日光湯元温泉 温泉寺

お寺の温泉といえば日光湯元の温泉寺。入浴を願い申し出て受付、夕方の終了間際の訪問になりました。「よかったら女湯を貸切でどうぞ」とおっしゃるのでそうすることに。

浴室内は通気良好、快適な環境。浴槽は木造り3人サイズ、塩ビ管より無色透明な源泉が4-5L/minほど注がれている。浴槽内はとても熱く止む無く湯口隣の加水蛇口を捻って加水する。緑白色にごり湯、噴気臭、強めの甘ったるい硫化水素臭がある。当温泉寺に来る前に湯元温泉の湯を引き湯利用している中禅寺温泉の宿に入浴したが、お湯の香りにかなりの差があるのを実感した。7号源泉単独使いを加水かけ流し状態、十分すぎるほど浸かりまくって湯上り後に女将さん?にお礼を言ってお寺を後にした。
(三昧・2014年5月)


湯元温泉のお寺で湯に浸かる事ができるというので行ってみた。その名も「温泉寺」。受付にて料金を納める。浴室は男女別、お風呂は内湯のみで木造の浴槽が一つあるのみ。静かに湯に浸かりじっくりと湯を堪能する事ができる。浴槽横壁のパイプより無色透明な源泉が投入されており、上面オーバーフローの完全掛け流し。湯は浴槽内で微緑白色に混濁、硫黄臭強し。湯も新鮮で良いです。温度は熱めの44℃。

湯上がり後は畳み敷きの休憩室で休めます。お茶菓子&お茶のサービスがありました。但し入浴&休憩で一時間以内との案内書きあり。入湯後は湯元温泉の源泉湧出地を見学がてら散歩し涼みました。
(三昧・2003年6月)


約10年ぶりの再訪です。今回は男体山登山後に訪問してみました。下山後すぐには訪問せず、他にもうろうろ歩き回った後の夕方に行ったのですが、もう閉館時間近かったようで他にお客さんの姿はなく、なんと女湯を貸し切り利用させていただけました。

以前は木材をふんだんに利用した壁が印象的でしたが、さすがに10年ぶりとなると改装もされたようで、石造りの壁に変身していましたが、木材を利用したぬくもりある浴槽は以前のままです。3~4人サイズの四角い浴槽には湯口より熱い源泉が注ぎ込まれ、浴槽内で目にも美しい緑がかった白濁となって掛け流されています。熱めの湯は芳醇な噴気タマゴ臭と明礬臭がむんむんと香り、鮮度も申し分なく満足度の高い湯浴みを楽しめます。それにしても場所柄かとても静かで、湯の落ちる音と小鳥のサエズリだけを聞きながらの湯浴みは、なんとも贅沢なひとときでした。
(まぐぞー・2014年5月)


日光湯元にある日光山輪王寺の別院にて浴場の温泉を一般開放しているとのことででかけてみました。湯元のルーツとでもいうべき霊験あらたかなお湯のようです。ガイドブックには10時からと書いてあったので、9時50分くらいからお寺前でスタンバイ、そして一番乗りで温泉へ。

浴室は思ったより狭く、小さい木造の浴槽がひとつ。明かり取りからの光りが射し込むだけの仄暗さが何とも言えない秘湯風情を醸し出しています。浴槽の中には真っ白な湯が満たされていました。お寺の人が「熱いかもしれない」心配していましたが、熱湯好きの私には丁度よい湯加減。湯元源泉の近くなので、とびきりの新鮮な湯が楽しめます。朝イチでひとり気持ちよく湯浴みをしていると、平日にもかかわらず、ひとり、またひとりと入湯客が増え、アッという間に芋荒い状態に。人気の温泉なんですねぇ。(秋の行楽シーズンだった所為もあると思いますが)

湯上がりはお寺の休憩室でお茶とお菓子をいただきながらひと休み。窓辺に座ると心地よい風が吹いて来ます。お寺の方に「すぐ近くに湯元があるから見てくれば?」とすすめられ、散歩がてらに見に行きました。勿論お寺でのお参りもしましたよ。
(まぐぞー・2000年11月)

▼女性浴室

▼湯口/天井

 

▼浸かった様子

▼湯上りにお茶とお菓子をいただきました

 

日光市湯元
8時~17時頃
4月下旬~11月下旬一般開放(不定休)
500円(1時間以内)
訪問:2000年11月・2003年6月・2014年5月

奥日光開発(株)7号源泉 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉(硫化水素型) 71.4℃ pH=6.5 溶存物質計=1.059g Na=134.5mg K=14.8 Ca=126.4 Mg=2.4 Mn=1.7 F=0.9 Cl=50.0 HS=10.8 SO4=338.6 HCO3=267.0 HAsO2=0.5 H2SiO3=90.2 HBO2=21.1 CO2=141.6 H2S=38.5 (H20.5.19) ※温泉利用状況=加水あり

【以前の分析】営林署源泉 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉(硫化水素型)69.8℃ pH=6.2 溶存物質=1134.6 Ca=181.2mg Na=115.1 SO4=444.5 HCO3=217.5 HS=7.6 H2S=54.2