日光湯元温泉 紫雲荘 2013年1月(立ち寄り・普段はのみ不可)

湯元温泉に位置する家族経営の小さな温泉宿です。当宿、原則立ち寄り入浴は不可ですが、冬季のキャンペーンで湯元温泉の宿に宿泊すると、湯元温泉協賛旅館の3件の風呂も無料立ち寄り利用できるという優れた企画に飛びつきそれを利用しての立ち寄りです。案内された浴室は男女別の内湯が一つのみで、付属の露天風呂はありません。これとは別に貸切露天風呂があるようですが、そちらの案内は無かったので宿泊者専用なのかもしれません。

男湯には4-5人サイズの角タイル張り浴槽が一つあります。正面壁には硫化水素ガス対策の換気窓も施されている造り。壁から突き出た塩ビ管より63.2℃の源泉を6L/minほど浴槽へ落としています。浴槽湯は薄緑色濁り、湯面からはフルーティーなタマゴ臭が強く感じ取れます。タイル表面には湯の析出物の付着あり。鮮度良好で湯汚れなしのコンディション。湯は熱めの44.4℃、キリリと一浴させていただいた。加水は利用客による自由投入可。
(三昧・2013年1月)


 

日光湯元温泉街のやや奥まった場所に位置する、こぢんまりとしたお宿です。今回は湯元温泉街が冬の宿泊客を対象に行っている、「湯めぐりスタンプラリー」で訪問してみました。館内には男女別内風呂と、貸し切り露天風呂があるようですが、今回は内湯利用です。

女性浴室は、こぢんまりとしたスペースに2~3人サイズの長方形浴槽がひとつ。とてもシンプルで、共同浴場のような雰囲気です。湯口より激熱源泉が投入され、浴槽内温度45℃ほどの熱い湯が掛け流し。ただし外気温が低い訪問時では、窓を開けて湯もみをすれば、やがて丁度良い湯加減となります。湯は浴槽に見合った投入量があり、人が浸かるとザバーッと溢れ出し。ほんのり白濁がかった綺麗なメロンソーダ色が、見た目にも鮮度の良さを示しています。湯面からは「むせる」ようなタマゴ臭がムンムンと立ちのぼり、スベスベとした肌触りも心地よく、熱湯ながらついつい長湯をしてしまいました。
(まぐぞー・2013年1月)

▼紫雲荘外観

▼男性浴室

▼湯口

▼お湯

▼女性浴室

▼別の角度から

▼湯口

▼溢れ出し

※2020年10月訪問時は男女別ではなく各浴室貸し切り利用となっていました。

日光湯元温泉 紫雲荘 データ

栃木県日光市湯元2541-1
Googleマップでみる
0288-62-2528
基本的に立ち寄り不可
日光湯元温泉 紫雲荘 2020年10月宿泊レポート
訪問:2013年1月

日光湯元温泉 紫雲荘 温泉分析概要

奥日光開発㈱3.4.7号森林管理署源泉混合泉 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉(硫化水素型)74.1℃ pH=6.5 溶存物質計=1.284g Na=126.1mg K=20.2 Ca=191.5 Mg=4.2 Mn=3.1 Fe2=0.1 F=1.0 Cl=77.8 HS=10.9 SO4=496.2 HCO3=236.4 S2O3=0.6 HAsO2=1.0 H2SiO3=96.0 HBO2=18.4 CO2=119.8 H2S=37.2(H20.5.19) ※加水あり