嶽温泉 民宿山七(宿泊)(閉館)

嶽温泉 民宿山七は閉館しました

嶽温泉街にある湯治も可能なお宿に宿泊しました。酒屋さんも併設されており、民宿と同経営のようです。民宿と聞けばちょっとした鄙び系の建物を想像していましたが、実際にはキレイで清潔なお宿の「民宿山七」です。館内にはキレイな宿泊棟があり、そこが民宿として利用されています。すぐ隣には酒屋のお店が営業中。改装されてからまだまだ数年ほどしか経過していないかと思われます。お部屋は清潔な8畳間に設備も十分なもので満足です。

浴室は男女別内湯が一つずつあり、それぞれ24時間利用可能です。4畳半の空間の浴室に湯気が充満気味、1.5×1.3mサイズの浴槽が一つのみの浴室です。元々はコンクリ丸出しの浴槽と思われるが、白くツヤツヤした表面は耐酸性の塗料を塗っているのかと思う。入湯前は無色透明、底部に湯華が沈殿していて、掻き混ぜると見事な白濁湯に変身する。湯口より15L/minほどの源泉投入の掛け流し。レモン風味の収斂味、薄塩味、弱タマゴ臭を感じる。湯中には細かく黄色がかった白い湯華が大量だ。近くの小島旅館にあった程のタマゴ臭は感じられない。静で落ち着く、清潔で心地よい、女将さんも親切で印象の良いお宿。
(三昧・2006年1月)


嶽温泉で配布されている案内ペーパーに「湯治」という文字が載っていたので、てっきり古びた湯治宿かと思いきや、実際訪問してみた「山七」は酒屋さん併設の綺麗な民宿でした。館内は最近改装でもされたのか、どこもかしこもピッカピカ。今回は、そんな「山七」に宿泊してみました。宿泊部屋として案内された部屋は2階にあり、窓を開けると雪景色の嶽温泉街を眺める事ができます。内装が新しく、広さも手頃な八畳間。清掃が行き届き、綺麗好きの方でもストレスなく利用できるかと思います。部屋置きの備品は浴衣、タオル、歯ブラシセット、お茶セット、TVは有料。外は真冬の豪雪でしたが、部屋は保温が良く快適に過ごす事ができました。

お楽しみの浴室は1階にあり、男女別に内湯がひとつづつ。女性浴槽は2人サイズのこぢんまりとしたもので、無色透明やや熱めの湯が注ぎこまれています。浴槽内の湯は無色透明な中に細かな白湯花が無数に漂うもので、その為に薄く白濁して見えます。それほどタマゴ臭は強くなく、酸味が強い。スベスベ浴感のキリリとした湯は、冬の冷えた体にジーンと染み入るようです。浴室の備品は石鹸のみ。シャワーにも少しばかり温泉が混入していましたが、ごくわずかなので気になりません。浴室は何時行っても貸切り状態で、一晩中新鮮な湯を楽しむ事ができました。

今回は素泊まりで宿泊しましたが、食事付きもあるのかもしれません(未確認)。自炊について聞いてみると、宿泊客用の炊事場は特になく、家人が使用する台所を使ってもらう形になる、と仰っていました。基本的に自炊向きなお宿ではないと思います。館内はとても綺麗で女将さんも親切、貸間感覚で気軽に宿泊できるお宿でした。
(まぐぞー・2006年1月)

▼お宿の前は凄い雪です

▼宿泊した部屋

▼浴衣セット

▼部屋からの眺め

▼男性浴室

▼湯口

▼湯口

▼女性浴室

▼女性浴槽

嶽温泉 民宿山七 簡易データ

青森県弘前市大字常盤野字湯の沢28-2
宿泊しました:素泊まり3750円
7時~18時
350円
訪問:2006年1月(泊)

嶽温泉 民宿山七 温泉分析概要

嶽温泉(嶽温泉旅館組合4号~5号集湯槽、6号~8号集湯槽)酸性-カルシウム-塩化物泉 46.9℃ pH=2.0 湧出量測定不可(動力揚湯) 溶存物質計=2283mg H=9.0mg(23.36mv%) Na=137.6 K=15.1 NH4=0.6 Mg=51.2 Ca=258.7(33.77) Al=48.6 Mn=2.5 Fe2=7.2 Fe3=0.1 Li=0.1 F=1.9 Cl=1061(77.34) Br=1.4 I=0.1 SO4=361.4(19.43) HSO4=108.5 H2PO4=0.5 H2SiO3=200.3 HBO2=14.2 H2SO4=2.4 CO2=676.2 As=0.1 (H14.11.26)