那須湯本温泉 滝乃湯共同浴場

那須湯本の民宿街にある共同浴場の一つ「滝乃湯共同浴場」です。観光客がココを利用するには、民宿街のいずれかに宿泊しないとなりません。宿には電子キーがあり、宿泊者がそれを借りて共同浴場入口を開錠して利用する仕組みになっています。なので、ふらりと宿泊無しの立ち寄り入浴は不可能です。

今回は民宿・新小松屋に二連泊して早朝と日中、そして夜間の各時間帯に入浴しました。お気に入りは日中の入浴でした。清掃直後で湯が新鮮なのです。多少の白濁りも生じていますが、浴槽底が見えるほどの透明度です。

浴槽は木造り、3人がゆったりできるサイズのが左右横並びで二つ並んでいます。左右の浴槽間には湯口があり、那須湯本の各宿でも見られる木栓による湯量調整方式を採用。浴槽横の壁には「ぬるめ」「あつめ」表示があり、入浴者に合った入浴が可能となっています。入浴時は「あつめ」は44℃、「ぬるめ」は42℃ほどに調整されていました。湯は薄っら白濁り、明礬臭味を強く感じます。タマゴ臭は弱め、つるつるとした浴感あり。訪問時の利用源泉は「御所の湯」の単独利用でした。
(三昧・2013年12月)


 

那須湯本温泉にある、ログハウス風の洒落た佇まいが印象的な滝乃湯共同浴場です。基本的にはジモ専ですが、温泉街の宿泊客も鍵を借りて入浴が可能です。今回は約10年ぶり3度目の訪問となりました。

浴室は洗い場から浴槽、壁に至るまで、その殆どが木材で造られ大変風情があります。女性浴室には4人サイズの四角い木造浴槽が二つ並び、薄白濁の湯が掛け流されています。つるつるとした肌触りの湯で、「鹿の湯」と比べタマゴ臭は控えめで明礬味が目立ちます。浴槽には「あつめ」「ぬるめ」の表示がありますが、訪問時はどちらも同じ程度の熱めとなっていました。今回は清掃直後の一番風呂に浸かる事ができたのですが、湯の鮮度はどびきり良く大満足の湯浴みとなりました。
(まぐぞー・2013年12月)

▼那須湯本温泉 滝乃湯共同浴場 外観

▼入り口

▼男性浴室

▼浴槽

▼湯口

▼かけ湯槽

▼湯揉み板

▼お次は女性側

▼女性浴室

▼浴槽

▼湯口

▼浴槽から

▼掛け湯槽

▼掲示

▼天井

那須湯本温泉 滝乃湯共同浴場 データ

栃木県那須郡那須町湯本128
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5時~23時(10時~12時頃まで清掃)
温泉街宿泊者のみ利用可
訪問:2002年12月・2003年8月・2013年12月

那須湯本温泉 滝乃湯共同浴場 温泉分析概要

御所の湯 単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)57.8℃ pH=2.6 溶存物質=894mg H=2.5mg Na=29.7 K=7.2 Ca=68.8 Mg=23.3 Mn=1.3 Fe2=0.8 Al=7.6 F=1.0 Cl=74.7 HSO4=33.8 SO4=399.3 H2SO4=0.2 H2SiO3=241.1 HBO2=3.0 H2S=32.8 (H21.2.4)※温泉利用状況=全ての項目で該当なし