十勝岳温泉 カミホロ荘

二階建ての中規模な温泉旅館です。十勝岳登山後の汗流し身体洗いで利用しました。日帰り入浴は朝7時より営業しているのは嬉しいですね。券売機で入浴券を購入してフロントで受付します。入浴後はレストランでランチするなり、畳敷きの無料休憩所過ごすなど自由です。また、当館は沢水を利用しているので節水のご協力をお願いします、的な掲示がありました。

浴室はウッディーな木造りで雰囲気が良いです。汗流しに重要なシャワーの水量の出も十分で、洗い場の数も十分です。内湯はガラス張り、10数人サイズの長方形木造り浴槽がドーンとあります。浴槽隅っこの湯口から加熱源泉4-5L/minほどのみ投入あり。ちょっと浴槽サイズからして投入湯量が少ないかと思われます。これだと浴槽湯はなまり気味なのは当然でしょう。少しスベキシする浴感、浴槽湯温は体感で約42℃、とりあえず湯使いは加温掛け流し、になるのでしょうかね。

露天風呂は5人サイズの木造り浴槽で、内湯をサイズダウンしたような感じ。湯温は42-43℃で内湯より少し温かいですかね。やはり投入湯量が気になるのですが、もうちょっと欲しいところです。ダシの効いたような酸味、弱甘味、明礬臭がします。やはり露天は外気に触れられるのが良いですね。
(2018年・三昧)


吹上温泉の近くにある独自源泉を持つお宿。中規模タイプのしっかりとした造りのお宿で公共の宿にも見えます。今回は十勝岳下山後の汗流しで立ち寄ってみました。

女性浴室は木材をふんだんに使用した雰囲気の良い空間で、シャワーまわりの木材はとても新しい印象を受けます。浴槽に沿って大きく取られた窓からは、高い山の上に来たことを実感できる針葉樹の木々や、遠くに美瑛の畑が連なる様子を望むことができ、山岳リゾートの雰囲気も味わえます。内湯には10人サイズほどの長方形浴槽がひとつあり浴槽角の湯口より熱めに加温した無色透明の源泉が投入され、静かに掛け流されています。肝心の湯は無色透明な中にほんのり茶系に色づいてもみえるもので、すべすべとした肌触りが心地よいです。浴槽も縁から底から全てが木造りで好印象でした。

続く露天風呂は5人サイズの長方形で内湯と同じ木造りとなっています。お湯は内湯と同じものをやや高めに加熱して掛け流しています。こちらも内湯同様に眺めよく、山の冷たい空気に触れながら湯に浸かれる心地よいものでした。
(2018年・まぐぞー)

▼外観/休憩室

 

▼男性内湯

▼浴槽から/溢れ出し

 

▼男性露天風呂

十勝岳温泉 カミホロ荘 データ

北海道空知郡上富良野町十勝岳温泉
0167-45-2970
日帰り入浴休止や冬期閉鎖など営業が流動的なので訪問前に現地に問い合わせをされた方が無難
7時~21時
600円
訪問:2018年8月

十勝岳温泉 カミホロ荘 温泉分析

カミホロ荘源泉 酸性-アルミニウム・カルシウム-硫酸塩泉 28.0℃ pH=2.5 溶存物質計=1.330g H=3.2mg Na=18.7 K=3.6 NH4=3.4 Mg=17.1 Ca=100.3(28.01mv%) Al=58.7(36.59) Fe2=15.4 Fe3=0.2 Zn=0.1 F=4.4 Cl=43.5 HSO4=83.9 SO4=787.9(87.61) H2SiO3=155.3 HBO2=31.9 H2SO4=0.7 CO2=26.4 (H22.10.12) ※温泉利用状況=加温あり