・青柳3号・赤湯2号・植田2号)ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 67.1℃ pH=8.0 溶存物質計=2533mg Na=657.5mg(73.00mv%) K=37.8 Mg=6.0 Ca=177.9(22.66) Mn=0.2 Fe2=0.1 Li=1.4 F=3.1 Cl=948.5(68.77) Br=1.7 I=0.2 SO4=462.6(24.76) HPO4=0.1 HCO3=142.8 H2SiO3=77.2 HBO2=15.3 (H14.3.13)