湯田川温泉 甚内旅館(宿泊)(閉業)

湯田川温泉 甚内旅館は2019年12月に閉業しました。

湯田川温泉 甚内旅館 2015年11月宿泊

湯田川温泉近くのとても広い田んぼ地帯には、既にオオハクチョウ達が飛来している。少しばかり撮影後に宿に向かう。すると予約が入っていないトラブルがあったが、お宿の若夫婦が機転を利かせていただき難なくチェックイン。急な飛び込み客のような感じだったがなんとか宿泊大丈夫との事。すぐに三階の客室まで案内いただく。8帖間+広縁の部屋は2人で十分すぎる広さがあった。女将さんに夕食は18時半、朝は7時半にお願いする。夕食は別室にていただく。お約束の食事の合間に布団敷きが行われる流れだ。

夕食は品数多くとてもボリューム感がある。手をかけた手作り料理と思わせる印象を受けた。紫色のカブやらしんじょうが美味しい。揚げ物の天ぷらは熱々状態で提供される。ご飯はもちろん炊き立てのつや姫だった。汁物であるお吸い物もキッチリと出汁から手間をかけていると思う。注文した熱燗がグイグイと進んでしまった。翌朝朝食は少しずつのおかずを16品も提供される。食器からして見た目に鮮やかでなんとも食欲がすすんでしまった。

浴室は一階に男女浴室、二階と三階の中間に「湯殿」と掲げられた貸切風呂までもあった。両浴槽共に宿泊中はいつでも利用可能が嬉しい。大浴場には小さ目のタイル造り、2-3人で浸かりたいサイズの浴槽がある。湯船底には腰掛ブロックを二か所に配置。カルシウム析出が目立つ湯口にて42.4℃、浴槽にて41.3℃の湯温でとても浸かりやすい。自身の肌にとてもなじむ無色透明湯は柔らか湯で大変に気に入る。湯田川温泉では「朝1時~4時迄の塩素系薬剤使用」の掲示があるが、深夜3時半より4時半にかけて小一時間ほど浸かった。湯使い通り、この時間帯では塩素投入のカルキ臭が目立つ。これはこれでいい体験であった。

貸切風呂はほとんど一人用サイズのタイル風呂で2人では狭く感じる広さだ。利用するお湯は内湯と同じものだ。終始貸切で独占入浴がお好きな方はここがいい。いいずれにしても温泉マニア受けするお湯なのは間違い無いだろう。
(三昧・2015年11月宿泊)


以前立ち寄り訪問した際にお湯の印象が良かった甚内旅館に、今度は宿泊で利用してみました。外観は変わらず年季の入った昭和風情ですが、館内の印象は変化していました。大きく改装したわけではないですが、前回訪問時は私物が溢れ雑多な印象だった玄関まわりが整理整頓されスッキリしています。そして前回は大旦那が迎えてくれたのですが、今回は感じのいい若夫婦が迎えてくれました。若い手が入ってより快適になったのかもしれません。

通された部屋は三階の通りに面した八畳間で、年数こそ経っている印象ですが、清潔に保たれ必要なものはたいてい揃い、何不自由なく過ごせました。むしろ新しすぎる味気ない部屋や変に和民芸調に凝った部屋よりも、この温もりある昭和風情が旅情に浸れて良いです。トイレはウォシュレットで、必要な部分は快適に改装されています。

食事は朝夕ともに別室でいただきました。海のものと野菜が多く、地のものを使い丁寧に作られていて、とても好感が持てました。朝食もごはんのお供の小鉢がたくさん並び、朝から食べ過ぎてしまいました。ちなみに味付けは地域柄か濃いめでした。

お楽しみの温泉も相変わらず素晴らしいものでした。男女別浴室は前回と同様なので詳細は省きますが、湯汚れ一つない綺麗な無色透明湯は熱くなくぬるくなくの絶妙湯加減で、すっかり気に入り何度も浴室へ通ってしまいました。

そして前回の立ち寄り訪問では気が付かなかったのですが、甚内旅館には空いていれば自由に利用できる家族湯もありました。この浴槽が一人で浸かるに丁度いいコンパクトサイズで、無色透明の綺麗に澄んだ湯田川の湯が常時かけ流され、人が浸かろうものならドバーーッと溢れ出し勿体ないくらいです。当然のように湯汚れなどは一切なく、最高に心地よい湯です。おかげで男女別浴場に加え、この家族湯にも通う事になり、一泊では全然足りないくらいでした。

今回はじめて宿泊してみましたが、お湯、料理、そしてお宿の大旦那や若夫婦の感じも良く、ここはぜひまた宿泊で再訪したいところです。
(まぐぞー・2015年11月宿泊)

▼外観

▼宿泊した部屋(つくし)

▼部屋からの眺め

▼夕食

▼朝食

▼男性浴室

▼浴槽

▼男性浴室(動画)※音声なし


 
▼女性浴室

▼貸し切り風呂

▼湯口(ライオン・・・かな?)

湯田川温泉 甚内旅館 2006年3月

源泉100%そのまんまに加え立寄りokとの事で行ってみた。温泉街に建ち、ピンク色の三階建ての建物が「甚内旅館」です。調理場で夕食の仕込みで忙しいそうな女将さんに、立ち寄り受付していただく。

男女別の内湯が一つずつあり、2-3人で丁度良い広さの小さなカマボコ型のタイル浴槽がある。やはり、浴槽は小さな方がよい。浴槽には無色透明のお湯が満たされ、縁から静かに湯がオーバーフローしている。湯口付近は白の析出物の付着が見られる。10L/minほどの投入で全量オーバーフロー。無色透明、すべすべキシキシ、とろみのある湯である。正面湯共同浴場と同一の源泉ですが引き湯しているぶん、共同浴場より若干ぬるめの湯である。立ち寄りではなく泊まってじっくりと温泉を楽しみ、温泉街を散策したいものです。
(三昧・2006年3月)


静かな温泉街「湯田川」にある、やや年季の入った中規模旅館です。飛び込みで訪問したにもかかわらず立寄り入浴を快く受付けてくださいました。

男女別浴室には各々2人も入ればいっぱいの、実にこぢんまりとしたタイル浴槽がひとつ。小判を半分にしたようなかわいらしい浴槽から無色透明の湯が静かに溢れ出ています。小さい浴槽であればある程嬉しい私としては、この光景に思わずニンマリ。

掛け湯をし、そっと浸かると「ザバーっ」と更なるオーバーフロー、益々ニヤケ顔になってしまいます。流し込まれる湯は熱くなく温くなく、なんとも心地よい湯加減で、スベスベキシキシ浴感があり、かすかに石膏臭が漂うもの。当然のごとく掛け流し。利用客が少ない為か湯汚れもなく、心底気持ちよく浸かりこめます。こぢんまりながらも備品はシャンプー、ボディソープ、石鹸、ドライヤーと一通り。綺麗な湯に加え、どこか落ち着く自宅風呂のような雰囲気が気に入りました。
(まぐぞー・2006年3月)

▼男性浴室

▼湯口

▼女性浴室

湯田川温泉 甚内旅館は2019年12月に閉業しました。

湯田川温泉 甚内旅館 簡易データ

山形県鶴岡市
0235-35-2151
宿泊しました:一泊二食12000円
11時~16時
300円
訪問:2006年3月・2015年11月(宿泊)

湯田川温泉 甚内旅館 温泉分析概要

湯田川1号 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 43.2℃ pH=8.4 1000L/min(観光協会HPより) 蒸発残留物=1200mg Li=0.2mg Na=215.0 K=3.3 Mg=0.2 Ca=150.0 F=2.0 Cl=58.6 Br=0.6 I=0.1 SO4=712.7 HPO4=0.1 HCO3=21.4 CO3=0.4 H2SiO3=41.8 HBO2=1.7 (S62.11.17)※加水なし・加温なし・掛け流し・朝1時~4時迄の塩素系薬剤使用・浴槽毎日清掃