訪問時点では比較的新しく温泉道へ加入した共同浴場です。パッと見た感じの浴場建物は民家の様な佇まいです。駐車場の有無が分からずウロウロしていると近所の方がいらしてご案内いただきました。
玄関を入ると目の前にお薬師様がいらっしゃいました。入浴料金箱があるので利用料金100円をここで支払います。そこからは左右に男女別に分かれて階段を5段ほど下りていくと半地下部分に浴室が現れてきます。脱衣所と浴室の一体型で、足ふみ簀の子を境に脱衣所と浴室が分かれているのでしょう。このスタイルは別府ではお馴染みですね。
浴槽はタイル造りの4-5人ほどのサイズ。少し黄緑がかった薄い濁り湯は、若干鮮度不足のようにも思えました。ツルツルとした浴感で体感41℃ほどの湯は、別府では比較的ぬる湯の部類に入るかと思われます。湯の投入口が確認できなかったので次回以降に再訪したいと思います。
(三昧・2016年12月)
以前はジモ専でしたが、温泉道に加入した亀川の海岸近くにある共同浴場です。地形が河口に面して入江のようになっている場所だから「入江温泉」なのかなぁ?と勝手に想像してみました。最初、車を停められるかがわからずご近所の方に聞くと、橋を挟んだ目の前に5台ぶんの駐車場がありました。ご近所さんは「いい温泉だよ、入っていってね」と笑顔で迎え入れてくださいました。
半地下の女性浴室には4人サイズの四角い浴槽がひとつあり、湯枡を経由して浴槽内に湯が直注入される別府ではお馴染みの投入スタイルです。ほんのり緑がかっても見える濁りを帯びた湯は、やや熱め寄りの適温がかけ流しです。男湯はおそらく貯め湯状態が長かったのか鮮度はいまひとつだったらしいですが、女湯は先客さんが湯を投入していたので、わりと鮮度は良い状態でした。
先客さんに挨拶すると「あら?〇〇さん?」と、誰かと間違ったみたいです。「たぶん〇〇さんじゃないですよ、なぜなら私は埼玉からの観光客なので」と言うと、「えー?私、若いころ埼玉に仕事で行った事あるわー」と、その後は先客さんの若かりし頃の話で盛り上がり、かなり長時間浴室に居座ってしまいました。2016年4月の地震では入江温泉も被害に遭い「ほらここ、壁に亀裂が入っちゃって」と明るく教えてくださったのですが、あの地震では別府も酷く揺れ、本当に恐ろしかった事と思います。
(まぐぞー・2016年12月)
▼駐車場完備
▼浴室入口
▼掲示
▼男性浴室
▼別の角度から
▼女性浴室
亀川温泉 入江温泉 データ
大分県別府市浜田町5‐8
7時~10時・12時~22時
100円
訪問:2016年12月・2018年10月・2019年4月
温泉分析書・温泉利用状況=掲示確認できず