金原温泉 大田区休養村とうぶ

東御市にある保養休養施設「大田区休養村とうぶ」です。大田区民のための施設ですが、一般の方の宿泊や入浴のみも可能です。以前にも立ち寄りを試みましたが時間外でタイミングが合わず入浴できずじまい。施設外観は曲線をテーマに設計したような独特でオシャレな造り。玄関を通過して立ち寄り受付はフロントで行います。

浴室は2階の通路を奥へ進んだ先にありました。男女別の内湯が一つずつある浴室です。駐車場は結構な賑わいだったので混雑を予想しましたが、浴室は意外にもガラガラで男湯はほぼ貸切状態で利用出来ました。広い浴室空間、広く採られたガラス張り浴室で明るい空間は清潔感ありの雰囲気がよいです。「展望風呂」という名称が付けられていて景色は真っ白な雪原と遠くは雪山がのぞめました。

浴槽は横に長い20人サイズの石造りのものです。空間に薄っらとカルキ臭が漂います。お湯はわずかに黄色づいたような無色のような透明湯、身体へまったりとした浴感があります。浴槽内に循環のジェット吐出しが数か所作動。ガラス窓沿いにある排湯構へオーバーフロー湯が流れ込んでいますが、おそらくこれを循環するのでしょう。湯船端の湯口では約5L/minほどの湯が浴槽投入され、独特の温泉臭を放っていました。未確認ですがこれは源泉かも?浴室備え付けのデジタル温度計は、浴槽温度41℃前後を行ったり来たりでした。循環ながら温泉臭や浴感は温泉を十分感じるので登山後の汗流しには最高でした。
(三昧・2017年2月)


根子岳で雪歩きをした後に立ち寄った温泉施設です。菅平高原が学校のスキー合宿でほぼ占拠状態になっていたので、少し離れていましたがこちらまで足をのばしました。なだらかな斜面の続く長閑な田園地帯に造られた休養村は、広い敷地内にテニスコートやグラウンドなどが点在し、その本館に温泉浴場はあります。一見すると体育館にも見える湾曲したU字型の建物は、ガラスを多用した立派な造りです。中へ入ると時間帯のせいもあってか他にお客さんの姿は無く、最初はスタッフも見当たらず館内はシーンとしていました。

フロントで受付を済ませ二階にある浴室へ。こちらにも誰もいなく貸し切り状態です。ガラス窓が大きくとられ、広く明るい印象の浴室には20人ほど入られそうな長方形浴槽がひとつ。無色透明の湯を循環利用しつつ、湯口より少量の源泉かな?と思われる湯も投入しています。窓側に溢れ出た湯を再利用する完全循環と言っていい湯使いですが、まったりとした「まとわり感」があり、真湯にはない浴感を強く感じる湯でした。なにしろ終始貸し切り状態であった事も良かったです。窓からは真っ白な雪景色と、遠くに八ヶ岳も望む事ができました。
(まぐぞー・2017年2月)

▼外観/男性脱衣所
 

▼男性浴室
 

▼女性浴室
 

▼湯口/窓からの眺め
 

長野県東御市和6733-1
0268-63-0261
立ち寄り時間要問い合わせ
650円
訪問:2017年2月
金原温泉 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 58.8℃ pH=7.8 蒸発残留物=2306mg Li=0.1mg Na=824.1 K=13.5 Mg=1.0 Ca=17.7 Sr=0.3 Ba=0.2 Fe2=0.3 F=1.4 Cl=1002 Br=3.3 I=1.1 SO4=0.6 HCO3=561.3 H2SiO3=49.6 HBO2=84.8 CO2=6.2(H19.7.26) ※温泉利用状況=加温あり・循環ろ過あり・次亜塩素酸ナトリウムの使用あり