別府温泉 ホテル三泉閣(閉館)

別府温泉ホテル三泉閣は2020年閉館しました。

別府温泉 ホテル三泉閣 2019年4月

R10号沿い北浜地区に位置し、別府の老舗温泉宿の三泉閣です。前々からどんな感じの宿なのか気になっていましたが、外来入浴の時間が微妙にあわずに立ち寄りできませんでした。訪問の機会に恵まれたのは別府温泉まつり開催期間中の週末でした。当日は温泉無料開放の協賛施設でもあったので入浴料金は無料です。

浴室は6階と9階にありエレベーターで移動します。それぞれ趣が異なるようで訪問時点では男湯は9階の「石泉」でした。決められた時間によって男女浴室が入れ替えになるとの事で、どちらも入りたいのなら宿泊するしかありません。

浴室空間の壁沿いに洗い場を多数配置してあります。壁の上半分が見通しの良いガラス張りなので眺望もまずまずといったところですね。空間中央部分に15人サイズの楕円をした石風呂がドーンとあります。バルブの付いた岩汲み湯口から自家源泉が浴槽へと流れ込んでいます。お湯は少し黄緑がかった透明湯でスベスベとした感覚があり、北浜界隈に湧出する温泉の特徴が出ています。しっかりと掛け流されているのは別府ならではです。宿の雰囲気も好印象をうけました。
(三昧・2019年4月)


 

なんとビックリ15年振りの再訪です。前回「三泉閣」にお邪魔したのは、別府八湯温泉まつりの無料開放デーで、欲張って何軒もハシゴした後だったのでクタクタになり、お湯の感想がおろそかになっていました。なのでぜひゆっくりと再訪したいと思っていたお宿さんです。ところが今回もまたも別府八湯温泉まつりの無料開放デーにお邪魔してしまいました。

三泉閣は、別府でも一番の賑わいのある北浜、10号線沿いにドーンと立派な建物を構える老舗観光旅館です。玄関前にはスタッフが待機し、お客さんを笑顔で出迎えてくれます。館内には「石泉」と「豊の湯」の二か所大浴場があり、造りがまったく違うので時間帯により男女入れ替え制になるようです。ただ立ち寄り時間で入浴できるの浴室はほぼ固定なのか、前回と同じく今回も「豊の湯」が女性用になっていました。

豊の湯は内湯1と露天風呂2という構造になっています。まずは内湯ですが、7~8人弱サイズ浴槽に綺麗に澄んだ黄色がかった湯が満たされていました。弱いスベスベ感のする心地よい湯です。

続く露天風呂は塀などに囲われて、ほぼ内湯に近い半露天といった印象です。片方が5~6人サイズで、内湯と同じと思われる湯が適温で満たされていました。もうひとつの浴槽は5人サイズの浅めで、やはり内湯と同じと思われる湯が熱め利用されています。この浴槽湯だけなぜか塩素臭がしましたが、もしかすると清掃時の残り香だったかな?
(まぐぞー・2019年4月)

▼ホテル三泉閣外観

▼9階浴室「石泉」

別府温泉 ホテル三泉閣 2004年4月

国道10号線沿いの立派な温泉ホテルです。「温泉まつり」の無料入浴デーにお邪魔しました。三泉閣は6階に「豊の湯」、9階に「石泉」という、構造も趣も違う大浴場があり、男女入れ替え制になっています。立ち寄りの今回は6階「豊の湯」が女性用となっていました。

「豊の湯」には内湯(やや熱め)の他に露天風呂がふたつあり、ひとつは木造(適温)、もうひとつは石造り(熱め)となっていました。それぞれの浴槽には綺麗に澄んだ薄黄色が使われ、湯の中には黒いツブ状の湯花が漂っています。スベスベ感のある心地よい湯です。

浴室は清潔感があり、シャンプー、ボディソープ、ドライヤーなどもバッチリ、湯上がりの冷たい水も用意され、老舗ならではのスマートな接客もいい感じです。温泉マニアではない観光目当ての人も満足できる温泉ホテルだと思います。
(まぐぞー・2004年4月)

▼「豊の湯」石造り露天風呂

▼湯口

別府温泉ホテル三泉閣は2020年閉館しました。

別府温泉 ホテル三泉閣 データ

大分県別府市北浜3丁目6-23
14時~16時
500円
訪問:2004年4月・2019年4月

別府温泉 ホテル三泉閣 温泉分析

三泉 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 59.2℃ (動力楊湯) pH=7.8 溶存物質計=1.376g Li=0.6mg Na=295.7(79.88mv%) K=50.9 NH4=0.8 Mg=6.3 Ca=25.3 Al=0.2 Mn=0.2 Cl=180.9(32.80) Br=0.5 SO4=104.4 HPO4=0.6 HCO3=503.7(53.12) H2SiO3=199.8 HBO2=6.1 CO2=17.6 (H27.2.7) ※温泉利用状況=加水あり