日光湯元温泉 ミノヤ

立ち寄り可否が不明だったので電話確認すると「今でしたらどうぞ」とのお返事。早速、宿へ出かけて玄関をくぐる。帳場にいた元気と感じの良い女将さん?が対応。女湯はまだ湯が溜まっていない、との事で男湯を貸切で利用させていただきました。

内湯は変形型タイル張りの造り。5人ほどの広さがある。硫黄成分やらで黄色や白析出物で化粧をしたライオン湯口が面白い。温度計を差し込んでみると65.4℃、なかなか高温の湯を吐き出している。浴槽湯は薄い緑色で半透明、鮮度面では上々な部類に相当する。湯表面が45.9℃と熱いので湯桶で湯もみしていると44.5℃まで低下した。フルーティーな硫化水素タマゴ臭が心地よい。熱いので長くは浸かれないので出たり浸かったりを何度か楽しむ。

露天風呂へはいったん脱衣所へ移動、そこから露天へ移動する。屋根なしの解放感のある露天岩風呂となっている。6人サイズの浴槽には保温マットが多数浮かべてあり、その隙間をかいくぐって湯に湯かるとの事らしい。内湯で火照った身体を冷ましつつ、温め38.9℃の湯に身体を沈める。こちら露天は薄緑白濁湯、本格的な降雪が続くようになると雪見露天も楽しみな感じがする。今回はたまたま貸切利用でき、お湯もよく満足の一湯となった。
(三昧・2017年12月)


日光湯元温泉街の奥まった場所に位置するお宿です。外観や館内の雰囲気からペンションといった感じでしょうか。玄関を入ると朗らかで元気の良い女将さんが出迎えてくれました。玄関まわりには植物が多く置かれ、館内はぬくもりある雰囲気で、なかなかの好印象。案内いただいた浴室は二か所あり、片方が内湯のみの小浴室、もう片方が内湯+露天風呂の大浴室となっています。この二つは時間により男女入れ替え制になるとの事です。訪問時は小浴室(女湯)が湯溜め中との事で大浴室(男湯)を貸切利用させていただけました。

先ずは内湯です。ガラス窓が大きくとられた明るい浴室に5人サイズ浴槽がひとつ。析出物に覆われたライオン湯口より高温源泉を投入、どうやら内湯は湯張りしたてのようで見るからに鮮度の良い薄緑色の湯が掛け流されています。湯面に触れると結構な熱めでしたが、何度も湯揉みし加水せずとも入られるまでになりました。そっと浸かるとムンムンと漂う火薬タマゴ臭に包まれ、肌に染み入るような鮮度の良い湯がなんとも心地いいです。湯張り直後だったというタイミングもありますが、日光湯元の中でもかなり湯の状態が良いと思いました。

続く露天風呂は目の前に木立が見え解放感があります。6人サイズほどの岩風呂がひとつあり、湯面には保温材が浮かべられていました。この保温材をせっせとどかして入浴したのですが、後で「隙間で入浴お願いします」といった掲示を発見。すぐまた、せっせと元に戻しました。肝心の湯は竹筒湯口より源泉を投入しての掛け流しで、内湯と比べやや白濁が強くこなれ感があります。冷たい外気によって「ぬるめ」となっていますが、おかげでのんびりと長湯ができました。
(まぐぞー・2017年12月)

▼外観/植物いっぱい

 

▼館内/浴室入口

 

▼大浴室脱衣所/大浴室

 

▼浴槽

▼湯口

▼露天風呂

▼露天風呂湯口/保温マットがある様子

 

▼見学だけした小浴室

 

日光市湯元温泉もみの木通り
0288622464
立ち寄り時間要問合せ
700円
訪問:2017年12月
奥日光開発7号源泉(源泉ドレインでの分析)含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉(硫化水素型) 70.6℃ 175L/min(動力) pH=6.5 溶存物質計=1.085g Na=14.3mg(45.76mv%) K=14.3 Ca=129.5(48.73) Mg=3.7 Mn=1.6 F=0.8 Cl=50.0 HS=15.4 S2O3=0.6 SO4=316.9(49.48) HCO3=293.3(36.05) HAsO2=0.5 H2SiO3=103.3 HBO2=15.1 CO2=140.9 H2S=50.0 (H27.9.27) ※温泉利用状況=該当なし



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