日興リバーランド鷹の湯温泉(閉館)

日興リバーランド鷹の湯温泉は閉館しました。

長期休業していたため、訪問4度目にしてようやく入湯となった施設。表通りから案内看板に導かれて進んだ先に施設はあります。途中、ダチョウあり、ダート道ありで、はたしてこの道で本当に良いのか不安になりながらも進んだ先に鷹の湯温泉はありました。駐車場に到着すると、どういうわけかご主人がでてきて「はい~いらっしゃい」。なんだなんだーと思いつつ入湯受付。訪れたときは空いていて誰も居なかったせいか「男湯を貸切でいいよ~」との事。

10人ちょいが入れるタイル張り浴槽が一つある。それを木板で半分に分けているのは保温効率を上げるためだと思う。源泉が温めなので、加熱利用しているそうだ。浴槽横には砂防ダムを思わせる壁がある。打たせ湯2本と塩ビパイプ1本からの源泉投入がある。45℃に加温された投入湯、浴槽内は40℃。やや薄茶色っぽい湯、弱エグ苦味に甘味を感じる。浴槽内部より排湯の掛け流しであろう。ただし、浴槽の大きさに見合った投入量ではないので、湯の新鮮はあまり感じない。源泉湧出量はmaxで270L/minらしい。施設までのアプローチ、館内、浴室に浴槽、どれをとってもB級感を思わせる雰囲気がある。
(三昧・2006年8月)


まぁ、なにしろココは苦労しました。何度行っても休業中なもんだから、足を運ぶこと実に4回。4度目の正直でようやく入浴叶ったワケです。日興リバーランドホテルなんて名前が付いているものの、宿泊棟は機能しているのか不明。屋外にはキャンプスペース、テニスコートなどもありますが、どうもいまひとつ寂しい雰囲気です。

そんな鷹の湯ですが、駐車場へ到着すると館内から御主人がやって来てにこやかに出迎えてくださいました。温泉棟には広い休憩スペースと男女別浴室があり、ちょっとした日帰り温泉センターのようです。が・・日曜日というのにお客さんが誰もいません。そんな事もあってか、なんと男性浴室を貸切利用させていただきました。

ちょっぴり薄暗い印象の浴室には10人程が入られる内湯浴槽がひとつ。木の板により「適温槽」と「ぬる湯槽」の二つに仕切られています。浴槽に迫るように立ちはだかる壁がなんともいえぬ圧迫感。その壁の上部より2本の打たせが流れ落ち、その他に塩ビパイプ1本より湯が流し込まれています。やや熱めに加熱された湯が投入され、浴槽内で適温、更に「ぬる湯槽」へと流れ込む仕組み。仄かに黄土茶がかった湯は、細かな茶系湯花が無数に浮遊の弱ツル。ぬる湯槽の方は溜湯状態で、あまり気持ちいい状態ではありませんでした。

内湯から屋外に出ると石造りの混浴露天風呂(??)があります。浴槽温度31℃で、構造上、内湯の捨て湯がここに流れ込んでいる?と思えます。浴後ご主人に「露天風呂も入った」と言うと「えっ、あそこに入ったの?」と軽く驚いていたので、もしかすると湯浴み用ではなかったのかも( ^ ^ ;)
(まぐぞー・2006年8月)

▼男性浴室・熱い湯とぬるい湯にわかれています

▼ダムのような壁

▼壁アップ・析出物ビッシリ

▼壁下の湯口

▼女性浴室

▼露天風呂

日興リバーランド鷹の湯温泉 データ

栃木県那須塩原市細竹174
営業日・時間に関しては要問合せ
700円
訪問:2006年8月

日興リバーランド鷹の湯温泉 温泉分析

鷹の湯 ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉/39.0℃ pH=7.4 溶存物質計=1735mg Na=351.9mg K=18.4 Ca=39.5 Mg=65.5 Al=0.1 Mn=0.4 Fe2=4.4 Fe3=1.2 F=1.4 Cl=237.1 SO4=303.2 HCO3=621.4 HS=0.7 HAsO2=0.2 H2SiO3=70.0 HBO2=19.3 CO2=31.3 H2S=0.3 (S63.9.28)