湯の越温泉 湯の越の宿(リニュアル前)

湯の越温泉は休業の後に経営がかわり2022年3月26日リニュアルオープンしています。このページの情報はリニュアル前のものです。

 

湯の越温泉 湯の越の宿 2018年8月

気になっていた温泉施設にようやく再訪できました。現在ではデイサービスやショートステイなどの福祉事業も同経営のようです。券売機でチケットを購入して受付する流れです。

午前10時頃の訪問で先客は地元の年配客が4-5人ほどでした。洗い場シャワーは5-6台位だったかな?朝一で身体を洗って浴槽へ。長方形で石造り浴槽が仕切りのみで二つ横並びで配置されています。大浴槽は10数人サイズ、小浴槽は4人ほどでしょうか。湯口は大浴槽側にあって石湯口から10L/min弱と浴槽底部より注入のダブル給湯。溢れ出し湯は小浴槽へとの流れ込みがあります。湯温は大浴槽で体感で約41℃ちょい、同小浴槽では約40℃ないくらいでしょう。身体に優しい温度設定でこれは良ろしいかと思います。お湯は薄い青灰白濁り、硫化水素タマゴ臭味、弱くエグ味あり。以前にも思いましたがこのエリアでこのような硫黄泉は貴重な存在でしょう。頑張ってほしいです。
(三昧・2018年8月)


なんと14年ぶりの再訪です。その間に改装をしたとのことで「どんな風に変わったんだろう?」とワクワクしながら訪問したのですが、実際に行ってみると前回の記憶はまったく残っておらずほぼ初訪問状態での入浴となりました。木材をふんだんに使用した建物は明るいベージュ色を基調とした感じのいいものです。券売機で入浴料を支払うのは以前と変わりなし、なんと入浴料も14年前と同じ400円でした。

建物をずんずん進むと男女別浴室があります。窓が大きくとられ外光が明るく広がる浴室には、窓に沿って10人サイズと4~5人サイズに仕切られた浴槽があります。大浴槽側の湯口より流し込まれる湯は、小浴槽側へと流れ込む造りとなっていて、湯面からタマゴ臭の香るややグレーがかった白濁湯が満たされています。なんとも「まったり」としたちょっと不思議な肌触りの湯で、訪問時はやや「こなれ気味」となっていました。湯口以外にも浴槽内からの投入もあり、湯使いを見ると循環なしの加温掛け流しということで、加温自体も控えめで浴槽湯はややぬるめより適温~ぬるめとなっていて、夏場には嬉しいものでした。

さて浴後、シャワーで体についた温泉を流して浴室を出ようとすると、同浴のお婆ちゃんに「あいーっすかたねっ、これ温泉だもの流しちゃダメだぁーー」と言われ、もう一度浸かるように命じられたので、再び入浴→シャワーで流さずサッと拭いて着衣しました。風呂場では姉さん達の言葉には素直に従う私です。
(まぐぞー・2018年8月)

▼外観/券売機

▼湯口/白濁です

湯の越温泉 湯の越の宿 2004年8月

「北東北日帰り温泉ガイド」に掲載してあったお宿です。硫黄泉というので寄ってみました。訪れたのは閉館間際でなんとか滑り込みセーフで入湯。慌ただしく浴室へ向う。浴室は内湯のみ。帰ってきてから気付いたのですが女湯は二箇所にあったようです。

で、男湯ですが3×5m浴槽があり大小の2つに仕切りで区切られています。大きい浴槽は42℃、小さい方は41℃ほど。浴槽は全てが青森ヒバで出来ている。源泉は浴槽底から注入。浴槽端に湯口がありますが、すぐ近くの浴槽内に吸い込み口があり、試しに塞いでみるとプッツリと湯が止まってしまった。はて??湯は薄い白濁り、塩味・硫黄臭・ほのかに甘い味でつるスベの浴感。浴槽端からは湯が溢れての掛け流しで利用。分析書は「松橋2号」源泉をメモしてきたが実際は「松橋1号」を利用しているらしい。では「松橋2号」源泉はどこにやら?まあしばらく振りの白濁湯で閉館まで湯に浸かった。
(三昧・2004年8月)


八郎潟の右下すぐ近く、男鹿半島とは反対側にある温泉宿です。「北東北日帰り温泉ガイド」の牛乳1本プレゼントにつられて訪問したのですが、それまでは何度か付近を通りつつも、こんな所にこんな宿があるなんて気付きもしませんでした。訪問したのが閉館1時間前。閉館間際となると時間ばかりが気になって落ち着きません。ほぼ競歩で受付へ向ったのですが、同時刻に入館された方が他にも数組あって「おー、道連れがいる」とばかり、ちょっと一安心。

さて、男女別の浴室ですが、女湯は結構広々とし、脱衣所を抜けると浴室中央に4っつの大小木造浴槽がくっつく形で並んでいます。手前の大きい方が「熱湯」、隣の小さいのが「温湯」、その奥にまったく同じ大・小浴槽が並んでいます。湯は「熱い方」にのみ投入され、溢れ出た湯が「温い方」に流れ込む仕組み。湯温は結構低く、熱い方でも「ちょっと温めね」と感じる程。温湯好きの方にはいいかもしれません。

湯は白濁。浴室に入った瞬間、プンと「ぬか漬け」のような臭いが漂いました。つるつるとした浴感が印象的な優しい肌触り。大きい浴槽の足元からお湯がドコドコと投入され、いい調子で掛け流しとなっています。浴槽角からも湯が投入されていたので飲んでみると、味はほんのり薄塩タマゴ味だったのですが、、。男湯に入った三昧が「あれはダミーだった、浴槽内の湯を吸い上げて演出で流しているんだよ、近くにエンピツサイズの小さな吸い込み口があって、指でふさいだら湯がピタリと止まった」だと。確かに足元注入の湯よりも温度が低かった、、。女湯は確認していないからわからないけれど、アレもダミーだったら辛いなぁ。なにしろ、何度も味見がてら湯を飲んじゃったから。浴後は「北東北日帰り温泉ガイド」のクーポンにてコーヒー牛乳をいただきました。当然ながら宿泊も受付けていて浴衣を着たお客さんもチラホラ見えました。お宿の方は皆にこやかで親切で、かなり好印象でした。
(まぐぞー・2004年8月)

▼入口/受付

▼男性浴室

湯の越温泉 湯の越の宿 データ

秋田県南秋田郡五城目町内川浅見内後田125-5
Googleマップで見る
018-838-4354
9時~21時→9時~19時(受付18時30分)
火曜日休み
400円→500円
訪問:2004年8月・2018年8月

湯の越温泉 湯の越の宿 温泉分析

松橋2号 含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 35.1℃ pH=7.6 溶存物質計=2.6735g Li=0.2mg Na=874.2(97.24mv%) K=7.9 NH4=3.0 Mg=2.9 Ca=8.3 Sr=0.7 Ba=0.6 Mn=0.1 F=1.4 Cl=918.2(65.35) Br=2.8 I=0.8 HS=5.6 S2O3=1.0 SO4=17.0 HPO4=0.9 HCO3=697.1 CO3=48.9 H2SiO3=68.9 HBO2=12.2 HAsO2=0.8 CO2=48.9 H2S=1.6 (H25.8.6) ※温泉利用状況=加温あり・塩素系薬剤の使用あり

以前の分析

松橋2号 含硫黄-ナトリウム-塩化物泉・炭酸水素塩泉 40.5℃ 150L/min(掘削動力)pH=7.6 蒸発残留物=3200mg