塩釜温泉 ホテル塩原ガーデン(閉館)

塩釜温泉 ホテル塩原ガーデンは閉館しました

塩釜温泉 ホテル塩原ガーデン 2014年9月

ふるまい湯で入浴させていただいたお宿。内湯利用源泉が変更になったとの話でしたのでどんなんだか?という確認もしたく訪問。以前は塩釜区右岸源泉でしたが、今では別掲示の3源泉の混合泉の分析が掲げられていましたが。。。

内湯はタイル張りのものが横並びで二つあります。それぞれ8人と15人サイズ、湯温は体感で約43℃と42℃ほどでしょうか。お湯は無色透明、特になんてことはない単純温泉です。半循環ベースでしたが、カルキ臭もさほど感じなくまずまずといったところでした。以前との源泉と比較するとと言っても特に感覚としては変わらないのが実情でした。
(三昧・2014年9月)


三度目の訪問は「塩原温泉 古式湯まつり温泉ふるまい」でお邪魔しました。塩原温泉の中でも大型に属する観光ホテルです。相変わらず昭和の雰囲気はあり、以前は「B級だなぁ」と感じましたが、むしろそれが今となっては懐かしい貴重な存在だと思います。

塩原ガーデンは男女別大浴場があり、それぞれ内湯と露天風呂という構成ですが、湯が良いのは断然露天風呂です。が、今回は以前からその存在は知っていたものの利用状況が謎だった「ちょうせんころばし源泉」を内湯で使い始めたとの事で、その確認というのが最大の目的でした。内湯は15~6人サイズで無色透明湯が適温調整で利用されています。湯使いは確認しなかったのですが、訪問時は塩素がキツめで、肝心の源泉も三源泉の混合、これでは新しく導入した源泉がどうのこうのというのはわかりませんでした。

やっぱり何といっても塩原ガーデンで湯が良いのは露天風呂です。10人サイズ浴槽に掛け流されるやや熱めの湯は緑がかった黄土濁りで、湯面からは重曹の甘さと金気・土類臭がプンプン香ります。当然ながら浴感もしっかりしたもので、重曹のツルツルと金気土類のキシキシがせめぎあう肌触りも楽しむ事ができました。
(まぐぞー・2014年9月)

▼塩原の中でも大型のホテルに入る外観

▼ゲームコーナー

▼オーロラってなんだろ~?

▼内湯(四季の湯)※訪問時男性側

▼湯口

▼露天風呂(かじかの湯)一の湯※訪問時男性側

▼一の湯浴槽

▼一の湯 湯口

▼二の湯※訪問時男性側

▼露天風呂(もみじの湯)※訪問時女性側

▼湯口

塩釜温泉 ホテル塩原ガーデン 2005年10月

塩原温泉・湯巡り手形を利用しての訪問3回目。立寄り入湯客は宿の敷地内駐車場ではなく、徒歩1分の別の駐車場にとの事であった。ココのお風呂は時間帯により男女交替制になっているので、宿泊すれば景観や源泉の違うお風呂を楽しめるようになっている。逆に言うと立寄りではいつも同じお風呂しか利用できないという事になってしまう。因みにお宿の利用源泉は3本也。

訪問時の男性浴室は「内湯大浴場・四季の湯」「露天風呂・かじかの湯」。やはりここは「露天風呂・かじかの湯」が良い。かじかの湯と言っても一の湯&二の湯の二種類の浴槽がある。それぞれ利用源泉が異なっている。一の湯は内湯と同じ源泉ですが、内湯とは違い掛け流しで利用されている。二の湯は食塩泉を引いており、こちらも掛け流し利用。岩や石を用いて造られた露天浴槽は開放感がありとても良い風呂となっている。川沿いの高台にあり、対岸の木々などの眺望も素晴らしい。湯は表面が薄っすらと白っぽく見える。塩味に重曹甘味、そして新鮮な金気味がある。土類成分の影響かギッチギッチした浴感が特徴的。湯口周辺は析出にて赤茶に変色、およそ50L/minは掛け流しており満足できる湯である。ホースにて少量ながらの加水があった。
(三昧・2005年10月)


2巡目の塩原湯めぐり手形。さて、一枚付いている無料入浴券をどこで消化しようかと訪問した「塩原ガーデン」です。なにしろ通常の立寄り料金1000円ですから。前回訪問時から随分間があいて、まるで初訪問のような新鮮さがあります。塩原でも大型部類の塩原ガーデン、立寄りというのにロビーで丁重に頭を下げて出迎えていただき、なんとも恐縮。受付にて無料券を出し、早速階下の浴室へ。浴室は大浴場が2箇所あり、それぞれ露天風呂の使用源泉&造りが違うようです。宿泊の場合、男女入替えで両方楽しめるようですが、立寄り時間帯は女性露天風呂は「もみじの湯」固定となっていました。

訪問時女性側だった大浴場ですが、何故か2箇所入り口があり、各々に脱衣所と内湯があります。内湯浴室に入った途端ツーンと塩素臭が漂い構えてしまいますが、お湯自体はそれほど臭くありません。加温、循環、塩素有りの無色透明湯で、こちらは早々に撤収。お目当ての湯は露天風呂にあります。

露天風呂「もみじの湯」には「町営鹿股2号」源泉が利用され、掛け流し利用されています。10人弱サイズの五角形浴槽には緑がかった黄土濁り湯が満たされ綺麗です。やや熱めの湯が流し込まれ、同時にホースにて少量の差し水あり。ひっかかり感のある肌触りの湯は、口に含むと甘塩ダシ鉄炭酸風味。内湯はちょっとアレですが、露天風呂は落ち着いた雰囲気で和めます。前回訪問時は超強風が吹きつけ、泣く泣く早々の撤収でしたが、今回はゆっくりお湯を満喫する事ができました。

さすが大型旅館だけあって、備品はシャンプー、ボディソープ、固形石鹸、ドライヤー、化粧水、美容液、洗い流さないトリートメントと充実。館内はゲームコーナーがあったりと、ちょっと垢抜けない雰囲気も漂いますかねぇ。
(まぐぞー・2005年10月)

▼露天風呂(かじかの湯)※訪問時男性側

▼一の湯

▼二の湯

▼二の湯 湯口

▼訪問時女性側内湯

▼露天風呂(もみじの湯)※訪問時は女性側

塩釜温泉 ホテル塩原ガーデンは閉館しました

塩釜温泉 ホテル塩原ガーデン 簡易データ

※2016年9月20日をもって閉館
栃木県那須塩原市
17時→14時30分~22時
1000円
訪問:2002年・2003年4月・2005年10月・2014年9月

塩釜温泉 ホテル塩原ガーデン 温泉分析概要

■内湯/玉屋源泉(右岸)ちょうせんころばし源泉・塩釜源泉混合泉 単純温泉 47.0℃ 150L/min(動力) pH=6.9 溶存物質計=0.50g Li=0.1mg Na=88.7(59.84mv%) K=6.3 Mg=2.9 Ca=43.5(33.67) Sr=0.2 Cl=102.1(45.15) SO4=59.6 HCO3=137.6(35.35) I=0.4 H2SiO3=52.8 HBO2=7.3 CO2=30.1 As=0.1 (H21.11.19) ※温泉利用状況=見つけられず
■露天風呂二の湯浴槽/刈子の湯 ナトリウム-塩化物泉 55.8℃ pH=6.0 290L/min 溶存物質計=4423mg Na=1179.0mg K=102.5 Ca=254.7 Mg=30.9 Mn=1.7 Fe2=3.1 F=0.8 Cl=2184.4 SO4=61.2 HCO3=373.1 Br=4.2 H2SiO3=128.4 HBO2=99.0 CO2=625.9 (H23.12.1) ※温泉利用状況=全ての項目で該当なし
■露天風呂一の湯浴槽/塩釜区右岸 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 57.3℃ pH=6.6 成分総計=1183mg Na=250.1mg K=17.4 Ca=63.1 Mg=3.4 Fe2=0.2 F=2.4 Cl=314.3 SO4=181.9 HCO3=162.9 HAsO2=0.3 H2SiO3=102.7 HBO2=31.9 CO2=6.3 H2S=0.1 (S54.12.20) ※温泉利用状況=全ての項目で該当なし
■露天風呂もみじの湯で利用されていると思われる町営鹿股2号については確認忘れ

【以前の分析】
■内湯大浴場&露天風呂一の湯浴槽/塩釜区右岸ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 57.3℃ pH=6.6 成分総計=1183mg Na=250.1mg K=17.4 Ca=63.1 Mg=3.4 Fe2=0.2 F=2.4 Cl=314.3 SO4=181.9 HCO3=162.9 HAsO2=0.3 H2SiO3=102.7 HBO2=31.9 CO2=6.3 H2S=0.1 (S54.12.20)※温泉利用状況=露天風呂は全て該当なし・内湯は循環消毒あり
■露天風呂二の湯浴槽/刈子の湯 ナトリウム-塩化物泉 60.3.℃ pH=6.1 346.7L/min 蒸発残留物=4452mg
Na=1201.8mg K=114.7 Ca=279.3 Mg=35.5 Mn=1.3 Fe2=3.0 F=0.8 Cl=2281 SO4=56.9 HCO3=388.7 H2SiO3=130.9 HBO2=118.6 (S54.12.20)※温泉利用状況=全て該当なし
■露天風呂もみじの湯/町営鹿股2号 ナトリウム-塩化物泉 51.5℃ pH=7.1 277.5L/min 蒸発残留物=2784mg Na=762.5mg K=59.9 Ca=202.6 Mg=17.5 Mn=1.9 Fe2=1.7 F=0.6 Cl=1311.4 SO4=62.1 HCO3=473.0 Br=3.3 HAsO2=0.7 H2SiO3=100.0 HBO2=48.1 CO2=63.0 H2S=0.1 (S54.12.20)※温泉利用状況=全て該当なし