筌の口温泉 山里の湯

筌の口温泉近くに「七里田温泉下ん湯に匹敵するアワアワの温泉施設がオープンした」と、温泉マニアをザワつかせたのがだいぶ前。その後何度か近くは通りつつも、なぜか立ち寄らずでした。遅ればせながら今回初訪問です。浴室は男女別浴場と家族湯がありますが、家族湯は50分2000円というなかなかの料金設定だったので今回は男女別浴を利用しました。

浴室には二つに仕切られた長方形浴槽がありました。片方が湯口のある1~2サイズ、もう片方が小浴槽からの流れ込み3~4人サイズです。この両浴槽を交互に浸かることが施設側から推奨されていますが、人気があるのは大量の泡つきが楽しめる小浴槽の方です。無色透明の「ぬるめ寄り適温湯」が掛け流される小浴槽は、湯に浸かると大きな泡が無数に肌を取り囲み、見た目のインパクトも大です。元々泡つきの多い源泉ですが、投入時の勢いでさらに発泡が増している気もします。難点は浴槽が小さいため、他のお客さんがいるとあまり長々と浸かっていられないことです。みんなこの浴槽に浸かりたいので、仲良く譲りあって利用したいです。

隣の大浴槽はジッと浸かっていると細かな泡が付着し、小浴槽よりさらに「ぬるめ」で、こちらも癒されます。両浴槽共に湯の鮮度はとても良く、鮮度のいい湯ならではの生臭いような金気臭がプンプン香り、重曹の甘い匂いもムンムンします。溢れ出しの湯道は土類系の茶色の析出物がゴッテリと付着し、温泉を際立てる泡つき・金気・重曹・土類のスター選手が揃い踏みの楽しい湯でした。
(まぐぞー・2018年10月)

▼受付

▼掲示

▼男女別浴室

▼浴室

▼あふれ出しの湯道に析出物こってり

山里の湯 データ

大分県玖珠郡九重町田野1268-2
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0973-79-2516
9時~18時(受付17時)
500円
訪問:2018年10月

山里の湯 温泉分析

山里の湯 含二酸化炭素-ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉 38.3℃ pH=6.3 (掘削700m) 溶存物質計=2307mg Li=1.2mg Na=238.0(35.88mv%) K=53.6 NH4=1.0 Mg=103.0(29.39) Ca=164.0(28.35) Sr=0.8 Mn=0.1 Fe2=6.2 F=0.2 Cl=203.0(20.16) Br=0.4 SO4=286.0(20.94) HCO3=1020(58.83) H2SiO3=221.0 HBO2=8.1 HAsO2=0.3 CO2=1080 As=0.1 (H19.8.8) ※温泉利用状況=全ての項目において該当なし



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