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羽黒山への石段詣後に汗流し入浴に立ち寄りしました。前々から休暇村庄内羽黒の存在は知っていましたが、以前は温泉は導入しておらず訪問する機会もありませんでした。その後2018年11月に温泉掘削に成功したようで気になっていました。ようやく入浴の機会に恵まれ、日帰り最終受付の16時前になんとか間に合いました。
フロントにて受付、入浴料は一人600円。浴室は二階にあるのでエレベーターか階段で向かいます。廊下突き当たりに男女浴室入口があって、その手前左側にちょっとした待ち合わせスペースと図書コーナーがありました。
脱衣所へのドアを入った正面壁には分析書掲示があります。浴室はガラスドアの向こう側にあります。石とタイルで造られた浴槽は広さ5-6人ほどあります。浴槽内にて吸込みと吐出しが稼働しており循環している様子。湯口はなんと法螺貝です。山伏にちなんで造ったのでしょうか。法螺貝の湯口は初めて見ましたが、なかなか楽しいです。
源泉は13.5℃と冷たくこれを加温して湯口から浴槽投入しているものと推測できます。浴槽湯からは感知できない湯口のみから独特の温泉臭がします。浴槽湯は無色透明、つるつるとした感じがあります。湯舟端の部分からはオーバーフローが確認できます。湯使いは半循環になるでしょう。源泉はメタけい酸の規定泉ですが、珍しい法螺貝の湯口は必見です。
(三昧・2022年4月)
念願の源泉を掘り当て2018年11月に開湯した新しい温泉です。開湯当初から気になっていましたがなかなか機会に恵まれずようやく訪問することができました。今回は2446段の石段を上がって出羽三山神社にお参りする「石段詣」の後の汗流しも兼ねて日帰り入浴してみました。
まずは外観ですが他の休暇村と同様に大きく立派な建物です。一階は広々とした明るいロビーになっていてフロントで日帰り入浴の受付を行います。浴室は二階にあり客室がズラーッと並ぶ長い廊下の一番奥にありました。
浴室の手前は待ち合わせに良さそうな雰囲気のいい休憩スペースになっていて、大きくとられた窓から周囲の森を眺めることができ、野鳥観察用の望遠鏡も置かれていました。訪問時には「さくらんぼ茶」という山形県らしい冷たいお茶も用意されていました。
浴室は男女別に内湯があります。露天風呂はありません。温泉開湯にあわせてリニュアルしたのかはわかりませんが、全体的にまだ新しく清潔感のある印象を受けました。
浴室には6~7人サイズ浴槽がひとつあり、法螺貝の湯口より人肌よりぬるい程度の加熱?源泉を流し込んでいます。この湯口の湯が出たり止まったりしているので浴槽温度などで自動的に調整してるのかなぁ?と思いました。浴槽内で適温調整された湯は見た目は薄い琥珀色に見えましたがこれは浴槽の色かな。ツルツルとした肌触りが心地いい湯で、加温半循環ではあるけれど常時溢れ出しもあり、施設の規模からすると塩素の臭いもあまり気にならず、周辺地域の温泉事情から考えるとここで温泉に浸かれることだけでもありがたいと思います。
(まぐぞー・2022年4月)
▼休暇村庄内羽黒 外観
▼浴室入口
▼男性浴室
▼浴室前休憩スペース
▼さくらんぼ茶がありました
▼いろいろレンタルできるようです
▼双眼鏡の貸し出しもしていました
羽黒自然の小径
休暇村庄内羽黒駐車場のすぐ隣は「羽黒自然の小径」という遊歩道になっていて、静寂の池や木道の敷かれた遊歩道を散策することができました。2022年ゴールデンウィーク訪問時はたくさんの水芭蕉が咲いていました。羽黒自然の小径へは月山ビジターセンターの向かい辺りから入ることができました。
▼静かすぎる「二夜の池」
▼よく見られる野鳥
▼湿性植物園にはミズバショウがいっぱい
▼鳥の鳴き声だけが聞こえる全然動かない動画もどうぞ
休暇村庄内羽黒 データ
山形県鶴岡市羽黒町手向字羽黒山8番地
→Googleマップでみる
0235-62-4270
12時~16時
600円
訪問:2022年4月
休暇村庄内羽黒 温泉分析
休暇村羽黒源泉 泉質名なし(メタけい酸の項目で温泉に該当する)13.5℃ 140L/min pH=8.4 溶存物質計=178.5mg Na=17.7mg(37.93mv%) K=2.5 Mg=3.8 Ca=17.4(42.77) Sr=0.2 Al=0.1 Fe3=0.1 Cl=12.2 OH=7.3(20.94) SO4=16.3 CO3=28.3(46.01) H2SiO3=72.6 (H30.1.26) ※温泉利用状況=加温あり・循環ろ過あり・塩素系薬剤の使用あり