青荷温泉 2011年1月(宿泊)

以前に「ランプの宿・青荷温泉」に立ち寄りした事がある。夏場で混雑した中でいくつもある浴場をはしごして慌ただしかった。ココでゆっくりするなら雪に閉ざされる冬の季節がいいかもしれない、ということで正月早々に宿泊してみた。冬季の青荷へのアクセスは自家用車では行けない。自家用車は道の駅に駐車して、そこから青荷行きの送迎バスを利用する。バスの車中ではお宿に着くまで運転手さんの周辺の観光・ビュースポットなどの説明などの案内トークがある。

そうこうするうちにお宿に到着。帳場で受け付け後、部屋へ向かう。部屋は本館客室ではなく吊橋を渡った「滝見の湯」の二階にある離れの部屋だった。これが結果的に静かに過ごすことができて大満足の滞在となりました。部屋はまだ新しい印象の和室で、廊下の窓からは美しい雪景色が見えました。夜は青荷温泉名物のランプが灯され雰囲気満点です。部屋には洋式トイレもついていて、階下が滝見の湯で部屋風呂のように気軽に利用できたことが最高でした。

食事は本館の大広間で宿泊客全員でいただきます。長テーブルに狭い間隔で大勢の宿泊客がギュウギュウ状態です。静かな客室とはうってかわって雑多でガヤガヤとした中での食事。料理内容は平均的な「観光旅館の料理」といった内容でした。

青荷温泉にはいくつかの浴室があり、以前日帰り入浴したときは時間が足りず慌ただしい入浴となってしまった。宿泊すればじっくり楽しめるかと思っていたけれど、やっぱり一泊では慌ただしくなってしまった。青荷温泉を楽しむには連泊が必要かもしれない。

最初に向かったのは本館内湯です。男女別内湯で総青森ヒバを用いて造られている。浴槽は3人でゆったりサイズの広さ。湯口からは20L/minほどの投入量で当然掛け流し。無色透明の43℃、黄土色系の湯華浮遊、さらりとした感触の湯。浴後の温まりもまずまずのもの。

宿泊した二階離れ部屋の一階にある浴室「滝見の湯」にも浸かってみた。ここは以前は混浴の「龍神の湯」だったと記憶している。浴室はガラス張りの造りで、外は一面銀世界。「滝見の湯」の名の通り、凍結せずに流れていた滝も見えるが、冬季は名前を「雪見の湯」に変更したらどうかな。浴槽は5人ゆったりサイズの石板張り長方形造り。上がり湯は木樽、それがオーバーフローすると浴槽へ投入される仕組み。湯は無色透明43℃、木を燻したような独特の香り、湯中には黄土色の湯華あり。

滝見の湯には露天風呂もある。6人サイズの屋根無し岩風呂といった感じの造り。湯温は36-37℃と温く外気温が下がるこの時期の利用は厳しい。部屋から近いというのもあって、ココの内湯はとても気に入り頻繁に利用してしまいました。夜間はランプ灯りのみで雰囲気が良いです。

以前の立ち寄りでは女性時間だったため入らずじまいだった露天風呂。男女別脱衣所があり、屋根付き&雪避け対策の囲いがある岩風呂の造り。10数人が入れる広めの浴槽です。竹筒湯口の先より無色透明湯を80L/minをも豪快に浴槽へと落とし込んでいます。湯温41-42℃の適温で結構長く浸かっていることができます。浴槽からの眺めは真白い雪景色が一面。一人用の樽風呂が露天浴槽の端っこにポツンとあります。浸かってみると豪快な溢れ出しが楽しいです。湯は無色透明の青荷の温泉です。

独立した湯小屋になっている健六の湯。建物二階は「滝見の湯」と同様、客室となっている造り。チェックインした当日は見学のみ、実際に湯浴みしたのは翌朝です。朝食後に出掛けてみると清掃直後でまだ完全に湯が溜まっていません。また清掃直後だったからか他の浴場では感じられなかった塩素臭もありました。総ヒバ造りの浴槽は以前より使い込み感が進んでいます。5-6人サイズの浴槽、清掃直後でキレイに無色透明、黄土色系の湯華の浮遊あり。浴舎自体もヒバ造りで暖かみを感じる施設です。
(三昧・2011年1月宿泊)

▼冬は送迎車で向かいます

▼雪が凄いです

▼青荷温泉が近づいてきました

▼冬の青荷温泉

▼奥入瀬のようです

▼館内

▼売店

▼薪ストーブ

▼ランプ小屋

▼ランプがたくさん

▼宿泊は「滝見の湯」二階でした

▼宿泊した部屋

▼別の角度から

▼トイレ

▼窓の外は雪景色

▼部屋の灯りはランプのみ

▼夕暮れ館内にランプが灯ります

▼食事は朝夕とも大広間で

▼暗くてわかりにくいですが夕食です

▼朝食です

▼翌日の昼食で注文した蕎麦とうどん

本館内湯

▼男性浴室

▼木造の風情ある浴槽です

▼女性浴室

▼あがり湯

滝見の湯

▼本館から吊り橋を渡った先にあります

▼男性内湯浴室

▼男性内湯浴槽

▼上がり湯兼湯口です

▼男性露天風呂

▼夜はランプが灯ります

▼脱衣所から見た女性浴室

▼脱衣所の灯りもランプです

▼女性内湯浴室

▼メイン湯口

▼上がり湯兼湯口

▼女性露天風呂

露天風呂

▼露天風呂湯小屋入口

▼露天風呂

▼別の角度から

▼浸かった様子

▼樽風呂もあります

▼樽風呂

▼浸かった様子

健六の湯

▼ユニークな湯溜め中の案内

▼男性浴室

▼浴槽

▼あがり湯

▼天井

▼女性脱衣所

▼女性浴室

▼露天釜風呂もあります

青荷温泉 データ

青森県黒石市大字沖浦字青荷沢滝ノ上1の7
Googleマップでみる
0172-54-8588
宿泊しました:一泊二食10650円+13時30分まで部屋延長(昼食付き)1000円利用
4月~11月10時~15時500円→540円
12月~3月立ち寄りに関しては要問合せ
訪問:2011年1月(泊)

青荷温泉 温泉分析

【本館内風呂・滝見の湯】青荷温泉 単純温泉 48.1℃ pH=? 溶存物質計=285mg Na=86.6mg(81.60mv%) K=2.6 Mg=0.3 Ca=15.0 Fe2=0.3 F=0.8 Cl=76.1(44.89) SO4=72.4(31.52) HCO3=50.7 CO3=7.8 H2SiO3=65.3 HBO2=6.2 As=0.2 (H15.1.31) ※温泉利用状況掲示無し

【健六の湯】青荷1号源泉 単純温泉 47.3℃ pH=? 溶存物質計=370mg Na=85.5mg(79.49mv%) K=2.6 Mg=0.5 Ca=17.1 F=0.9 Cl=66.5(41.69) Br=0.2 SO4=72.1(33.26) HPO4=0.4 HCO3=54.4 CO3=5.7 H2SiO3=60.4 HBO2=8.7 As=0.3 (H21.12.14) ※温泉利用状況掲示無し

【混浴露天風呂】青荷3号源泉と青荷2号源泉代替 単純温泉 47.3℃ pH=? 溶存物質計=370mg Na=84.8mg(79.53mv%) K=2.6 Mg=0.5 Ca=16.8 F=0.9 Cl=67.7(41.80) Br=0.2 I=0.1 SO4=72.1(32.82) HPO4=0.3 HCO3=43.7 CO3=11.7 H2SiO3=60.2 HBO2=8.7 As=0.3 (H21.12.14)※温泉利用状況掲示無し