上塩原に位置する温泉旅館「梅川荘」です。外観は宿と言うより別荘地に建つ富豪の家のような気がしないでもないです。ひと昔前に立ち寄りしていますが、温泉まつりのふるまい湯で参加されていてそれで今回はお世話になりました。
受付して浴場へ向かうと以前とは浴室が一新されていました。新たな浴室は別の場所に新設されていてひと昔の浴場は湯上り時の「ひと休み処」として浴後の待ち合わせに便利なスペースとして活用されていました。
明るいガラス張りの浴室に御影石の浴槽が一つある内湯です。横並びで6-7人サイズの長方形をしています。お湯は無色透明、弱カルキ臭がする循環ろ過の湯使い。露天風呂へはガラス窓の向こうに移動します。6-7人サイズの巨岩露天風呂の印象を受けました。岩湯口より伝わり落ち仕込み投入がありますが、カルキ臭がする循環ろ過の湯使いです。湯使いはなんですが、温泉ということもあり湯上りはポカポカに温まりました。
(三昧・2014年9月)
塩原温泉街の密集地帯から少し離れた中塩原地区にある静かな環境のお宿です。こちらも「塩原温泉古式温まつり温泉ふるまい」で約11年ぶりに再訪してみました。以前から綺麗な和風旅館といったお宿でしたが、今回訪問時には浴室などが大きく改装され、ますます雰囲気が良くなっていました。
琴の音が静かに流れる館内に入るとフロント横には赤い唐傘と腰掛があり、ここまでは11年前と同じ光景で「そうそう、こんな感じだったと」懐かしく思い出します。そのまま男女別浴室へ向かうと、まるですっかりと改装されていて(そもそも浴室も別の場所にあったような・・?記憶違いかな?)これは想像していなかったことなので驚いてしまいました。
浴室はとにかく綺麗です。脱衣所を抜けると先ずは内湯ですが、ガラス窓が大きくとられた浴室に石板づくりの6~7人サイズの長方形浴槽がひとつあり、窓の向こうには緑の木々が見え清々しい印象です。続く露天風呂は6~7人サイズの岩風呂で、お宿自体がやや高台にあるためか遠くの山々も見渡せ解放感があり、周囲ではススキの向こうで秋の虫の音が小さく聞こえています。
肝心の湯は内湯・露天風呂ともに塩素臭のする無色透明の湯が満たされ、浴槽内で循環しています。源泉かな?と思われる投入口もあるので、湯使い的には少量の源泉を入れつつのほぼ循環ベースといったとこでしょうか。温泉マニアの喜ぶ湯使いではありませんが、マニアではない一般の女性客にはウケのよさそうなお宿でした。
(まぐぞー・2014年9月)
▼フロントまわり
▼アケビがありました
▼塩原の美味しい水
▼浴場入り口
▼男性脱衣所
▼男性内湯
▼男性内湯湯口
▼男性露天風呂
▼女性脱衣所
▼女性洗い場
▼女性内湯
▼女性露天風呂
▼露天風呂湯口
▼以前の浴場は休憩スペースになっていました
中塩原温泉 梅川荘 簡易データ
栃木県那須塩原市中塩原2004
0287-32-5115
13時~20時
800円
訪問:2002年・2003年4月・2014年9月
中塩原温泉 梅川荘 温泉分析概要
畑カッパ・金録混合泉 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 61.9℃ 605.0L/min(掘削自噴) pH=7.5 Na=392.2mg(90.65mv%) K=15.3 Ca=21.6 Mg=3.4 Mn=0.2 Fe2=0.1 陰イオンの掲示無し (H18.3.28) ※温泉利用状況=加温あり・循環ろ過あり・塩素系薬剤の使用あり