穂波温泉 旅館 湯の原

朝から訪問した温泉旅館です。親切女将さん曰く「お風呂?どうぞどうぞ」とのお言葉。がらんと静まり返った館内で宿泊客はいない様子です。

長方形4-5人サイズのヒノキ浴槽が一つある内湯です。見るからに使い込まれているのに嬉しく思ってしまいます。浴室に入ると温泉臭の香りが鼻を突いてきますが、これはすぐに慣れてしまいます。湯は無色透明でとろみ少々、温泉臭に弱石膏臭が香ります。43℃の浴槽温度で掛け流し。湯口にて46℃のお湯は源泉温度からして、おそらく加水での利用と思われます。なめらかな浴感で肌触り良い感触のお湯です。赤褐色の湯華がたくさん浮き沈み状態です、湯上り後はホコホコ感が持続します。

内湯続きの混浴露天風呂もあります。小さなスペースにとりあえず設置した印象があります。木材を組み合わせたような2人サイズの浴槽です。湯は内湯と同様で無色透明なもの。41℃の温く感じるお湯が掛け流し。
(三昧・2008年5月)


朝から立寄りできるお宿はないかと、温泉街を車でウロウロしている途中、玄関が開いている所を見つけ訪問してみました。「旅館 湯の原」は、飾り気のない民家風のお宿で、訪問時は宿泊客はなかったようです。浴室は男女別に内湯がひとつづつ。そして内湯の外が混浴の露天風呂になっています。

脱衣所を抜けると先ずは内湯ですが、3~4人サイズの長方形木造浴槽がひとつあり、無色透明の湯がサラサラと溢れ出ています。適温に温度調整された湯は、柔らかな石膏臭と温泉臭がフワッと漂う心地よいもの。無色透明な中に茶色の浮遊物が漂います。

続く混浴露天風呂は、ベランダのようなスペースに浴槽を二つ並べたような造りで、片方は空になっていました。湯の注がれた浴槽は1~2サイズの木造。ややぬるめの適温湯が注ぎ込まれ、浴槽に浸かると湯がザバッと溢れ出ます。ちなみに浴槽底がヌルヌルするので、浸かるときは注意が必要かも。

飛び込みで立寄りしたお宿ですが、ストレスなく湯浴みのできる心地よい湯で、朝湯にもってこいでした。また、浴後はいつまでもポカポカが持続します。
(まぐぞー・2008年5月)

▼女性内湯

▼混浴露天風呂

穂波温泉 旅館 湯の原 簡易データ

長野県下高井郡山ノ内町穂波1477-5
時間要問合せ
300円→400円
訪問:2008年5月

穂波温泉 旅館 湯の原 温泉分析概要

湯の原 ナトリウム-塩化物泉 81.8℃ pH=8.4 成分総計=1751mg Na=489.7mg(82.49mv%) K=56.6 Mg=0.7 Ca=60.4 F=1.5 Cl=683.8(80.84) Br=0.2 I=0.8 HS=0.1
SO4=165.9 HPO4=1.6 HCO3=30.5 CO3=15.0 H2SiO3=155.5 HBO2=87.1 HAsO2=2.2(H16.1.21)