トルコの温泉|ブルサ|カラムスタファホテル(Kara Mustafa Otel)

ブルサの中心街から西へ4-5kmいった場所にチェキルゲ地区があり、ここが温泉街となっています。宿泊したホテルはブルサ中心街に位置していて食事や買い物などには便利な立地でしたが、温泉のあるチェキルゲまでは移動する必要があります。温泉街への移動にはドルムシュという行き先とルートが決まっている一人一回3.25TL(約60円)の便利な乗合タクシーを利用しました。(ドルムシュに関してはこちらの記事もどうぞ)

乗車時、ドライバーに行き先を伝えておくとルート上の近くで降ろして貰えます。降車地点から目的の温泉施設までは徒歩で3分ほどでした。今回訪問したカラムスタファには家族風呂があって、気兼ねなく裸入浴ができます。やっぱり日本人としては裸でお風呂に入りたいですね。

門をくぐって受付へ行くと、スタッフのお姉さんが片言の英語で対応してくださりスムーズに事が進みました。二人で一時間貸切って80TL(1488円)という料金設定は高いのか安いのか分かりませんが、ブルサは場所柄かトルコの中では全体的にお高め設定だと思います。受付時に開始時間と料金が書かれた用紙を貰って、入浴終了後に受付に用紙を渡して清算する後払いシステムです。

案内された個室風呂は「20」と書かれた部屋で、「この部屋で良い?」と言われて部屋を確認して特に問題なさそうだったので一つ返事で「ok」という流れ。利用方法は特に説明はないですが、脱衣所的な場所に簡易シングルベッド(浴後はすぐに着替えず、汗が引くまで横になって体を休めるのがトルコスタイル)、入浴用サンダルが二つ、服掛けフックとゴミ箱がありました。

浴室に入ってまずは清掃がてら栓をして軽くお湯を溜めその後抜きます。後はいっきに蛇口全開で湯溜め開始。蛇口は二つあって一つは温泉でもう一つは言うまでもなく温度調整用の水が出てきます。温泉は触れないほどの高温なのですぐに入浴するとなると加水は必須になります。

大理石造りで家族風呂として利用するには最適の二人サイズ浴槽にお湯を溜めます。湯溜め最中から芒硝の薬臭がプンプンと香ってきます。これはあの飯坂温泉の湯に似ていると瞬間的に判断。分析書は確認できませんでしたが、硫酸塩泉系かと思われます。湯温は加水量を加減して好みの湯温で湯浴み。自由に贅沢にもバンバン掛け流すも良し。ですが、空間自体が熱気でムンムンしており、泉質の性質も重なり入浴後はかなり火照ります。なので入浴終了して精算後は外のベンチで涼んで施設をあとにしました。全体的な満足度は高い施設です。
(三昧・2019年10月)

▼カラムスタファホテル外観

▼中庭

▼猫がいました(トルコの人は猫が大好き)

▼魚もいました

▼家族風呂の小部屋が並びます

▼脱衣所兼休憩スペースの奥が浴室

▼浴後は汗が引くまで横になって体を休めるのがトルコ流

▼家族湯浴室

▼浴槽

▼最初は空です

▼激熱源泉と水を投入

▼浸かった様子

▼浴槽から

▼トルコ式カラン

(ブルサ)カラムスタファホテル(Kara Mustafa Otel) データ

ブルサ県オスマンガズィ
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ブルサ中心地から乗り合いタクシー「ドルムシュ」での移動
家族風呂を2名で利用1時間80トルコリラ(2019年10月当時約1488円)
訪問:2019年10月