小野川温泉 扇屋旅館

小野川温泉 扇屋旅館 2016年1月

呼べど呼べど声が無い。帳場には「お一人様、300円を置いてお風呂どうぞ」と案内がある。以前に立ち寄りしているが確認したく訪問する。浴室までは迷路のような廊下を進んでいく道のりだ。脱衣所に入るとなぜか棚や床などにタオルやバスタオルが無造作に置かれて散らかった感じだ。浴室に入ると以前に浸かった風呂だというのを思い出した。湯の表面が熱いので掻き混ぜ棒でバシャバシャやってようやく体感で44℃と熱めでの湯浴みとなる。湯中に黄白い湯華がチラホラとある。湯は無色透明、タマゴ臭を放つ。熱いのでじっくりと浸かるのはキツイので短時間入浴の繰り返しとなる。浴室内と洗い場廻り、脱衣所もそうですが少し清掃不足のような気もしないでもない、と思ってしまいます。たまたまかも知れませんが。。。結局、退館まで誰とも顔を合わすことはありませんでした。
(三昧・2016年1月)


数年ぶりに再訪しました。浴室の様子は相変わらず。熱い小野川の湯を掛け流しているのも以前のままです。今回は年始の忙しい時期だった為か、以前と比べやや「湯なまり」が生じていました。湯の表面は熱いけれど、底は停滞するタイプの浴槽だから仕方ないかな。今回も窓の外の雪を眺めながら、静かな湯浴みを楽しむ事ができました。
(まぐぞー・2016年1月)

▼玄関まわり

▼無人の場合は料金はココへ

▼手作り感満載の鏡餅

▼館内の黒電話

▼館内

▼浴室入口

▼スリッパはここへ

▼男性浴室

▼浴槽

▼湯口

▼女性浴室

▼湯口

▼溢れ出し

小野川温泉 扇屋旅館 2008年1月

「尼湯」浴場そばにある和風旅館です。建物は100年以上も前に建てられた古風なもので、気になって立寄りしてみました。よく見ると正面玄関前に「入浴できます」看板があります。御主人らしき方に迷路のような館内廊下を進んで行き浴室までご案内いただきました。

「今日は空いているので男女のどちらでも貸切でどうぞ」とのお言葉。浴室は旅館外観や館内のイメージとは全く異なる印象を受けます。いたってごく普通のタイル浴槽となっています。6-7人サイズの長方形の浴槽が一つあります。湯は小野川お決まりの管理源泉を利用。無色透明、湯面では温泉臭が香ります。湯口ではハッキリとした焦げタマゴ臭、旨みの効いた塩味を感じます。湯口温度は70℃、加水は一切無く源泉100%掛け流しで利用しています。浴槽内では溶きタマゴの様な湯華が相当量舞っています。浴槽では41℃でしたが、希望を言うともう少し投入量を増やしてもいいかな、という感想です。
(三昧・2008年1月)


なにげに好きな温泉地、小野川温泉に立寄りました。今回お邪魔したのは風情ある木造の建物が印象的な「扇屋」です。雪降る中の景色は、より一層素敵に見えます。館内では御主人が浴室まで案内くださったのですが、妙に素早い足取りで、私がキョロキョロ館内を見回している隙に三昧と御主人が消えてしまい、あやうく迷子になりかけました( ^ ^ ;)

浴室は男女別に内湯がひとつづつと露天風呂があるようですが、今回は内湯のみ利用させていただきました。他にお客さんがいないという事で「どちらでも好きな方を貸切で」との事で女湯を選択。脱衣所には季節柄、とても小さくかわいらしい鏡餅のお供えが置かれていました。

タマゴ臭漂う浴室には6人サイズの長方形浴槽がひとつ。湯口より無色透明激熱源泉を加水なしで少量投入し、浴槽内で適温にしています。浴槽サイズにして投入量は少ないものの、湯浴み客がいなかったためか湯は綺麗でした。湯口には黄色い溶きタマゴ状湯花がビッシリ付着、それが浴槽内にも流れ込み浮遊しています。湯浴み中は終始タマゴ臭に包まれ嬉しいひととき。また、源泉がハッキリとした塩ダシタマゴ味で、スープみたいに美味しいんです。窓の外はドッサリと積もった雪景色。しばし夫婦でのんびり湯浴みを楽しみました。
(まぐぞー・2008年1月)

小野川温泉 扇屋旅館 簡易データ

山形県米沢市小野川温泉2432
0238-32-2521
7時~21時
300円
訪問:2008年1月・2016年1月

小野川温泉 扇屋旅館 温泉分析概要

協組4号源泉、協組5号源泉(注湯口における分析)含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 43.2℃ pH=7.6 溶存物質計=4394㎎ Na=1038mg(67.88mv%) K=89.6 Mg=6.6 Ca=753.0(28.23) Mn=1.3 Fe2=0.2 F=2.3 Cl=2285(97.29) Br=6.0 HS=2.2 S2O3=3.7 SO4=49.1 HCO3=59.9 H2SiO3=90.0 HBO2=6.4 CO2=22.2 H2S=0.6 As=0.2 (H21.1.6) ※温泉利用状況=全ての項目において該当なし

【以前の分析】協組4号源泉 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(硫化水素型) 80.3℃ pH=6.9 約1200L/min(掘削60m) 溶存物質計=5768mg Li=4.3mg Na=1412 K=123.2 Mg=4.3 Ca=547.2 Mn=0.3 F=2.8 Cl=3199 Br=8.7 I=0.4 HS=1.7 SO4=78.3 HCO3=115.3 CO2=24.4 H2S=2.5 H2SiO3=241.7 HBO2=28.7 HAsO2=0.2 (H15.10.20) ※温泉利用状況=全て該当なし