宿泊したいと思うお宿の一つである「日景温泉」。今回も宿泊ではなく立ち寄りです。玄関前周辺では見頃を過ぎたサクラの花が少し残っているという状態。
総ヒバ造りの旅館部大浴場、甘いタマゴ臭がプンプン香り、青白色濁りの湯がたっぷりと浴槽を満たしています。切り株湯口より35L/min投入、甘塩味にタマゴ風味、エグミが強めの湯。42℃の適温湯、雰囲気の良い浴舎、良質な湯をタイミングよく楽しめました。宿泊客にしてみれば立ち寄り時間が長めに設定されていて、外来客で賑わい気味なのが気になります。
(三昧・2009年5月)
気になっていた日景温泉に行く事が出来ました。周辺環境は秋田杉林に囲まれており自然たくさんのなかの日景温泉です。お宿の佇まいがなんとも良い。日景温泉は旅館部と湯治部に分かれていて旅館部には男女別の大浴場が一つずつ、混浴岩風呂が一つある。湯治部にはこじんまりした内湯が一つのみある。湯の良さは断然に湯治部の内湯がいい。3人も浸かればいっぱいの内湯には硫黄臭する白濁湯が満たされている。湯口には飲泉コップがあり飲んでも効果があるらしい。白濁、塩味、弱苦味、タマゴ味で結構濃い湯である。温度は40℃ほどで加熱なしの源泉そのまんまだろう、温めで湯治には適していると思う。結構なスベスベ感があった。
旅館部のお風呂は総桧葉造りで立派なもの、木造りはやはりいいですね。42℃あり加熱している様子、白濁湯、硫黄臭の湯。何人かは寝湯でトドになっていた。また、混浴露天は混雑気味だったので見学のみにした。日景温泉に来る前に矢立温泉の赤湯に寄った直後だった為か、タオルが真っ黒になってしまった。日景温泉はゆっくりと泊まってみたい宿でした。
(三昧・2004年7月)
再訪しました。今回は旅館部の大浴場へ。訪問時はちょうど桜の季節で、浴場の木枠の窓から眺める花見風呂は風情満点。そしてあらためて感じる品の良いタマゴ臭。ここは湯の香りがとても良いです。
(まぐぞー・2009年5月)
しばらくぶりに再訪問しました。前回訪問時は他に湯浴み客がなく、館内もシーンと静まり返っていたのですが、今日は休日とあってか沢山の人で賑わっています。日景温泉には「旅館部の大浴場」と「湯治部の小浴場」があり、まずは旅館部の方へ行ってみたのですが、この日は超大混雑でカランは満員、浴槽も芋洗い、小さい子供達は大騒ぎしているし、とても温泉を楽しめる状態ではありません。なので、湯治部の湯に浸からせていただく事にしました。
こちら(湯治部)は大浴場とはうってかわって先客はひとり。男女別の浴室に3-4人も入れば一杯になってしまう小さな四角い浴槽がひとつあるのみです。湯はタマゴ臭がプンと香る白濁したぬるめの適温、一口含むと塩苦タマゴ味がします。大浴場の騒ぎが嘘のように静まり返った浴室で、白濁する湯にジッと浸かりながら良い湯をじっくり楽しむ事ができました。
(まぐぞー・2004年7月)
秋田県と青森県の県境にある静かな一軒宿。周囲を秋田杉に囲まれ、ひっそりとしていました。この御宿は建物自体も風情があって、古き良き時代の温泉宿といった感じです。今ではあまり見かけなくなった卓球台もここでは健在。旅館部には男女別内湯がひとつづつ、そして混浴の露天風呂がひとつあります。
まずは内風呂へ。木材をふんだんに使用した浴室が風情たっぷり。女性浴室には二つに仕切られた木造りの長方形浴槽があり、片方が適温の8人サイズ、もう片方が流れ込み槽の3人サイズとなっています。湯口より流し込まれる湯は最初は無色透明、浴槽内で柔らかな白濁湯となり、温泉好きならたまらないタマゴ臭がプンと漂います。肌をさするとスベスベとした浴感、そして一口含むと強いエグミと甘塩タマゴ味がします。木造の浴舎で真っ白な湯に包まれながらの湯浴みは、なんとも言えぬ旅情感をかきたてられました。
お次は内湯続きの混浴露天風呂へ。こちらは塀に囲まれ、昨今のブームで付け足すように作ったのかな?なんて思ってしまう造りでしたが、湯温は内湯より随分ぬるく、もしかすると非加熱源泉かも・・と思いました。ただ、いつ男性が来るかわからず、気分的にちょっと落ち着けません。こちらは早々に退散。
近隣の湯ノ沢温泉が日帰り客で怒濤のような混雑をみせているのに、なぜかここには誰もいません。おかげで、ゆっくり静かに湯浴みをする事ができました。
(まぐぞー・2000年7月)
▼旅館部男性浴室
▼男性浴槽/湯口
▼旅館部女性浴室
▼混浴露天風呂/女性時間もあります
▼湯治部男性浴室
秋田県大館市長走37
※以下旧施設の情報です。
8時~20時
400円
→日景温泉新施設の感想
訪問:2000年7月・2004年7月・2009年5月
日景の湯 含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型) 41.3℃ pH=6.4 溶存物質計=8.64g Li=2.2mg Na=2124(67.83) K=322.1 Mg=138.5 Ca=463.5 Sr=3.0 Ba=23.1 Mn=8.4 F=0.3 Cl=4689(92.39) Br=10.2 HS=4.9 S2O3=1.0 SO4=10.6 NO3=0.2 H2PO4=0.8 HCO3=634.7 H2SiO3=172.3 HBO2=29.0 CO2=128.6 H2S=17.4 (H19.11.19)
【以前の分析】日景の湯 含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型) 41.5℃ 成分総計=10059mg Na=2325mg(66.86mv%) K=382(6.48) Mg=155.2(8.44) Ca=552.2(18.22) F=0.4 Cl=4746(92.28) Br=10.1 HS=5.2 HCO3=665.1 H2SiO3=155.5 HBO2=51.9 CO2=974.4 H2S=35.7 ※分析書には含硫黄-ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-塩化物泉(硫化水素型)とありましたが上記泉質の誤りでなかろうか。