ホテルグリーンパール那須

以前は東京・荒川区の保養施設だったようで立寄りは不可であったそう(現在は可)。施設としては外観から館内まで立派な造りの割には知名度が低そうなお宿なので、もうちょっと宣伝したほうがよろしいかと。

庭の小池のような形の浴槽は石や岩を組み合わせた造り。他にも一つ浴槽があるがそちらは真湯浴槽なのでパス。タマゴ臭、見るからに白濁している湯は「新那須温泉供給㈱」より供給されているもの。湯口より25L/minほどを浴槽へ投入。湯口周辺には白や黄の析出物が付着している。口に含むと苦タマゴ味もする。浴槽で41℃、湯口で50℃。とにかくタマゴ臭が目立つので、その香りを嗅ぎながらの湯浴みは満足がいく。いやー、那須湯本でおなじみの「鹿の湯・行人の湯混合泉」のほかに、白濁の硫黄泉が掛け流しで楽しめるとは正直言って驚いた。ちょっと湯が薄い感じもするが、臭覚や視覚的に楽しめる温泉であります。
(三昧・2006年5月)


那須界隈で別荘や旅館などに湯を供給する「新那須温泉供給株式会社」の湯を使用したホテル。やや大型の観光ホテルといった趣で、立寄り湯は積極的に宣伝するわけでもなく、かといって拒否気味でもなく、行けば「いらっしゃいませ」といった具合でしょうか。館内には通常の立寄りで利用可能な男女別大浴場と、利用条件不明(別料金?宿泊者のみ??)の貸切露天風呂とがあります。今回は男女別大浴場へ。

大浴場には露天風呂1と、内湯2があり、温泉利用は内湯浴槽ひとつのみとなります。温泉利用の浴槽は丸みを帯びた細長いもので、10人弱入られる大きさとなっています。硫化水素+硫黄臭プンプンの湯で、強い白濁、湯面には砕けた膜のようなものが沢山浮遊。スベスベ浴感の湯は口に含むと苦タマゴ味。臭いや色は目立つものの、湯の劣化がだいぶ進んだ感があり、浴感そのものは濃い印象を受けません。ただ、この湯を掛け流しで、そして立寄りで楽しめる所があった事を今回初めて知った次第。連れて行ってくださったNさんに感謝です。

浴後は館内で売られていた、りんどう湖ファミリー牧場のジャージー牛乳を購入。生クリームパックのような小さいもので、甘くて美味しい牛乳でした。
(まぐぞー・2006年5月)

▼外観/冷たい麦茶

 

▼温泉利用の男性内湯

▼湯口

この施設は2017年に大規模改装しています。この記事の情報は改装前のものです。
栃木県那須町大字湯本213
028776-2523
立寄り時間・料金要問合せ
訪問:2006年5月
稲川1~4号・苦土稲川1・2号・県電気局B-3・八幡崎1号混合泉 単純硫黄泉(硫化水素型)54.4℃ pH=6.0 545L/min 溶存物質計=847mg Na=41.5mg(18.20mv%) K=11.5 Ca=120.3(60.49) Mg=21.3(18.17) Mn=0.2 Fe2=0.2 Zn=0.1 F=0.2 Cl=16.7 HS=10.1 SO4=320.3(67.76) HCO3=145.2(24.19) H2SiO3=157.4 CO2=243.6 H2S=114.6 (H17.4.15)※源泉温度により加水あり・季節の環境要因により加温あり



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