かなりの年月が経過しましたが再訪することが出来ました。確認のために当日電話にて立ち寄り入浴の可否を問い合わせての訪問です。訪問してみるとどう変わったかは記憶が曖昧ですが、以前の建物と印象が違います。昔の鄙び雰囲気の建物からいつのまにかリニュアルされていました。玄関に入ると左手に受付がありました。入浴料金を支払い浴室の場所を尋ねると女将さんがご丁寧にも男女浴室まで案内してくださいました。
浴室に入ると5人サイズの木造浴槽があります。浴槽や浴室内は総木造なので雰囲気良いです。お湯は無色透明、湯表面には細かな気泡が浮いていました。肌を擦るとスベスベとした感じがします。湯温は体感で約41℃に届かないほど。また、遠目に見るといくらか浴槽が青くきれいに発光しているようにも見えます。オーバーフローは湯表面に突き出たパイプから排湯されます。人が浸かるとパイプへの排湯が間に合わずに湯舟縁よりダイレクトに溢れ出す状態です。
宿手前の道路わきにあった女将さんご自慢の温泉スタンドは10Lで100円で販売されていて、当日も数台のお客さんが購入しているのを見かけましてなかなかの繁盛しているようでした。
(三昧・2022年7月)
前回からなんと18年ぶりの再訪です。静かな環境と掛け流される癒しのぬる湯が素晴らしく、本当はもっと頻繁に訪問したいところですが、なにしろ家から遠いです。そして冬期休業というのもハードルが上がります。
国道から鬱蒼とした樹木の茂る沢沿いの細い道をどんどん進むアプローチは以前のまま。ところが道の途中に以前はなかった温泉スタンドができていました。行き帰りだけでも温泉を買いに来た数台の車とすれ違ったので、この温泉スタンドはかなり好評とみました。
細い沢沿いの道がいよいよ行き止まりになると日勝館です。駐車スペースから短い橋を渡り玄関まで少しばかり階段を上がるのも以前のまま。ところがここでまたしても変化が。館内が以前とどこか様子が変わっていました。女将さんによると数年前に浴室などを改装したとのことです。
ということで改装後の初訪問となった浴室です。男女別に内湯がひとつづつあり、木材をふんだんに使った脱衣所や浴室は爽やかな木の香りに満ちていました。浴室に入ると沢沿いに面した窓から外光が広がり全体が明るく、たくさんの樹木の向こうからヒグラシの鳴き声が聞こえ、湯に浸かる前から癒されます。
浴室には4~5人サイズの長方形浴槽がひとつあり、端にある湯口から無色透明の源泉を噴水のように掛け流していました。「湯なまり」や「湯汚れ」などとは無縁の澄んだ湯はぬるめ寄りの適温で、湯の表面をジッと見ると細かな無数の気泡が漂っています。そのためか滑らかでスベスベ肌触りがあり心地よいです。湯口にはコップがあり一口飲んでみると「甘露水」と呼びたくなる優しさがありました。
今回は立ち寄り訪問でしたが、この静かな環境と穏やかな癒しの湯に時間を気にせずたっぷりと身を置きたいなぁ。いつか宿泊訪問したいです。
(まぐぞー・2022年7月)
▼国道に看板があるのでわかりやすい
▼到着しました
▼駐車ルール
▼建物が新しくなっていました
▼掲示
▼掲示
▼男性浴室
▼女性浴室
▼浴槽を動画でどうぞ
▼湯口
▼湯口動画です
▼国道から日勝館への途中にある温泉スタンド
▼かなり売れているらしいです
▼10リットル100円
▼リニュアル前の2004年8月訪問レポ
湯ノ沢温泉 日勝館
秋田県湯沢市下院内字湯ノ尻山湯ノ沢国有林地内
→Googleマップでみる
0183-52-4129
9時~18時(閉館)
初夏頃~11月20日頃営業(要現地問い合わせ)
500円
訪問:2022年7月
湯ノ沢温泉 日勝館 温泉分析
湯ノ沢温泉 アルカリ性単純温泉 40.5℃ pH=9.3 溶存物質計=0.128g Na=27.6mg(82.88mv%) K=0.2 Ca=4.1 Al=0.2 Fe3=0.3 F=0.2 Cl=7.7 SO4=19.1(28.93) HCO3=14.8 CO3=15.2 H2SiO3=39.1 CO2=180.7 (H27.10.14) ※温泉利用状況=全ての項目で該当なし