関温泉 朝日屋旅館

土曜日の夕方に立ち寄ってみました。若旦那?に受付いただき浴室がある廊下突きあたりまで進んで行きます。脱衣所に入るとヒバの香りが心を落ち着かせてくれました。浴室は数年前に改装しており新しい印象を受けました。内湯は横並び4人サイズの御影石造りですが、素材が判別しにくいほど赤茶色に染まっていました。浴槽湯は無色透明ですが、湯に浸かりながら湯もみすると底に沈んでいる鉄粉状態の析出物が舞い上がって見事なオレンジ色に変化します。湯口では無色透明、弱石油臭、重曹甘味に微炭酸清涼感がありました。

なんと当旅館は露天風呂もあり、今まで立ち寄りした関温泉の宿では初めて露天風呂にお目にかかりました。露天風呂の目前にはスキー場という環境で冬期営業中にはリフト利用客から見えてしまうのか目隠し用のタ―プが施されていました。3人サイズの石風呂湯船で、湯船フチより相当量のオーバーフローが確認できます。投入は湯船端にある湯面すれすれの箇所からありました。こちらもしっかりと掻き混ぜて見事なオレンジ色にして湯浴みを楽しみました。実測湯温は浴槽43.4℃、湯口47.4℃、露天浴槽42.7℃でした。とても満足して宿を後にしました。
(三昧・2017年9月)


関温泉に軒を連ねる旅館のひとつです。辺りはすっかり薄暗くなった夕方、飛び込みで訪問してみると若旦那らしき方が快く迎え入れてくれました。外観からは気が付かなかったのですが、比較的最近改装したのか浴室は綺麗でピカピカです。(帰り際に女将さんに伺ったところ、なんと改装してから4年経っているとの事。あまりに綺麗だったのでつい最近の事かと思っていました)

さて女性浴室ですが、脱衣所を抜けると先ずは内湯です。一歩中に踏み込むと天井の梁の青森ヒバから発せられる清々しい香りに包まれ心地よいです。浴室は石板と木材を使用した落ち着いた雰囲気で、窓際に4人サイズの長方形内湯がひとつありました。湯口より無色透明の熱い源泉を投入、浴槽でオレンジがかった黄土濁りの適温湯となっています。キシキシとした肌触りの湯は口に含むとハッキリとした炭酸感と土類、そして重曹の甘味を感じるもので、湯面からは土類臭とモワッとした重曹臭、比較的明瞭な石油臭がします。

扉の向こうには3人サイズの露天風呂もあり、こちらも熱い源泉をどんどん投入。浴槽で熱め寄りの適温となり、内湯と同様の炭酸感と重曹と土類、そして石油臭のする鮮やかな赤土濁りとなっています。浴槽からの溢れ出しも豊富で、夕方のヒンヤリとした山の空気に包まれながら気持ちよい湯浴みが楽しめました。
(まぐぞー・2017年9月)

▼外観

▼男性脱衣所

▼男性内湯

▼内湯浴槽

▼かき混ぜると鮮やかな色に

▼内湯湯口

▼洗い場

▼男性露天風呂

▼露天風呂も・・かき混ぜると鮮やかになります

▼目の前はリフト乗場

▼目隠しタープがあります

▼女性内湯

▼内湯浴槽

▼湯口

▼温泉成分で染まっています

▼ハートの石板

▼女性露天風呂

▼溢れ出し

関温泉 朝日屋旅館 簡易データ

新潟県妙高市関山6087-17
0255-82-3139
8時~19時
500円
訪問:2017年9月

関温泉 朝日屋旅館 温泉分析概要

関温泉 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 48.6℃ pH=6.4 510L/min(掘削自噴) 溶存物質計=2070mg Li=1.3mg Na=472.3(65.47mv%) K=36.2 NH4=9.4 Mg=35.0 Ca=115.4 Sr=1.3 Ba=0.4 Mn=0.7 Fe2=14 F=0.1 Cl=728.5(75.88) Br=5.7 I=2.4 SO4=2.8 HCO3=389.2(23.55) H2SiO3=220.4 HBO2=35 CO2=319.4 (H26.10.7) ※温泉利用状況=全ての項目において該当なし