那須湯本温泉 千歳屋(閉館→経営かわる)

那須湯本温泉 千歳屋は閉館しました。その後、経営と宿名が変わり営業しているようです。

那須湯本の旅館「千歳屋」。建物は表通りに面していますがあまり目立たないお宿でもあります。宿の裏通りには「滝の湯共同浴場」がある位置取り。

玄関から階段を下った先に浴室があります。男性浴室は二方向がガラス張りの設計で明るくて気持ちがよい造り。タイル張り浴槽は4人ほどがゆったりと浸かることができる広さがあります。青みがかったように見える白濁湯がたっぷりと満たされ、湯表面には湯華が浮いていて、暫くは誰も入湯していなかったと推測できます。細かな黄白い湯華も湯中に浮遊していて、いまさらですがこれが要因で白濁しているように見えるのです。

湯口より55℃の源泉を10L/min弱を投入。浴槽内=46℃の熱めに調整。鹿の湯・行人の湯混合源泉はやはり熱めでの湯浴みに限ります。この源泉がぬるい状態ではいまいち満足できません。甘い感じのタマゴ臭が香る湯口の臭いを何度も何度も嗅いでしまいました。タイミングよく、非常に湯のコンディションが良い状態の時に湯浴みすることができました。
(三昧・2006年11月)


那須湯本温泉街にあるお宿です。こちらも鹿の湯と同源泉の湯を引いています。突然の訪問で立寄りを伺いましたが快く迎え入れてくださいました。案内された浴室は男女別に内湯がひとつづつ。最近、改装でもしたのかとても綺麗です。スッキリとした石板の洗い場に4人サイズの長方形浴槽がひとつ。女性側は男性側と比べ窓に目隠しすだれがあり外光は遮断気味でしたが、浴室内がとても綺麗なので暗さはあまり気になりませんでした。

湯口からは浴槽サイズに見合った投入があり、絶え間なく前面から湯が溢れ出す様子は見ていて気持ち良いものがあります。ただ浴槽の構造上、上層に熱湯が溜まるので、湯浴み前に軽く掻き混ぜるといいかも。湯口で53℃、浴槽内で44℃、ツルツル感のある湯は鮮度も良好。甘ったるい明礬とタマゴ臭プンプンで、どっぷり浸かり込み、那須湯本の湯を満喫しました。
(まぐぞー・2006年11月)

▼外観

▼男性浴室

▼湯口

▼浸かった様子

▼女性浴室

那須湯本温泉 千歳屋 データ

那須郡那須町大字湯本86
立寄り時間要問合せ
500円
訪問:2006年11月

那須湯本温泉 千歳屋 温泉分析

鹿の湯・行人の湯 混合源泉 酸性・含硫黄-カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型) 68.4℃ pH=2.5 成分総計=1040mg H=3.2mg Na=39.2 K=10.6 Ca=70.1 Mg=16.6 Al=7.6 Mn=1.2 Fe2=1.4 F=0.8 Cl=79.9 HSO4=2.4 SO4=398.2 H2SO4=0.3 HAsO=0.1 H2SiO3=228.3 HBO2=1.0 H2S=28.8 (H11.2.23)