後生掛温泉・2013年8月湯治宿舎(畳個室)(宿泊)

2006年9月訪問時より浴室撮影禁止になっていました。当ページの浴室画像は入浴者のいない時間に許可を得て撮影させていただきました。

湯治部に一泊宿泊してきました。お世話になったのは二階の畳個室部屋です。夏場だしオンドル部屋は暑さでキツイと勝手に推測しての選択です。部屋は鈴蘭寮2Fにある4畳半の一室。贅沢言えば少し狭く思えてしまうが、寝るか食うか風呂だけの一泊なので、なんてことはありません。

調理場は一階に位置します。ガス・水道は自由に利用可能ですが、調理道具や備品、食器などは各自準備が必要です。また、屋外には自然の蒸気を利用した蒸し場もあるのでこちらの利用も重宝しました。夏場だったので冷蔵庫を探しましたが備え付けは無し。「レジ袋に冷やしたい材料をいれて流水にさらして冷ます」というのが冷蔵庫代わりです。ちょっとした食材や日用品の並んだ売店は湯治部にありますが、主に土産物品中心の旅館部の売店と、お昼から夕方までの間であれば旅館部の食堂も利用できます。ただし湯治部の客は旅館部浴室の利用は不可となっています。更には20時以降の旅館部への立ち入りも不可です。

浴室は清掃時間帯を除いていつでも利用可能です。入浴設備、浴槽などの云々は以前の記憶と変化は無いように思えます。お湯には全体的に元気がなく力不足なコンディションです。源泉投入量に対して、同量ほどは加水していると推測します。しかしながら、噴気利用の箱蒸しサウナと蒸気サウナはやはり心地よく気に入りました。今回の入浴は自分にしては少ない3回ほどで、夕食前、寝る前、深夜の利用となりました。
(三昧・2013年8月宿泊)


久々に訪問した後生掛温泉です。今回は自炊宿泊してみました。自炊棟(湯治宿舎)は全部で5棟あり「オンドル大部屋」「オンドル個室」「畳個室」「絨毯個室」と好みによって部屋のタイプがわかれています。今回は真夏の訪問だったので畳個室を選んでみました。

通された部屋は鈴らん寮の2階で、簡素な4畳半の小部屋にテーブルや布団が置かれ、かなり手狭。とはいえ設備そのものに不自由は無く、部屋も清潔に保たれているので何も不自由はありません。難点は真夏の訪問だったのでとにかく暑かった事!窓や出入り口の扉をを開けてもイマイチ風通しが悪く、風呂上りの後は苦しい程。これでオンドル部屋にしていたら大変だったかも。実際オンドル部屋の人が数人、夜に談話室のソファーで寝ているのを見かけたりしました。

共用の炊事場は広いのですが、慣れない人にはいまいち使い勝手は悪いかな。訪問日はお盆時期で、おそらく最大級の混雑日だったと思われ、ガス台などは常にフル稼働だったのですが、炊事場を仕切るおばちゃんがいて、煮炊きの終わったおじいさんを手で「しっし」と追い払う仕草をしたかと思うと、新顔の我が家にはニッコリ笑顔で空いたガス台を使うように手招き、おかげでなんとかお湯を沸かす事ができました。

炊事場に置かれた鍋などは自炊客の持ち込み品で、共同利用できるものがあるかは不明でした(パンフには有料で食器の貸し出し有りと書かれています)。棚などにはダンボールに入った先客の食材がビッシリ置かれ、後から来た人ではちょっと利用しにくい印象も。

これだけ多くの自炊客がいるので冷蔵庫はなく、生ものなどは外から引かれた水場に浸けておくといった具合です。驚いたのはその食材が浸かっている水場で歯磨きをする人がいた事。洗面所があるのに、なんでココで~?逆に「調理禁止」の掲示がある洗面台で普通に調理をする人もいて、利用者の自由度が高すぎ。ちなみにわざわざ自炊をしなくても湯治宿舎泊でも食事を付ける事ができるし、ちょっとした売店もあるのでご参考まで。

温泉は大浴場のみ利用可能です。旅館部にも浴場がありますが、アチラはあくまでも「旅館部宿泊者のみ利用可」のようです。大浴場の感想は以前と変わらぬ様子で特に追記する事もないので省きます。

今回初めて利用した後生掛温泉の湯治宿舎ですが、訪問した時期にもよるかもしれませんが、早朝から夜まで何やらガサガサと騒がしく人が多すぎ、これまで宿泊した自炊宿とは異なる一種独特な雑多な空気を感じました。とはいえ焼山への登山口が敷地内にあるという好立地など、目的によっての利用価値は高いと思います。
(まぐぞー・2013年8月宿泊)

▼後生掛温泉外観(湯治部はこの裏にあります)

▼湯治部入り口

▼旅館部と湯治部は繋がっています

▼宿泊した鈴蘭寮2階廊下

▼宿泊した部屋

▼使用中

▼炊事場

▼魚専用焼き場もあります

▼食材置き場

▼カラスにご用心

▼冷蔵庫がわりの水場

▼こちらも冷蔵庫と化していました

▼屋外にある蒸し場(重宝します)

▼談話室

▼談話室

▼後生掛温泉名物の黒たまご

▼足湯もあります

後生掛温泉 大浴場(男性)

2006年9月訪問時より撮影禁止になっています。当ページの画像は入浴者のいない時間に許可を得て撮影させていただきました。

▼大浴場入り口

▼脱衣所

▼有料ロッカーがありました

▼男性大浴場

▼神経痛の湯

▼湯口

▼泥風呂

▼露天風呂

▼打たせ湯

▼箱むし

▼かけ湯

後生掛自然研究路

▼後生掛温泉の裏庭的存在の「後生掛自然研究路」

▼大地の息吹を間近で見られます

▼動画でみる(音がでます)

▼お茶屋さんのワンコ

後生掛温泉・1999年旅館部宿泊・2003年~2007年立ち寄り
後生掛温泉は2006年9月訪問時より浴室撮影禁止になっています。当ページの浴室画像は2003年当時のものです。 後生掛温泉 2006年9月 数年前、秋田県の温泉に初めて浸かった温泉でもある後生掛温泉。八幡平の湯巡り途中に立寄り、再訪してみた...

後生掛温泉 データ

秋田県鹿角市八幡平熊沢国有林内
Google Map
湯治部(9時~17時)0186-31-2222
旅館部(9時~18時)0186-31-2221
宿泊しました:2013年8月湯治宿舎(畳個室)自炊3200円利用
7時~19時→8時~17時9時~15時(受付14時30分)
9時~14時(受付13時)
12月1日~4月14日は火曜日休み
400円→500円600円→800円
訪問:2013年8月(泊)

後生掛温泉 温泉分析

オナメ・モトメの湯 単純硫黄泉 88.4℃ pH=3.2 溶存物質計=251mg H=0.6mg(26.92mv%) Na=4.4 K=1.1 NH4=0.2 Mg=4.0 Ca=8.8 Al=4.6 Mn=0.3 Fe2=4.6 Fe3=0.5 Cl=3.0 S2O3=3.5 HSO4=2.2 SO4=105.0(92.80) NO3=0.7 H2SiO3=87.2 HBO2=20.3 CO2=60.1 (H15.7.23) ※温泉利用状況=掲示確認できず