乗鞍高原温泉 のりくらの宿 舞

乗鞍高原へと向かう県道を進み上っていくと、なにやら道端に「日帰り入浴可」的な看板があったのでつられる様に行ってみた。玄関を入り声を掛けてみると若旦那が対応されて入浴ok、との事。浴室は二階にあり、直々にご案内いただく。脱衣所掲示の分析書には源泉名が鈴蘭源泉との事。初めて目にかかる源泉であった。

浴室にはタイル造り4-5人サイズの浴槽が一つある。男女境の壁上部には湯口代わりの塩ビ管があって、弱重曹甘味がある。つるスベとした浴感が心地よい。そこから浴槽へバシャバシャと約28L/minほどが落とされている。なんとお湯は乗鞍高原温泉にして無色透明だった。弱い薬っぽい臭味を感じる。とろみがかったお湯は自身の肌にとてもよく馴染む。湯舟縁からは投入量分がそのままあふれ出していました。

扉向こうには露天風呂もあったが当日は使われていないのか湯温がぬるく浸かれる状態ではないので見学のみとした(受付時に告知があり了解の上です)。乗鞍の白濁湯に飽きたら、すっきりとした無色透明の鈴蘭源泉も格別です。
(三昧・2018年7月)


乗鞍高原のペンション群の一軒です。表のメイン通りから少しばかり細道を進んだ先にあります。玄関前には数匹の大きな黒紫色の蝶が飛んで「蝶がいっぱいいますね」と聞いたところ、全国的に見られるそれほど珍しい蝶ではないとのこと。家の周りには、あんなに大きくて紫色の黒アゲハはいないけどなぁ。

浴室は二階にあり男女別に内湯と露天風呂があります。先ずは内湯ですが、露天風呂に面して大きくとられた窓ガラスから、周囲の爽やかな木立が見えとても良い雰囲気です。浴室には6人サイズ浴槽がひとつあり、男女の仕切り壁上部よりジャバジャバと源泉を落とし込んでいます。肝心の湯はこの辺りでは少数派と思われる無色透明の「鈴蘭源泉」を適温に加温したもので、浴槽縁よりサラサラと溢れ出てのかけ流しです。湯面からはほんのり優しい鉱物臭が香り、弱いすべすべ感、そして浴後はサッパリとした毎日の風呂に丁度いい感じの湯です。

内湯の外には爽やかな木立を背景にしたベランダのようなところに四角い露天風呂もありましたが、訪問時は使用されていないのか貯め湯状態となっていたので、こちらは見学のみにしました。
(まぐぞー・2018年7月)

▼男性内湯

▼湯口/のぼってはいけません

 

▼ん?インコがいました

 

▼男性露天風呂

▼女性内湯/女性露天風呂

 

長野県松本市乗鞍高原4237-7
0263933000
9時~18時
700円
訪問:2018年7月
鈴蘭源泉 単純温泉 38.8℃ pH=6.9 蒸発残留物=430.6mg Na=54.2mg K=8.7 Mg=32.1 Ca=72.3 Fe2=0.8 Sr=1.5 I=0.3 Cl=2.1 SO4=32.4 HCO3=493.8 H2SiO3=1.9 HBO2=0.8 CO2=69.8 (H19.10.23) ※温泉利用状況=加温あり・塩素系薬剤の使用あり



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