万座温泉 ますみ旅館は閉館しました
万座に再訪しました。「ますみ旅館」は万座でも奥の方にあります。玄関前には近くにある「万座温泉ホテル」が飼っているらしいウサギが散歩中。立ち寄り開始時間の直後の訪問したので、お宿の方は宿泊客のチェックアウト後のお掃除中であった。
浴室は廊下の一番奥にあった。誰も他にお客さんはおらず貸し切り状態で湯を独り占めだ。こいつはラッキーであった。お風呂は男女に分かれていてそれぞれに内湯・露天風呂がある。浴室に入ると思わずニンマリ。大好きな木造り浴槽である、床も木造り。そこには青白っぽい半濁り湯が満たされている。肩まで浸かり至福の瞬間だ。浴槽隅にある湯口からは源泉が5L/minほど投入されている。熱いので少量投入は仕方がない。浴槽内温度は体感で42℃ほどであった。
内湯からそのまま行ける露天風呂に向う。岩風呂露天で、陽のひかりの影響でか青白さがひときわ新鮮だ。源泉を浴槽内に直接に注入している。そのぶん湯が新鮮なので湯の濁りも薄い。また内湯よりも湯温が高い、44℃と熱め。飲泉は湯口で酸味が中程度。硫黄臭プンプンの極上湯を独り占めでき大満足であった。
(三昧・2004年5月)
万座温泉の中でも地味めの温泉旅館です。午前中の訪問だったので館内はシーンと静まり返っていました。男女別の浴室には四角い内湯と石造りの露天風呂とがあります。
内湯は、浴槽、洗い場ともに木造でなかなかの風情。鄙びた雰囲気の中、外の陽の光がほんのりと射し込みます。まずは、そんな内湯にて湯浴み。浴槽の湯は最初、外にある木箱に届き、続いて内湯の木箱へと移動、そして浴槽へと注がれます。高温だったものを徐々に湯浴みに適した温度へと下げてゆくのです。口に含むと柑橘系の酸味に硫黄の味が広がります。他にお客さんがいなかったので、まったりとした酸硫黄独特の臭いが立ち篭める中での静かな湯浴みを心行くまで満喫出来ました。
続いて露天風呂へ。周囲は残雪光る笹薮で、真っ青な空の下を時折小鳥が飛び交います。ここでのんびり露天風呂を満喫、、と思ったのですが、衝撃的な激熱湯で足をつけるのが精一杯。それでも踏ん張って湯に浸かっているとジンジンと痛苦しくなり、ついには飛び上がってしまった。
お宿の玄関には茶色いウサギが一羽。なんでも万座温泉ホテルの飼いウサギで、積雪で小屋が崩壊するシーズンは放し飼いなんだそう。ギャベツやらニンジンを沢山貰って、殆ど「ますみ旅館」の飼いウサギ状態でした。
(まぐぞー・2004年5月)
▼外で餌をもらっていたウサギ
▼館内
▼男性内湯
▼湯口
▼男性露天風呂
▼女性浴室
▼内湯浴槽
▼湯口
▼女性露天風呂
万座温泉 ますみ旅館は閉館しました
万座温泉 ますみ旅館 簡易データ
群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉
8時~16時30分
700円
訪問:2004年5月
万座温泉 ますみ旅館 温泉分析概要
姥湯 酸性-含硫黄-マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型) 80.0℃ 自然湧出 溶存物質計=1420.6mg H=4.0mg Na=110(24.51mv%) K=31.0 Mg=74.0(31.23) Ca=52.0 Fe2=2.8 Mn=5.3 Al=8.5 F=1.2 Cl=239(32.78) SO4=621(62.75) HSO4=83.1 H2SiO3=172 HBO2=16.7 H2S=50.0