湯の沢湯本 杣温泉旅館

2023年1月1日~2023年3月31日臨時休業

 
山あいにあり、秘湯ムードが少々漂うお宿です。訪問は夕方を過ぎて、薄っすらと暗くなりかけての立寄りになってしまいました。時間が遅かったせいか、立寄り客も居らず静かな浴室です。また、宿泊客も夕食の最中で、浴室を独占状態で湯浴みとなりました。

男女別内湯の他に、混浴露天風呂を持つ宿です。ガラス張り内湯は8人サイズのタイル浴槽となっています。見るからに「ココは当り」と言わんばかりの光景が目に入ります。ライオン湯口からは、石膏タマゴ風味の源泉を10L/minほど浴槽へ吐き出し、浴槽縁からサラサラと掛け流し。飲泉コップがありタマゴ風味が実に美味しいお湯です。とろみある無色透明の湯、結構なキシキシ感。心地よい43℃の湯温、湯上り後はホカホカと温まります。

混浴ですが露天風呂もあります。周囲は暗くなりかけていたのにも関わらず、アブがブンブンと飛び回りこちらを狙っています。内湯からは一度着替えてからでないと移動不可です。15人サイズの御主人手造りの石風呂浴槽で開放感のあるものです。しかしどうしてもアブの大群が体を取り囲み、気になって湯浴みどころではありません。サッと浸かるだけで上がってしましました。44℃の熱めの湯が掛け流し。機会があれば、アブを気にせずゆっくりと湯に浸かってみたいです。
(三昧・2007年8月)


人里から随分離れた山の中にある感の杣温泉です。訪問時が闇夜の迫る夕暮れ時だったので余計にそう感じました。古びた山小屋風の旅館、玄関前には橋がかかり、お宿を守るかのように大きく立派な二本の木も見えます。お宿には男女別内湯と混浴露天風呂があり、立寄りでどちらも楽しめます。訪問時はお盆で宿泊客もいたようですが、丁度夕食時間と重なり、浴場は終始貸切状態でした。

まず向かったのが男女別内湯。女性側には5~6人サイズのタイル浴槽がひとつあり、岩のオブジェから熱い源泉がジョボジョボ投入されています。湯汚れ一切なしの綺麗に澄んだ湯は熱めのギシギシ浴感。石膏臭と弱いタマゴ臭漂う、どこか上品な印象の湯です。口に含むとやはり石膏味と弱いタマゴ味。源泉が熱いのでガンガンに掛け流しタイプではないものの、満足行く投入量があり、常に小波のような溢れ出しがあります。この湯がとても気に入り、珍しく長湯してしまいました。また、シャワーも温泉利用で、フワ~っと浴びると硫黄臭に包まれ、これまた心地よい。

お次は混浴露天風呂へ行ってみました。ロケーション、湯ともに申し分ないのですが、なにしろ季節柄アブが凄い・・。脱衣から湯浴み中に至るまで常に虻の群れに取り囲まれ、ゆっくり楽しむどころではありませんでした。次は季節を選んで再訪したいとこ。

帰りの道はまだ20時頃というのに漆黒の闇。ウサギやキツネにも遭遇しました。
(まぐぞー・2007年8月)

▼杣神水

▼男性浴室

▼ライオン湯口

▼溢れ出し

▼脱衣所の洗面台(飲泉ができます)

▼女性浴室

▼混浴露天風呂

▼別の角度から

杣温泉旅館 データ

秋田県北秋田市森吉字湯ノ岱川向湯ノ沢7
Googleマップでみる
0186-76-2311
7時~20時
400円
訪問:2007年8月

杣温泉旅館 温泉分析概要

ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 53.7℃ pH=8.5 溶存物質計=? Na=290.2mg Ca=130.1 Cl=449.4 SO4=310.2 HCO3=12.0 (H10.4.14)