大塩温泉共同浴場(大塩温泉館)

通りがかった際に、「そういえばここどうなっているのかな?」と暫くぶりに立ち寄りしてみました。浴場正面前には駐車禁止、車は建物裏手に駐車する事、というル―ルがあります。

玄関入るとすぐ正面に無人料金箱があり、利用者各自が料金を支払います。なぜかここでの廊下空間にカルキ臭がしていまいたが、浴室や浴槽からはカルキ臭は感じずでした。浴室は少しムシムシとした状態で若干不快でした。浴槽は6-7人サイズの大きめタイル風呂と、横並で1人用の小さめ浴槽があります。訪問時では大きい浴槽のみが加温利用、一人用浴槽は加温なしで利用されていました。お湯は無色透明の含食塩石膏泉で、自身の肌に合うとろんとした感覚があります。今回気に入ったのは一人用サイズ浴槽です。非加熱源泉が十分に掛け流され、不感温度の湯が心地よいです。登山終了後のクールダウンには最適な湯温でしょう。また時期をみて確認してみましょう。
(三昧・2018年5月)


何度も近くの国道を通った際に寄ってみましたが時間が合わず未訪問となっていた共同浴場です。公民館の中に男女別に内湯浴室があります。タイル張りの浴槽は仕切りで二つに分かれていて小さい熱い浴槽と広めの適温浴槽に調整してあります。適温浴槽は41℃ほどで30L/minほどの源泉投入量です。とろみがありアワも浮遊していてなかなか鮮度は良さそう。長野県のHPで温泉利用状況が公開されていて見てみるとココの施設は加温に塩素投入との事。100円で利用できるので気軽に立ち寄りできます。
(三昧・2004年5月)


約14年ぶりの訪問となった大塩温泉共同浴場です。当時温泉マニアの間で大塩温泉の共同浴場といえば254号沿いの施設を指していて、こちらの施設は公民館の建物に掲げられている「大塩温泉館」の名称で呼び区別していたのですが、最近ではこちらが大塩温泉共同浴場として認知されるようになっていました。そもそも254号沿いの施設がいまだに温泉を引いて一般開放しているのかも謎状態です。

そんなわけで約14年ぶりの再訪となった大塩共同浴場ですが、玄関を開けた途端に前回は一切臭わなかった強烈な塩素臭がします。「あれ?もしや・・」と警戒しましたが、浴室には一切臭いはなく、おそらくは館内の廊下やトイレの掃除に使用した残り香が充満していたものだと思います。

やや年季の入った浴室には二つの浴槽がL字に配置されていて、メイン槽として6~7人サイズの適温槽、そして1人サイズの非加熱槽という構成になっています。まずはメイン槽ですが、湯口からは弱く加温しているのかな?と思えるぬるい源泉を投入しつつ、底からも熱い加熱湯を投入し、浴槽内で適温の掛け流しとなっています。掲示によると加温は15時からなので、非加熱源泉をたっぷりと楽しみたい人はオープンの14時にあわせて訪問するといいかもしれません。

小浴槽は加熱槽の湯口よりもいっそうぬるい源泉を投入し、人肌よりややあたたかい程度のぬる湯で掛け流しとなっています。夜に訪問したにもかかわらず湯汚れも塩素臭もなく、湯面からは爽やかな温泉臭が香り(旭館のようなタマゴ臭はありませんが)ヌルっとした肌触りの優しい癒しの湯です。この非加熱小浴槽が気持ちよく、できることならずーっと浸かっていたかったのですが、当然ながら地元の人もお好きなようで、ある程度浸かったら次の人と交代という流れが自然にでき、誰かが長々と独占するという事はありませんでした。ちなみに前回訪問時は、この小浴槽が加熱湯槽として利用されていました。
(まぐぞー・2018年5月)

▼料金はコチラへ/浴室入り口

 

▼男性浴室

▼加熱槽/湯口

 

▼非加熱槽

▼溢れ出し/洗い場

 

長野県小県郡丸子町大字西内
14時~21時(加温は15時から)
15日・30日休み
100円→200円
訪問:2004年5月・2018年5月
大塩5号 カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉 36.2℃ pH=8.0 溶存物質計=1.074g Na=133.2mg(37.63mv%) K=2.6 Mg=1.9 Ca=186.7(60.58) Sr=1.2 F=1.1 Cl=90.7 Br=0.3 SO4=586.3(79.77) HCO3=28.5 H2SiO3=(撮影漏れのため不明) HBO2=2.1 CO2=9.7 (H23.3.10) ※温泉利用状況=加温あり